消費期限切れで注意すべき食べ物まとめ一覧!1日〜3日なら過ぎても平気?

消費期限切れで注意すべき食べ物まとめ一覧!1日〜3日なら過ぎても平気?

食材を買い貯めているうちに、いつの間にか消費期限切れを迎えてしまうということが多々あります。今回は、消費期限が早い食べ物や、食べられる期間を伸ばす方法などを紹介します。消費期限切れで注意すべき食べ物を知って、冷蔵庫をかしこく運用しましょう。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.消費期限とは
  3. 3.消費期限内に消費すべき食べ物
  4. 4.早めに消費したほうがよい食べ物
  5. 5.消費期限が書いていない食べ物
  6. 6.消費期限切れが近いときの対応法
  7. 7.まとめ

はじめに

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大容量の冷蔵庫が広く普及していることもあり、一度に買う食べ物の量も増えがちという家庭も増えています。気づいたら、買い貯めていた食材の消費期限が切れていた、ということよくあることです。そんなとき「消費期限の切れた食材はいつまで食べられるの?」と疑問に思うこともあるでしょう。期限を過ぎてどれくらいなら食べられるのか見てきましょう。

消費期限とは

消費期限とは「期限が過ぎたら食べないほうがいい」期限のことです。英語では「use-by date(その日までに使う)」と表現されます。消費期限以内であれば安全に食べられますが、消費期限を過ぎたものは廃棄が原則です。お弁当やサンドイッチ、惣菜などに表示されることが多いです。

消費期限はどうやって決めている?

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すべての加工食品は、その製品の特性にあわせて「期限表示」をしなければいけないと定められています。期限表示とは「賞味期限」または「消費期限」のことを指します。食品の製造者が保存条件(状態や環境)などを元に、色や匂い、硬さや微生物などを調べ、試験をして決定しています。

消費期限切れの食品はどうなる?

消費期限切れの食品は、食べずに廃棄するのが原則です。指定された日までは安全に食べられますが、期限を過ぎたものは食べずに廃棄してください。もし、腐っていたものを食べてしまった場合、食中毒など体へ悪影響を及ぼす可能性があります。

賞味期限との違い

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期限表示には「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。消費期限と賞味期限との違いを見ていきましょう。

賞味期限とは

賞味期限とは「美味しく食べられる期限」のことです。英語で表すと「best-before(期限の前に使うのがよい)」です。その期限を過ぎたとしても、風味や味を損なう可能性だけで食べられなくなるわけではありません。1週間程度であれば期限を過ぎても大丈夫な場合が多いです。

賞味期限と消費期限の違いは?

消費期限は早く食べたほうがいいものに表示されますが、賞味期限は劣化が比較的遅いものに表示されます。そのため、消費期限は年月日(例:20年5月30日)で記載されます。しかし、賞味期限は3カ月以内であれば年月日ですが、3カ月以上保管が可能である場合は年月(例:20年5月)だけの記載です。

消費期限内に消費すべき食べ物

①コンビニ弁当

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コンビニ弁当は購入当日の消費が大前提です。

コンビニ弁当に限らず、弁当は基本的には当日中に食べるのが大前提で作られています。そのため、早めに食べましょう。お弁当の中には、消費期限を1日過ぎていても食べられる食品もありますが、傷みやすい食べ物が入っており、そこから全体に広がる可能性もあります。消費期限切れの弁当は廃棄しましょう。

傷みやすいものは避けて

弁当の一部が腐り始めてしまうと、ほかの食べ物も腐りやすくなってしまいます。そのため、しばらくあとで食べるつもりで弁当を購入する場合は、腐りやすい生もの、煮物、炊き込みご飯や卵が入っているものはできるだけ避けてください。そうしたものが入っている弁当を保管する際は、先に取り除いておくとよいでしょう。

食べる場合は必ず加熱調理を

もし、消費期限切れして間もない弁当を食べる場合は、電子レンジで温めるなど、必ず加熱しましょう。また弁当に入っている食材は、食卓のアレンジ料理としても使えますね。揚げる、煮る、焼く、炒めるなどの工夫をすればおいしく食べられます。

②豆腐

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消費期限を過ぎたら必ず廃棄しましょう。

豆腐は消費期限の当日中に食べましょう。大豆に含まれるタンパクの成分は食中毒を引き起こす菌が繁殖しやすいため、1日でも消費期限が切れていたら危険です。パックが膨らんでいる、黄色くなっている、酸っぱい臭いがするなどの変化があれば廃棄してください。

加熱しても危険

消費期限切れの豆腐は、加熱調理をしても食べられません。菌自体は熱に弱いのですが、菌が発生する際の毒素は100℃で加熱しても毒性が残っており、それによって食中毒が引き起こされる可能性があります。消費期限が切れていたら廃棄しましょう。

③団子

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冷凍保存の際は空気が入らないようにラップをしましょう。

団子の消費期限は一般的に1日~2日間程度です。団子の材料であるもち米は、水を吸うともちもちした食感になりますが、時間が経つと水分が抜けて硬くなってしまい、美味しく食べられません。冷蔵すると餅が硬くなってしまうため、購入した当日中に食べましょう。

冷凍保存でいつまで食べられる?

当日中に食べ切れない場合は、冷凍保存しましょう。串ごとに1本ずつ空気が入らないようにピッタリとラップをしてください。みたらしやあんこなどどの種類でも保存可能です。できるだけ1週間~2週間程度で食べきるようにしましょう。

④牛乳

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開封後の牛乳は、2日~3日が保存の限界です。

開封すると空気中の細菌が入ってしまうため、期限表示は無効になります。栄養分が豊富な牛乳は、菌も繁殖しやすいため開封後は2日~3日で飲みきりましょう。また、注ぎ口に直接口をつけて飲むと牛乳に細菌がうつってしまうため、コップに注いでから飲んでください。

消費期限切れの牛乳は飲まないで

ドロドロになっている、変色している、においが変わっているものは廃棄してください。しかし、見た目が変わっていないからといって消費期限が切れたものを飲むのも危険です。においではわからない細菌が潜んでいる可能性もあるため、飲まずに廃棄した方がよいでしょう。

⑤ヨーグルト

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フローズンヨーグルトにしたり、カレーの隠し味に利用したりするなど、アレンジした使い方をしましょう。

ヨーグルトは発酵食品のため、未開封であれば期限が切れていても食べられる可能性が高いです。ただし、異臭がしていたり、見た目に変化があったりする場合はすぐに廃棄しましょう。また、開封済みのものは期限に関係なく2日~3日で食べるのがベターです。

ヨーグルトのアレンジ方法

消費期限が近くてたくさん消費したい場合や、見た目は大丈夫そうでも消費期限切れのヨーグルトを食べるのは不安という場合はアレンジして使いましょう。はちみつや牛乳を加えて冷凍すればフローズンヨーグルトに、カレーの隠し味や肉を柔らかくする下準備にも使えます。

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早めに消費したほうがよい食べ物

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