野菜室の収納アイデア5選!冷蔵庫の部屋別の特徴や機能も併せてご紹介!

野菜室の収納アイデア5選!冷蔵庫の部屋別の特徴や機能も併せてご紹介!

野菜室の中に適当に野菜を収納していませんか?野菜にとって一番いい場所で保存してあげるとそれだけ鮮度を保つことができ、そしてごちゃまぜの冷蔵庫をすっきりさせることができます。今回は冷蔵庫の機能をご説明しながら野菜室を整理、収納する方法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.冷蔵庫内の部屋の種類と機能
  2. 2.野菜室ではなく冷蔵庫にいれるべき野菜
  3. 3.野菜室で保管をする際に注意が必要な野菜
  4. 4.野菜を劣化させやすい食べ物
  5. 5.野菜室の収納アイディア5選
  6. 6.野菜室の収納アイデア①
  7. 7.野菜室の収納アイデア②
  8. 8.野菜室の収納アイデア③
  9. 9.野菜室の収納アイデア④
  10. 10.野菜室の収納アイデア⑤
  11. 11.まとめ

冷蔵庫内の部屋の種類と機能

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皆さんはご家庭の冷蔵庫をきちんと使い分けていますか? 冷蔵庫とチルド室、冷凍室、野菜室というようにそれぞれゾーンがもうけられていて、適材適所に収納することで食材がよりおいしくより長持ちします。まずはそれぞれのゾーンの使い方や機能の違いを確認して、その後、整理整頓へと進みましょう。

①冷蔵庫

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まず、冷蔵庫は一番上にあり、一番広くてありとあらゆる使い方ができる場所です。温度は約2~5度に設定されており、残り物や普段使う調味料や卵などオールマイティーに収納できる場所です。ですが、使い勝手がいいからとぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと冷気が全体にいきわたらなくなるので、光熱費が高くなります。ですので、適度にスカスカにしておくのが、管理のコツともいえます。

②野菜室

野菜室は冷蔵庫によって違いますが、真ん中や下の方に位置しています。そして、「野菜の部屋」というだけあって野菜の保存に適した、あるいは長持ちさせやすい場所になっています。まず、設定温度は冷蔵庫の中では高め約2~7度です。この理由としては、キュウリやトマトなどの夏野菜には低温が向かないからです。ですので、夏野菜も普通の野菜も一緒に保存しやすいように、冷蔵庫の中では、設定温度は高めの部屋になっております。

野菜室のメリット① 野菜の老化を遅らせる

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野菜は生き物ですので呼吸をしています。日の当たるところでは野菜が多く呼吸をし、呼吸が多ければ多いほど老化してしまいます。野菜室内では、野菜の呼吸を少なくすることができ鮮度を保つことができるので、野菜を長持ちさせたいのであれば、野菜室に入れておくのが良いでしょう。

野菜室のメリット② みずみずしさを保てる

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上記の通り、野菜室は湿度が高め(7度くらいまで)に設定ができますが、これも野菜の鮮度を保つために大切な機能の一つです。湿度が高いと葉ものなどはよりみずみずしく保存できます。最近では、高湿度のものも出ており60%〜90%位の湿度を保てるものもあります。(ほとんどの野菜に適した湿度は90%ですので、野菜をより長持ちしやすい環境を整えています。)

③チルド室

チルド室は一番上の冷蔵庫内にあることが多く、温度は約0~2度です。チルドとは英語で冷却するという意味で、冷凍庫とは違い、ぎりぎり凍らない温度を保てる場所で、すぐに鮮度が落ちる食材の保存に向いています。例えば、ハムやベーコンなどの加工食品や、生鮮食品や納豆などの発酵食品はチルド室で保存すると良いでしょう。

チルドとパーシャルの違いとは?

最近では、チルド室とパーシャルを切り替えられるような冷蔵庫も出ています。チルド室とパーシャルは凍るか凍らないかの違いがあり、食品が凍らずすぐに常温で使いやすいのがチルド室で、微凍結しより長く保存できるのがパーシャルになります。

④冷凍室

冷凍室は、冷蔵庫の真ん中か一番下にあるケースが多いでしょう(どちらかが冷凍庫でどちらかが野菜室という形)。一般的に、冷凍室の温度は−17度に設定されています。その名の通り、食品を冷凍させることで長期保存ができるほかに、食品の細胞を壊すので、味がしみこみやすくなるメリットがあります。例えば、きのこ類は冷凍するとうまみが増すので、野菜室よりも冷凍室に入れておくほうがおすすめです。

野菜室と冷凍庫の位置

ところで知っているでしょうか? 最近の冷蔵庫は野菜室と冷凍庫の位置を変えることができるものも増えてきています。野菜室が真ん中の方がいいとうニーズにも冷凍庫が真ん中がいいというニーズにも対応でき、小さい子にもお年寄りにも使いやすい冷蔵庫が誕生してきているわけですね。

