介護保険の住宅改修で注意すべき点
介護保険を使った住宅改修で介護リフォームを検討するときは必ずケアマネージャーさんや市区町村の担当窓口に相談して一緒にすすめます。行いたいリフォームの種類や本当にその改修が必要なのか、介護される人、介護する家族も安全に行えるようケアプランを作成してもらってから実施しましょう。
数社の見積もりを比較する
単純に手すりといっても素材、太さや長さなど違いでも価格が違います。使用する素材など、費用相場からかけ離れた金額にならないよう数社から見積もりを取りましょう。見積もりにありがちな「一式」を多用した見積もりは何が含まれているのか確認することも大切です。数社の見積もりを比べることで費用相場がわかりやくなります。
その場で契約しない
高齢者宅を狙った訪問販売による介護リフォームを装った必要のない工事をされ、補助金をはるかに上回る高額額を請求をされたニュースを耳にしたこともあるのではないでしょうか。独立行政法人国民生活センターでは契約する前のアドバイスとして下記のポイントをあげています。
契約する前のアドバイス
- 訪問販売も含めて、その場で契約しない
- 工事の依頼については、手間と時間をかけて支援の専門家を含めて十分に検討する
- 家族や身近にいる人が注視し、見たことのない人の出入りなどにも注意する
- 成年後見制度の活用も検討する
まとめ
住宅を介護リフォームするにあたり、できるだけ予算をかけないで行いたいのが実情です。そこで、介護保険の住宅改修制度を利用して段差解消のためのスロープや手すりの設置などに活用しましょう。事例を参考にどのような改修ができるのか、費用相場も含めてケアマネージャーさんに相談することも重要です。
出典:写真AC