お風呂の残り湯を洗濯に活用できる?
それじゃあ、お風呂の残り湯を洗濯に使ってみるのはどう?洗濯ってたくさん水を使うし、毎日のことだから、水道代の削減につながるんじゃないかな?
えっ、お風呂の残り湯を洗濯に使うの?そんなことができるの?なんだか、汚くないかなぁ…?
お風呂の残り湯を洗濯に活用するのは節約に効果的なのでしょうか?今回は、お風呂の残り湯で洗濯する方法、注意点をご紹介します。残り湯で洗濯するなんてちょっと汚いのでは…?と感じる方もいるかもしれませんね。本当に汚れが落ちるのか、また、気になる雑菌、においについても解説します。残り湯での洗濯について、節約やエコの面からも考えてみましょう。
お風呂の残り湯を洗濯機に移す方法
お風呂のお湯ってどうやって洗濯に使うの?もしかして、バケツで運んだりするの…?
初めてお風呂のお湯を洗濯に活用してみようと思ったとき、戸惑ってしまうのはお湯の移し方ですよね。バケツや洗面器で移すのは重労働なうえ、お湯をこぼしてしまって仕事が増えてしまうことも…。お風呂から洗濯機へお湯を移すには、ポンプ付きのホースを使用します。ポンプ付きのホースは洗濯機購入時についているものもあれば、単品でも販売しています。自宅のお風呂から洗濯機へ十分届く長さのものを使用しましょう。
ポンプの使い方
風呂水用の給水口がありますので、そちらにポンプをつなぎ、反対側を風呂の浴槽につけておくと、自動で風呂水を組み上げてくれます。洗濯は洗いが1回と、すすぎを2回が基本ですが、設定で洗いのみを風呂水使用と設定しておくと、すすぎは自動的に水道からのきれいな水でしてくれます。ホースからの給水や洗濯自体はそれほど手間がかからないのですが、ホースの管理や片づけの手間を敬遠する方も多いようですね。
洗濯を残り湯ですると節約になる?
思ったよりも簡単に、残り湯を洗濯に使えそうね!でもいったい年間でどれくらい水道代が節約できるのかしら…?
果たして、お風呂の残り湯を使うことによって、本当に節約になるのでしょうか?洗濯にはたくさんの水を使っていますよね。ポンプだって電動だから電気代がかかるはず…。実際のところ、いったいどれくらいの金額の節約になるのか計算してみました。節約のために残り湯を洗濯に使ってみようと思っている方は、ぜひご自宅の洗濯回数や水道料金を参考に計算してみてくださいね。
節約になる
一般家庭での1回の洗濯(8kg)は、水100Lほどを使用します。全国平均で1Lは0.3円なので、1回の洗濯で30円ほどかかります。お風呂の残り湯を活用することで、年間で3,000~5,000円程度の水道代の節約になりますね。ただしポンプやホースを購入する費用が1,000~3,000円ほどかかり、ポンプの電気代も1回1円ほどがかかりますので、長期的なスパンで考えたほうがよさそうです。手間がかかることや節約の成果が出にくいことから挫折する人も多いですが、「ちりも積もれば山となる」ですね。
エコになる
たしかに家計の節約も大切だけど、残り湯を洗濯に使うということは、節水にもなるのよ。環境を守ることも、家庭から考えていかなくちゃね!
家計の節約になるだけでなく、節水になります。環境にもよいので、お風呂の残り湯を洗濯に使うのはとてもエコになりますね。お風呂の残り湯は他にもいろいろな場所の掃除やマイカーの洗車などにも使えますので、洗濯に使うのはちょっと汚いかも…と思う方でも、トイレ掃除やベランダ掃除なら気にせず使えそうですよね。
次のページでは、お湯の汚れや臭いについてと、残り湯で洗濯するときの注意点をご紹介します。
最近節約をがんばってるんだけど…水道代って高いよね。ちょっとでも節約できないかなぁ?