賃貸で壁掛け時計をかける際の注意ポイント
壁掛け時計をかけたいと思ったとき、最もスタンダードな方法はフックピンを使用することでしょう。しかし、この方法では壁にピンの痕が残ります。一人暮らし用アパートやマンションなど、現状回復が必要な賃貸住宅など、できるだけ壁を傷つけたくない場合、状況に合わせた方法を知ることが必要です。
賃貸の壁にも種類があります
賃貸にも多いデザイナーズマンションやアパートは、景観をよくするために一部の壁がコンクリートそのままの場合があります。また、キッチンのタイル壁に壁掛け時計を設置したいという場合もあります。
壁の種類にあわせた方法で壁掛け時計を設置しましょう
粘着テープ、磁石、吸盤などフックを付けるために、さまざまなアイテムがあります。100均アイテムが使えることもありますよ。
賃貸なら「原状回復」に気を付けましょう
賃貸の住まいを引き払うとき、借主は原状回復に気を付けなくてはなりません。経時劣化を超える部屋ダメージは借主負担になり、退去の際に費用を支払わなくてはならなくなる場合もあるからです。
賃貸の借主の原状回復の範囲はそれぞれです
日焼けなどの経年劣化による壁紙張替えは貸主負担となる場合が多いのですが、しっかり穴をあけて下地ボードを傷つけた場合は貸主負担となる場合が多いようです。とはいえ、画びょう程度の穴であれば大丈夫なこともあります。住まいによって状況が異なるので、賃貸なら壁に対する借主の原状回復の義務がどこまでかをまず確認しましょう。
壁掛け時計の設置方法①ホッチキス
【壁掛け時計のかけ方】
- ホッチキスでフックを壁に設置する。
- フックに壁掛け時計をかける。
ホッチキスは、金属のピンで書類をまとめるための文房具ですが、こちらを使ってフックを壁に固定する方法もあります。ホッチキスは画鋲よりも針が細く、壁紙に差しても小さな穴しか開きません。退去の際、掛け時計を外しても穴が目立ち辛く、また針の長さも短いので壁に優しく、修繕費用を請求される心配が少なく済むのです。
必要アイテム①180度開くタイプのホッチキス
ホッチキスを使って壁掛け時計をかけるためには、壁にフックを押し付けながらプッシュする必要があるため180度開くタイプのホッチキスをご用意ください。本来の用途とは異なる使い方なので、専用の文房具メーカーのものではない100均のものでも大丈夫ですよ。
必要アイテム②ホッチキス専用フック
180度開くタイプのホッチキスと合わせて必要なのが、ホッチキスの針でも設置できる薄手のフックです。こちらのフックは薄手なだけでなく、ホッチキスの針を打ち込むための穴が上部に3列ついているため複数の針で壁にフックを固定でき、安定感があります。
それでは、身近なアイテムを使ってできる壁掛け時計のかけ方をご紹介します。