野菜室ではなく冷蔵庫にいれるべき野菜

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では、続いて冷蔵庫に入れるべきもの・野菜室にいれるべきものの振り分けをしていきましょう。野菜室の入れるべきものは先ほどご説明した通り、もちろん野菜類ですが、実は野菜室ではなく冷蔵庫にいれた方がいい野菜もあります。簡単に2つご紹介します。

①カット済みの野菜

カットされている野菜は冷蔵庫にいれましょう。自分で切った残り野菜はもちろん、もともとカット野菜としてパックされて売られているものも冷蔵庫がおすすめです。なぜなら、カットされた野菜は傷みが早く、より温度の低い冷蔵庫の方が長持ちしやすいからです。1/4にカットされたかぼちゃなども、種の部分から傷みやすく、湿気に弱いので、こちらも種やわたをとって冷蔵庫にいれる方がおすすめです。

②もやし

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もやしも傷みが早い野菜であり、一般的なもやしの賞味期限は約2日しかありません。もやしはとても繊細な野菜で、常温にも弱いため冷蔵庫が一番適しています。それでも、賞味期限が延びるわけではないので早めに食べきることをオススメしますが、もし少しでも長めに保存したいのであれば、タッパーにもやしをいれて水をかぶるまでいれて冷蔵庫で保存すると長持ちします。この時、水は毎日変えた方がよいでしょう。

野菜室で保管をする際に注意が必要な野菜

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ここまで、野菜室は野菜の保管に適した部屋だと説明しましたが、例外的な野菜もありますので代表的なものを3つご紹介します。熱帯の地域で育つ野菜や夏野菜は、寒さに弱く、ビタミンなども失いやすくなりますので、できるだけ野菜室ではなく冷暗所で保存するのがおすすめです。

冷暗所とは

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冷暗所とは1~15度の日の光が当たらない場所のことです。これなら冷蔵庫も当てはまるのでは? と思うかもしれません。確かに当てはまりますが、夏野菜はとにかく「寒い」のが苦手です。また野菜室の「湿度」を苦手とする野菜もあります。

じゃがいも

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野菜室は湿気が多い場所です。ですので湿気を嫌うじゃがいもはそのまま保存するにはあまり向いていません。基本的には、冷暗所(日の当たらない暗い場所)での保管が一番ですが、野菜室を冷暗所として使うのであれば、新聞紙に包んでしまいましょう。この時、土は落としておきましょう。買ったときに袋に入っている場合は、湿気で傷みやすくなるので、袋から出しておいた方が無難です。ちなみに、生のままで冷凍庫に入れると食感が悪くなるため、そのままで入れるべきではない食材です。

玉ねぎ

Photo byCouleur

玉ねぎも、実は、野菜室に入れてはいけない野菜です。湿気が多ければ多いほど傷みやすい玉ねぎですが、先ほども紹介したとおり、野菜室は冷蔵庫と違い鮮度を保つために湿気が多いので、玉ねぎの保存には向いていないのです。玉ねぎは寒さにも弱く基本的には常温保存が向いていますが、夏場の湿気が多い時期は、新聞紙にくるんで乾燥させやすい冷蔵庫に保存した方が長持ちします。

きゅうり

フリー写真素材ぱくたそ

きゅうりも湿度が苦手です。そのまま野菜室に放り込んでしまうとすぐに腐りますので入れてはいけない食材です。きゅうりはキッチンペーパーで包み、さらにラップを巻いて湿気から守りましょう。冷蔵庫に入れる際は立てて保存してあげるとより持ちがよくなります。

野菜を劣化させやすい食べ物

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食材の中にも野菜を劣化させやすい食べ物が存在します。劣化させるということは成長を早めるということなのでメロンやキウイなどの追熟には向いている場合もあります。ですが保存という点においては、野菜がすぐにおいしい状態でなくなるということなので一緒に入れておくことはあまりおすすめしません。そんな食材を3つご紹介していきます。

①りんご

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りんごは野菜室に一緒にあると野菜が早く腐りやすくなる食べ物です。独自にエチレンというガスを発生させます。これは「成長ホルモン」と言われており、野菜を成長させるため早く老化させます。ですので出来るだけ野菜と一緒にいれることを避けるか、ジップロックなどの袋に入れておくのがベストでしょう。

②ブロッコリー

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ブロッコリーもエチレンガスを出します。ですのでブロッコリー自体あまり日持ちがしません。生のブロッコリーであればポリ袋に入れて立たせて保存しましょう。花蕾の部分はすぐに黄色くなり栄養価が落ちやすい部分です。出来るだけすぐに食べきるか2日位たってしまうようであれば一口大に切って冷凍してしまいましょう。

