はじめに
さっと書けて、すぐに消せる便利なホワイトボード。自宅でのちょっとしたメモや、オフィスでの情報共有のために、あるいは学校や塾で黒板がわりに…と、社会のさまざまな場所で使われています。マーカーの色も豊富で、黒板のチョークのように粉が出ないのも便利ですよね。
ちょっと待って!ホワイトボードってけっこう簡単に、自力できれいにできるよ。消えなくなる理由と対策を説明するね。
ホワイトボードを使っていると、
- 黒ずんできて、書いた文字が見えづらい
- 書いた文字がなかなか消えない
- 表面がザラザラして、きれいにしてもまたすぐ汚れる
ホワイトボードの汚れが消えない…その原因は?
買ったばかりのころは真っ白だったホワイトボード。文字もイレーザー(白板消し)でスッキリ消せていたのに、なぜ消えにくくなってしまったのでしょうか?主な原因は4つです。
原因①ホワイトボードの表面が汚れている
細かいほこりなどで表面が汚れたホワイトボードを使うと、そこにインクがしみこんで黒く目立ってしまいます。ひどい場合は乾いたインクとほこりが一緒になってこべりつき、ガンコな汚れになってしまうこともあります。
原因②ホワイトボードが劣化している
黒ずみが気になるからとゴシゴシこすったり、インクがかすれるペンで無理に書こうとしたり…。そんな使い方をしているとホワイトボード表面にほどこされた「コーティング」が傷つき、はがれてしまいます。コーティングがはがれると汚れやインクをはじけなくなり、消せなくなります。
原因③ホワイトボードマーカーが劣化している
マーカーが原因になることもあります。ホワイトボードに書いて数カ月間放置した文字、なかなか消えないですよね。これはマーカーのインクに含まれる成分「剥離剤」が蒸発してしまうため。同じことがマーカーの中にあるインクにも起こります。「このマーカーで書くとなんだか消えづらい」と感じたら、ぜひ新しいものに交換してくださいね。
間違えて油性マーカーを使っちゃった!どうやって消せばいいんだろう?
その場合も「剥離剤」をおぎなってあげれば、すぐ落とせるよ。
ホワイトボードマーカーと油性マーカーの違いは、剥離剤の有無です。ホワイトボードに誤って油性マーカーを使ってしまった場合は、油性マーカーの文字をホワイトボードマーカーで塗りつぶしてみましょう。剥離剤の効果で一緒に消せるようになります。
原因④イレーザーが汚れている
意外と盲点なのがイレーザー(白板消し)の汚れです。汚れたイレーザーでは文字をきれいにふきとれず、逆にインクを伸ばして広げてしまいます。交換するか、またはきれいに洗ってみてください。おしゃれ着用の洗濯洗剤や食器用洗剤などの「中性洗剤」で洗い、よく乾燥させれば元通り消せるようになりますよ。
次のページでは、きれいにする方法を具体的にご紹介します!
ホワイトボードに書いた文字が消えない!使いにくくてしょうがないし、もう買い替えるしかないのかな?