紙袋はあまりがち
買い物をしたさいに商品を入れて渡される紙袋を「いつか使うだろう」「友達に何か渡すときに必要だから」とつい残してしまい、収納スペースが紙袋に占領されてはいませんか。邪魔ではあるものの、推しブランドの紙袋ほど処分に悩みます。その余った紙袋に少し手を加えるだけで、おしゃれかつ実用的な収納に大変身します。自宅に眠っている紙袋を再利用しましょう。
紙袋の選び方
紙袋はお得感・保存性・耐久性も大事ですが、収納にリメイクして気持ちがよいと思えるものがよいです。ご自宅のインテリアに映える紙袋の選び方についてご紹介していきます。
まずは断捨離
紙袋を収納にカスタマイズするまえに「使うもの」「使わないもの」をはっきりさせて紙袋の断捨離をし、必要なものだけ残しましょう。収納として選ぶべき・使える紙袋は下記です。
- 頑丈な紙袋
- 柔らかい素材の紙袋
頑丈な紙袋
頑丈な紙袋は、おもに見せる収納に役立ちます。何より自己表現にますし、素材がカチッとしているため「きちんと感」を出せます。また保管するにも耐久性が高いです。出し入れの頻度が高い収納は頑丈な紙袋を選んだほうがよいでしょう。
柔らかい紙袋
柔らかい紙袋はおもに引き出しなど収納スペースの仕切りに利用するとたいへん重宝します。形を自在に変えられると、紙袋が邪魔をして引き出しが閉まらないというモヤモヤを防げますし、来客時に引き出しを開けたときもすっきりしていて見た目がよいです。素材を同じものでそろえて何が入っているかラベルを貼っておくことをおすすめします。紙袋が劣化したら、また同じ店のものを収納にすればよいだけ、収納にかける予算は0円です。
高さを揃える
高さがそろっていないと散らかったイメージを与えます。同じ場所に置くものは高さを揃えるようにしましょう。また、上部の折たたみ方や使用する小物を統一するのも大事です。ちょっとした工夫でお店のような収納を演出できます。
テイストを合わせる
どんなにおしゃれでいろいろな場所に使える紙袋でも、テイストがそろっていないと散らかったイメージを与えます。紙袋のテイストはもちろん、ご自宅のインテリアに合うデザインの紙袋を選ぶようにしましょう。
使える場所を考える
洗面所などの水回りとリビングとでは使える紙袋が変わってきます。リビングはどのような紙袋でも耐久性を保てますが、湿気がこもる洗面所には柔らかい素材の紙袋収納は使えません。また、清潔に保たれていたとしても、靴などを入れて持って帰った紙袋を食品収納にしないなど、収納にカスタマイズする前に考えることをおすすめします。用途に合わせて使い分けましょう。
頑丈に加工する
柔らかい紙袋であってもすぐに傷んでしまうのは使い勝手が悪いです。いちばんに傷みだすのは取り出し口、その部分を頑丈にすれば紙袋の耐久性はグンと上がります。たたみ方は下記です。
- 取っ手部分を取り除く
- 上部を紙袋の内側に折り込む
紙袋の活用アイデア
紙袋はアイデアしだいでいろいろな収納に活用できます。0円収納とはいっても、お気に入りの紙袋ですので、なるべく長く使用したいです。紙袋収納の耐久性を上げるポイントとしては、使用場所や用途に合わせて使い分けるようにしましょう。
①小物収納
生活感が出てしまう小物や見られると都合の悪いもの、例えばトイレなら生理用品や芳香剤(置くタイプ)です。日ごろ持ち歩くには使い勝手が悪いけれど捨てられない紙袋を、小物収納に活用しましょう。ふたを開けておくと芳香剤の役割もきちんと果たせます。
②野菜の保存用
柔らかい素材の紙袋は野菜の保存にも優れた能力を発揮します。形を自在に変えられるのはもちろん、野菜室の汚れを予防したり、通気性があるため野菜を長く保管できたりします。湿度を保つためには、長めの紙袋を使用し蓋を閉じるとよいでしょう。
③狭い場所での収納
