部屋の壁のペンキ塗装の方法【実践編】
手順①壁にペンキを塗っていく
養生が終わったら、いよいよペンキを塗っていきます。壁に色を塗るとき、どれだけ気を付けていても衣服などについてしまうため、汚れてもよい服装でとりかかってください。100円ショップで手に入るレインコートを着てビニール手袋をつけて作業すると、ペンキの汚れも気にならずペイントしやすいです。汚れてもよいぞうきんなどを手元に置いておきましょう。
ペンキをよく混ぜてバケットに入れる
ペンキを上下に4~5回大きく振り、よく混ぜてからフタを開けます。フタを開けるときはマイナスドライバーを隙間に差し込み、少しずつ一周させると開けられます。そのとき、勢いよくフタを飛ばさないように注意してください。フタを開けたら、さらに木の棒でペンキをよくかき混ぜます。ムラにならないようにしっかりとかき混ぜてください。
隙間など塗りにくいところを先にハケで塗る
ハケの毛先にペンキを2/3ほどつけ、細かい所や境目にちょんちょんとペンキを置いていきます。ペンキが乾かないうちに、ムラにならないよう注意しながら素早く伸ばします。窓や床の境目、コンセント周りなど細かいところもふちどるように塗ってください。小さめの入れ物にペンキを入れて作業すると塗りやすいでしょう。
ローラーで大きい面を塗る
広い面はローラーで塗ります。網付きのバケツを使う場合、ローラーに網の跡がつかないよう気を付けてください。ローラー全体にまんべんなくペンキをつけたら、壁の左側から塗っていきます。上から下へ、Nの字を書くように右にずらしていきます。最初ムラになってしまっても、二度塗りのときに修正できるため気にすることはありませんよ。
手順②ペンキを乾かして2度塗りする
ひととおりペンキが塗れたら、乾かします。季節や天候によって時間は変動しますが、1時間程度を目安に乾燥させてください。壁を乾かしている間、バケット全体をビニールで覆って、使っていたペンキが乾かないように気をつけましょう。壁が乾いたらもう一度ペンキを塗ります。ムラになっている所がないか気を付けながら重ね塗りをしましょう。
手順③マスキングテープをはがす
ペンキの重ね塗りが終わったら、もう一度乾かします。マスキングテープとマスカーはペンキが完全に乾ききる前にゆっくり丁寧に剥がしてください。壁がしっかり乾くまでは触れないように「ペンキ塗りたて」と張り紙をしましょう。ペンキが完全に乾いたら、壁のリフォームは完成です。使い終わった道具はすぐに水に浸して洗ってください。汚れてしまった床などは水でふき取っておきましょう。
部屋の壁にペンキを塗って模様替えを楽しもう
部屋で大きな面を占める壁の色が変わると、部屋のイメージはガラッと変わります。DIYをするメリットは、業者に頼むより値段がリーズナブルにすむだけでなく、自分でやることで部屋に愛着がわきます。家族や友人と楽しみながら自分たちでペイントすれば、よい思い出にもなります。壁紙の上から塗れば思っているより簡単にリフォームできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 1
- 2
出典:Pexels