ステンレスシンクの魅力
突然ですが、台所の流し台はステンレスシンクですか?ステンレスシンクは熱・衝撃・汚れに強いうえ、いつもの台所をスタイリッシュに演出できるので、人気のある素材の一つですよね!新品で迎え入れたときはピカピカで水切れもよかったけれど、だんだん汚れやくすみが目立つように。お手入れの仕方や汚れの落とし方を間違えると余計に汚れてしまうかもしれません。
ステンレスシンクの汚れ
毎回の調理や食後の片づけで、油やたんぱく質のついたお皿を洗っている流し台は、汚れるのがあたりまえ。毎日掃除をしていても、食べかす・水垢汚れ・石けんカスは蓄積してステンレスシンクは雑菌の温床になっていきます。これらを放置すると、黒カビや白くなる水垢汚れ、くすみの原因になります。それでは、白くなる水垢やくすみの除去方法をステンレスにやさしい落とし方順に紹介しますね!
ステンレスシンクの磨き方①準備
三角コーナーなど流し台の付属品をすべて取り除いて、油汚れ用のマジックリンや食器用中性洗剤を塗布します。シンクの汚れやキズの程度は、水垢や油膜のくすみを除去してみないと判断できませんよね。
おすすめのスポンジ
柔らかいスポンジでこすり、お湯で流します。これだけでも少しきれいになったのではないでしょうか?
ステンレスシンクの磨き方②重曹
スチール缶のもらいサビ、コーヒーや茶葉のステイン、水滴のあとが白くなる軽度の水垢は重曹でかんたんに除去できます。
おすすめの重曹
汚れに水をかけ、重曹をつけたキッチンペーパーやウエス(布切れ)でこすると、みるみる落ちていきます。水垢はアルカリ性なのでクエン酸で中和して溶かし落とすこともできますが、つけ置き時間が必要です。他の汚れを落とすついでに研磨してしまうのがおすすめですよ。
ステンレスシンクの磨き方③ステンレスクリーナー
重曹で研磨しても落ちない流し台の頑固な汚れは、家庭でも使えるステンレス用クリーナーを使って磨く方法があります。乾いたステンレスシンクにクリーナーをかけて、ヘアライン(ステンレス表面の模様)に沿って磨いていきます。このときは丸めたラップを使うのが効果的です。酸性の洗剤なので、手荒れ予防の手袋を忘れずに!
おすすめのクリーナー①
フィスラー 洗剤 ステンレスクリーナー 021-001-90-001
参考価格: 1,360円
ステンレス調理器具を多く取り扱うフィスラーのステンレス専用クリーナーは、鍋だけでなく流し台にも使えます。洗剤でこすっても落ちなかった汚れを細かい粒子で研ぎ落とすので、傷がつきにくく、初めてクリーナーを扱う人におすすめですよ。
おすすめのクリーナー②
クリームクレンザーとして長い歴史を持つジフは、ステンレスよりも柔らかい研磨剤(天然成分カルサイト100%)を使うことで、傷をつけずに磨くことができますよ。ジフの強みは、その用途の多さです。キッチンはもちろん、浴室や洗面台まで使えるので、家中丸ごと掃除したい方におすすめですね。
おすすめのクリーナー③
お掃除サービスを展開しているダスキン。ステンレスクリーナー特有の臭いをおさえた、低臭タイプで安全性の高い洗浄剤がありますよ。スプレーして拭きとるだけという手軽さながら、ステンレスのくすみやムラを除去してくれる優れものです。納得いく、つや・輝きまで何度もスプレーして使えますよ。
ステンレスシンクの磨き方④スポンジ研磨剤
家庭でできる最終手段ともいえる、スポンジ研磨剤。研磨のグレードを汚れの程度に合わせて粗目から細目の順に磨いていくものですよ。汚れのたまりやすいシンクの角も、スポンジ研磨剤ならうまくフィット!もうだめかと諦めていたシンクも新品のように元通りになるでしょう。
おすすめできない磨き方
NG①強力な酸性の洗浄剤を使う
頑固な水垢汚れには、つい強力な洗浄剤を使いたくなりますよね。しかし、ステンレスシンクの水垢に対して強い酸性のトイレ用洗浄剤を使うと黒く酢焼けします。酢焼けしてしまったら、プロが研磨しないと落ちません。汚れの程度に合った洗浄剤を負担の少ない順に使うのがよいでしょう。
NG②表面の特殊な樹脂加工
最新キッチンのステンレスシンクは、目には見えませんが水や汚れをはじく樹脂成分がコーティングされているものもあります。研磨はもちろん、酸性・アルカリ性どちらの溶剤も使用禁止とされています。汚れがいったん落ちても、撥水効果が落ちたり、汚れがつきやすくなったりしますから注意しましょう。
NG③四方八方に磨く
ステンレスシンクの表面仕上げの種類を確認しましょう。鏡面・つや消し・バイブレーション・ヘアラインと様々ありますよね。ステンレスクリーナー(研磨剤20%アルミナ系鉱物)やスポンジ研磨剤で仕上げをするときは、少なからず表面を削るので磨き跡がつきます。鏡面仕上げのステンレス磨きは熟練のテクニックが必要ですね。
ステンレスシンクのお手入れ
ここまでの大掃除を終え、ピカピカになった流し台。本来、汚れに強い素材のステンレスは、水垢や油汚れを1日に1回除去できれば長い間きれいを保てます。ここからは、1日の終わりに行う台所の流し台掃除を3ステップのお手入れ方法で見てみましょう!慣れてしまえば、3分で済ませることができますよ。
ステップ①シンクを空にする
ステップ②洗剤で洗いお湯で流す
ステップ③水滴を拭きとる
まとめ
台所の流し台が白くなる水垢の落とし方や、くすみの落とし方、ステンレスシンクのきれいを保つ掃除方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?鏡面仕上げの水栓レバーはアルコールで拭くと輝きを取り戻せますよ。
おすすめのアルコールスプレー
自分では落とせない汚れは、無理せずプロに相談するのがおすすめです。自宅の流し台に合った磨き方をぜひ試してみてくださいね!
シンクを掃除するために、小物をよけます。小物類もできるだけ減らすと毎日の掃除がしやすいですよ!