洗面所などスペースに限りがある場所は紙袋が大活躍します。上記画像の紙袋は防水加工されているので、多少濡れた手で触っても悪くなりません。水回りに紙袋収納を使用するさいは耐水性のある紙袋を選びましょう。
④用途ごとの保管ボックス
学校関係の書類や子供に「捨てないで」と念押しされる作品など、失っては困るものを家族ごと・カテゴリーごとに分けて収納するボックスを作っておくと、自分が片付けなくても家族が決まった場所に保管するようになるのでおすすめです。上記は実用的な使用方法ですが、紙袋の取っ手を取り除いてそこにリボンを通してたたみ方を変えるとインテリアにもなります。
⑤おしゃれ収納
お気に入りの紙袋を花瓶代わりにしたりあえて見せる収納として活用したりするのもおすすめです。花を飾る場合は保水・水漏れ処理をしてから紙袋に入れてましょう。紙袋の取っ手を活用して壁掛けにするのもすてきです。
紙袋収納実例集
ここからはぜひ真似したい、おすすめの実例をご紹介します。ベーシックに保存ボックスにする方もいれば、生活スタイルに合わせてリメイクしている方もいて、たいへん面白いです。
いつも使うものを当たり前に置く
パン屋などでもらう茶色で無地の紙袋にお好みのスタンプを押したり、たたみ方を少し工夫したりするだけで、おしゃれ収納に早変わり、即実践できるアイデアです。生活臭漂うものを紙袋にまとめてさりげなく置くだけですが、使い勝手が抜群でおしゃれな収納になります。
普段使わないものは上に
普段使用しないものはデッドスペースになっている上部に紙袋に入れて収納します。紙袋に入れることでアイテムの汚れや劣化を予防できますし、つかみやすいのもよいところです。カテゴリーごとに収納すれば出し入れもスムーズ、見た目もよいため暮らしていて気持ちがよいです。
家具の一部に
「紙袋がうちの家具です」と言わんばかりに存分に活用されたおしゃれ収納です。テイストを合わせれば安っぽさやしつこさもありません。この方はプリントを統一されていますが、パソコンなどで加工をするのが苦手な方は、紙袋に同じスタンプを押して統一感を出すのもよいでしょう。
クローゼットにお気に入りを
クローゼット収納にお気に入りの紙袋を利用することで片付けも楽しくなります。模様替えは季節ごとに紙袋を前後に移動するだけ、バッグや帽子を大きめの紙袋にまとめると整理がしやすいのでおすすめです。
たたみ方で気分を上げる
ただ折り曲げるだけでもおしゃれですが、シールを貼ったりリボンを用いたり、少しアレンジするだけですてきなインテリアになります。ただの紙袋をこれくらいクオリティ高くカスタマイズすれば誰も生活臭漂うものが入っているとは思わないでしょう。
取り出しやすい収納
前項で小物を隠す紙袋収納をご紹介しましたが、こちらは使い勝手重視です。紙袋に穴を開けて、ナプキンを取り出しやすくしています。真っ白は清潔感がありますが、柄のある紙袋を用いたりお好みのシールを貼ったりしてもよいでしょう。生活感が出やすいティボックスケースも、同じように紙袋に穴を開ければ作れます。取っ手部分を使えば壁掛けにもでき便利です。
紙袋をボックスに加工
紙袋を収納ボックスにカスタマイズされています。「カルトナージュ」といって、厚紙で箱を作って紙袋を貼っていくだけの簡単ハンドメイドです。ハイブランドの小物は買えば高価ですが、加工すれば0円です。好きなブランドの紙袋は溜まっていく一方で捨てられません。こうやって加工して再利用すれば、好きなものに囲まれた毎日を過ごせます。
まとめ
紙袋はそもそもものを入れるために設計されていますから、収納にたいへん適しています。推しブランドの紙袋こそ収納として活用するのにおすすめです。0円で作れる収納ですので、ご自宅に使い道に困っている紙袋があればぜひ作ってみてくだい。
出典:筆者撮影