あみだくじとは
何かを決めるときなどに、よく使われるあみだくじはルールもかんたんで、小さなお子さんからご年配の方まで一度はやったことがあるのではないでしょうか。たくさんの人に親しまれ、知られているあみだくじですが、名前の由来や歴史など以外と知られていないこともあるんです。では、あみだくじについて紹介していきます。
あみだくじは海外では通じない
あみだくじは海外では一切通用しません。なぜなら「あみだくじ」を海外(特に欧米)のほとんどの方が知らないからです。海外では「おみくじ式」のくじ引きが一般的です。1つだけ、お隣の韓国にあみだくじがあることがわかっています。ちなみに韓国のあみだくじは「サダリタギ.サダリゲイム(はしごという意味)」といいます。
あみだくじの名前の由来
あみだくじの由来は?
あみだくじの歴史は以外と古く、室町時代にはすでにあったといわれています。今とはルールも形も違っていて、放射線の形をしていて横線もなし。何より賭け事の一種だったのが違うところですね。ちなみに現代のルールのあみだくじは江戸時代からだといわれていますが、定かではありません。では何故あみだくじというのかというと「阿弥陀如来」からきています。
阿弥陀如来の後光があみだくじの由来
あみだくじは「阿弥陀籤」と書くのですが、この「阿弥陀」は「阿弥陀如来」からきています。では、なぜ阿弥陀如来からなのかというと、阿弥陀如来の後光の形が初期のあみだくじの形に似ているからです。「極楽浄土」に導いてくれるとして信じられている阿弥陀如来は、庶民からの信仰も厚く、親しまれていました。そこからあみだくじといわれるようになりました。
あみだくじの作り方
ではここからは、あみだくじの作り方を説明していきますね。あみだくじはとてもシンプルなくじです。それこそ、小さなお子さんでもかんたんに作れます。ただ、手順を守らなければ公平性が保てないのがあみだくじです。では、しっかり手順を踏んで、公平性が保てるあみだくじを作りましょう。
あみだくじの作り方①人数分の縦線を引く
最初は紙に人数分の縦線を引きます。この段階では代表者が人数分の縦線を引きます。まだこの段階では特に注意することもないですが、後でトラブルにならないよう、参加人数を間違えないようにだけは気をつけてくださいね。ちなみに後に紹介しますが、この段階で主導権を握っておくと、あみだくじに勝つ確率が上がります。
あみだくじの作り方②当たりや順位を書いて隠す
人数分の縦線を引いたら、当たりや順位を書いて見えないよう隠します。紙の下を2~3回くらい折り曲げてしまいましょう。これくらいしておけば見えなくなります。こちらも後に紹介しますが、絶対に「当たり」を書く担当になっておきましょう。これであみだくじに勝つ確率が大きく変わります。
あみだくじの作り方③全員で横線を書いてくじを引く
ここまでできたら、ここからは参加者全員で横線を書いていきます。このときに、最初に横線を引くのは当たりを書いた人です。後は参加者全員がそれぞれ横線を入れていきます。後は順番に縦線の上に名前を入れて、くじ引きです。このとき、当たりを書いた代表者は最後に残った縦線を選ぶと公平性が保てます。
出典:写真AC