③ピーマン

フリー写真素材ぱくたそ

野菜の中でもピーマンはこのエチレンガスをだす野菜なので実はそのままで入れてはいけない食材なのです。こちらもりんご同様、野菜室に入れるときはジップロックなどの袋に入れて保存するのがよいでしょう。もうひと手間加えるのであればひとつひとつ新聞かラップにくるみましょう。そうすることでもちがよくなります。

野菜室の収納アイディア5選

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それでは、最後に野菜室の中をきれいにする収納アイディアをご紹介します。それぞれ少しの違いで劇的に使いやすくなりますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

野菜室の収納アイデア①

アイデア①紙袋収納

野菜室収納で最近特に人気なのがこの紙袋収納です。インスタではスタバや無印良品などの茶色い紙袋がマルシェのようで可愛くインスタ映えすると人気です。ですが収納用の紙袋というよりは基本的にはいらない紙袋でOKです。小さめの野菜の整理には茶封筒も活躍します。

紙袋を使うメリットは?

Photo byulleo

一番のメリットは汚れたり大きさが気に入らなければ気軽に取り換えられるという点です。りんごやじゃがいも、玉ねぎなどの転がりやすい食材もスマートに保存でき、冷気からも守ることができます。いらない紙袋でいいので機能的でありながらお金もかからず経済的です。

野菜室の収納アイデア②

アイデア②ケース収納

二つ目はケース収納です。こちらもインスタグラムで人気です。ケースは100均に売っているものが種類も豊富で安いと人気です。色も豊富なので好きな色を組み合わせることができますし、しきりがあるタイプを選べば食材の大きさに合わせてぴったり収納することができます。ケースをうまく組み合わせてシンデレラフィットするものを見つければよりすっきり感が増します。

ケースを使うメリットは?

Photo by GEEK KAZU

ケースのメリットとしては一度お気に入りの配置を決めてしまえば崩れることなくずっと使い続けることができる点です。汚れも洗えばきれいになりますので、いつも定位置に同じ野菜を置くことができ在庫管理も楽になります。

野菜室の収納アイデア③

アイデア③ブックスタンド収納

こちらはブックスタンドを仕切って収納しています。野菜室の中を仕切るには適役ですし、しきりの高さがある分、量をいれてもしっかり分別できるのもいいところです。ちなみにブックスタンドは冷凍庫収納でも使われやすく冷凍食品を立てて収納できるのできれいに収納することができます。おうちの冷蔵庫に合うサイズの商品をひとたび見つければ野菜室も冷凍庫も一気にきれいにすることができますね。

ブックスタンドを使うメリットとは?

ブックスタンドを使うメリットは野菜を立てて収納できるという点です。野菜は畑にあった形のまま保存しておく方がより長持ちしますので、ほうれん草などは立てて保存する方がよいのです。

野菜室の収納アイデア④

アイデア④新聞紙収納

こちらは新聞紙で箱を折って利用したものです。折り紙で箱を折るような感覚で新聞紙で箱を作ります。新聞紙は野菜を冷気から守るのに最適ですので夏野菜などの冷気に弱い野菜に向いています。使い方としては中に野菜をいれて、さらに新聞紙でふたをすると効果的です。

新聞紙を使うメリットは?

新聞紙を使うメリットは新聞紙が野菜の水分を吸収してくれる点です。湿気に弱いじゃがいもや玉ねぎはなるべく新聞紙にくるむべきですがひとつひとつくるむのは大変です。この箱はその手間が省けるのでぜひマネしたいアイデアです。

野菜室の収納アイデア⑤

アイデア⑤野菜収納袋

こちらはおしゃれな野菜収納袋で整理してあります。こちらでは10枚500円とプチプラなのでコストパフォーマンスもよく、袋の底にマチがあるのでじゃがいもなどの丸い野菜も収納することができます。自立するところも使いやすいポイントですね。

野菜収納袋を使うメリットは?

野菜収納袋の一番のメリットはおしゃれに野菜を収納できる点です。おしゃれでありながら、汚れたらすぐに取り換えることができるので衛生的ですしインスタ映えすること間違いなしです。

まとめ

使いやすい冷蔵庫は野菜もおいしく保存できる!

Photo by089photoshootings

野菜室の整理は少し面倒なイメージがありますが、野菜が実っているときの姿を思い出したりすだけで最適な保存法方が見えてきやすいですし、家にあるものでお金をかけず収納もできます。少しの工夫で美味しい野菜を食べることができますのでぜひ冷蔵庫整理にチャレンジしてみてくださいね。

pontkanat
ライター

pontkanat

少しでもお役に立てたらうれしいです♪

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