おもちゃの収納どうしてる?
子供がいる家庭では、子供部屋や共有スペースであるリビングにおもちゃを置く傾向がみられます。いざ、お片付けの時間になると嫌がったり、いくら片付けるように促しても片付け方を始めなかったりと、ママのイライラが募るようになってしまう家庭もあるかもしれませんね。大人がイライラする前に、お片付けのコツを見出すとともに、整理方法を見直してみませんか。
子供がおもちゃを片付けられない理由
ちょっとだけ子供の気持ちに戻って、なぜお片付けができないか考えてみましょう。自分自身の子供時代を振り返ってみると、腑に落ちる部分もあるかもしれません。わが子を動かすコツをみつけるためのヒントと位置づけてみてはいかがでしょうか。
ママがいつも怒っているからお片付けが怖い
悪循環に陥っている可能性が高いのですが、おもちゃを片付けないことに対してママが怒るから、片づけができないというケースも考えられます。片づけをすればママも怒らないという考えに至らないのが子供です。ちょっとのコツで子供のやる気スイッチを入れることもできますので、ママ自身も片付けないことに対して怒ることは、得策とは言えません。
ママが決めた「置き場所」を覚えられない
すっきりとお片付けがしやすいように、ぬいぐるみや人形などそれぞれのおもちゃの入れ物や置き場所を指定する方法もあります。けれど、子供にとってはその仕分けの規則性がわからない、置き場所が覚えられないといったこともあります。また、気分によって「この入れ物にはぬいぐるみを入れたくない」ということもあり、置き場所が定まらず逆にごちゃついてしまいます。
興味があっちこっちに移ってしまう
子供は移り気な気質と、注意力が散漫な部分も見られます。一つのことに集中できず、おもちゃの次は絵本、おやつにテレビ、晩御飯というようにあっという間に時間が過ぎてしまいます。これは、女の子・男の子は関係ありません。大人にもよくある話ではないでしょうか。ここからお片付けをしようと言われても、特に小さい子供にとって難しいことだといえます。
一人でお片付けしたくない
大人になれば、嫌なことや面倒なことも一人で引き受けなければならないし、むしろ一人のほうが心地いいという場面もあるかもしれません。小さい子供の場合、お片付けに代表される嫌なことや面倒なことは一人でしたくないという気持ちが大きいのでは。幼稚園や保育所では、みんなでお片付けをする場面のほうが多いので、腑に落ちないということもあるかもしれません。
使いたいおもちゃがなかなか見つからない
使いたいおもちゃを探すために大量に入ったおもちゃケースをひっくり返した結果、収拾がつかなくなってお片付けができなくなってしまう場合があります。特に一個のおもちゃケースに投げ込み収納をしている場合に多いようです。ママが片付けるとすっきりと入れ物に収まるけれど、子供が片付けをすると入れ物からあふれてしまうという場合も要注意です。
「終わり」が苦手
なかには「終わり」が苦手という子供もいるようです。お片付け=おもちゃで遊ぶ時間はおしまいと関連付けられるため、それが嫌で片付けになかなか移行できないという場合も見られます。特に、女の子にその傾向があるようです。いつまでも自分が作り出した世界の中にいたいと、気持ちの切り替えに時間がかかってしまう女の子もいるようですね。
おもちゃの収納ポイント
お片付けの習慣づけは、なかなか難しい場合もあります。ちょっとだけ子供が自発的に整理収納をするための導きをしてあげることが大切です。一緒にお片付けをしたり、子供が取り出しやすい収納を心がけることを考えてみるとよいでしょう。
子供が片付けやすくなるおもちゃの収納ポイント
- おもちゃは少数精鋭にする
- まずは親子で片付ける工夫をする
- 片付けやすく取り出しやすい収納を工夫する