お風呂場の水垢汚れってなに?
お風呂洗剤で落ちない汚れ?では、お風呂の汚れがいったい何か、ご説明しましょう!
汚れの正体① 水垢
水道水のミネラルと塩素が原因の水垢
水道水は、貯水された天然の水が浄水場で処理されて各家庭に送られますよね。つまり、もとはCa(カルシウム)Mg(マグネシウム)Na(ナトリウム)K(カリウム)を含んだミネラルウォーターなのです!水道水が乾いたあと残る白いものは、これらのミネラル成分と浄水場で注入された塩素が結合した炭酸カルシウムが主成分なのです。
汚れの正体② 石けんカス
石けんと汗が混ざってできた金属石けん
湯船や風呂桶、固形石鹸おきの周りについた汚れは、金属石けん(=石けんカス)といわれるものです。石けんの主成分である脂肪酸ナトリウムが人の汗の主成分Ca(カルシウム)やMg(マグネシウム)水中の炭酸カルシウムと合わさってできます。水に溶けずに残ってしまう上、金属石けんはカビのえさにもなるので早めに対処したいですね!
お風呂場の水垢を落とすクエン酸
クエン酸ならトイレ掃除でつかっているわ!お風呂場の小物や湯船の水垢汚れに、どうしてクエン酸を使うの?
では次にどうして水垢がクエン酸で落ちるのか、そのしくみをご説明しましょう!
水垢・石けんカスの性質
水垢の主成分「炭酸カルシウム」と石けんカスの主成分「脂肪酸カルシウム」は、ともに強いアルカリ性です。風呂釜や風呂桶についたまま放置すると、頑固に固まってしまって、こすってもなかなか落ちませんよね。強くこすってしまうと、傷がついて余計に汚れが蓄積してしまうこともあります。
クエン酸で水垢が落ちるしくみ
クエン酸とは、その名のとおり酸性の物質で、レモンや食酢に含まれるすっぱい成分です。ドラックストアやスーパーで結晶状の粉末や水溶液として売っています。アルカリの性質を持つ水垢汚れをクエン酸を使って中和させることで、水垢が落ちる、つまり水垢の成分カルシウムを溶かす性質を持っているんですよ!
お風呂掃除でのクエン酸の使い方
お風呂の水垢汚れがクエン酸で落ちるというのがよくわかったわ!どんなふうに使うのがかんたんで続けられるのかしら?
とれない汚れが落ちると気持ちがいいですよ!それでは、クエン酸と家にあるものを使って水垢を取る方法をみてみましょう。
①準備
クエン酸スプレーを作っておくと、いろいろな掃除に使えてとても便利なんです!作り方はかんたん。水1カップ(200ml)にクエン酸小さじ1をまぜて、スプレーボトルに入れるだけ。おおよそ1か月以内には使い切るようにしましょう。
②鏡・ステンレスについた水垢の落とし方
クエン酸パックで水垢汚れを取る方法!
クエン酸パックが効果的な部分は、つけ置きできない壁・鏡などです。浴槽でのつけ置きができない場合もクエン酸パックに挑戦してみましょう。
次のページでは、クエン酸のつけ置きで綺麗にする方法を紹介するよ!
お風呂掃除は毎日してるのに、お風呂洗剤じゃ落ちない汚れがあるのよね~。