ティッシュを洗濯機で洗ってしまった
世の皆様が日々の汚れを洗濯機の力を借りつつ、すっかり綺麗にしようとおこなう洗濯。普段から気を付けていても忘れた頃についついやってしまうのが、ティッシュを入れたまま洗濯をしてしまうというケアレスミス。ちょっとした忘れ事なのに、洗濯物は壊滅的な被害になってしまっています。
ティッシュを洗濯機で洗うとこうなる
こちら、実際にティッシュを一緒に洗濯してしまった事で、ティッシュカスまみれになったズボン。
おおお。なかなか派手にやってしまったようじゃな。でも大丈夫、取り方はきっと沢山あるはずじゃ。
でも、どうすればいいのかしら?どこから対処したらいいのかもわからない。こんなにティッシュまみれになっちゃって、全部きれいに取れるのかな…。
ティッシュを洗濯機で洗うとなぜここまで甚大な被害になるのか
ティッシュを洗濯したとしても、ティッシュが水に溶けて消えて無くなったって良さそうなのに、なぜここまでの被害になってしまったのでしょうか。
それは、ティッシュが適度に「強くて弱い」からです。一見矛盾しているようにも聞こえます。ティッシュより固いウェットティッシュは繊維がほどけないほど強く作られており、洗濯機の中で揉まれてもバラバラになることはありません。反対にトイレットペーパーは繊維がほぐれて分解しやすい。そのおかげでトイレットペーパーはトイレの中に流しても詰まりにくいのです。ティッシュはというと、トイレットペーパーのように細かく分解されるわけでもなく、ウェットティッシュのようにタオルに近いものでもありません。洗濯され水分を含んだティッシュはほどよくバラバラになり、ほどよくほどけなかった、というわけです。また、バラバラになったティッシュは静電気によって衣類にしっかりと張り付いて離れません。
似た被害が報告されているもの
「ティッシュ事件」と肩を並べるものに「おむつ事件」があります。おむつを洗濯した時の悲惨な惨状はティッシュ事件によく似ています。おむつは水分を含むと膨らんでいきます。それは高分子吸収剤(別名ポリマー)が、水分を吸収してゼリーのようになるからです。おむつがお洗濯の過程で破れて、このポリマーゼリーが飛び散ったらさぁ大変。洗濯機の壁面から洗濯物までゼリーまみれのぐちゃぐちゃになります。これに対する処理方法は「振り落とす」と「自然乾燥」となります。乾燥機を使うと乾燥庫内でポリマーが溶ける可能性がありますので、あくまで自然乾燥がおすすめです。ティッシュにオムツ。事件の処理方法を知るのはもちろんですが、まずは洗濯物の天敵が洗濯機内に入るのを食い止めたいところです。
ここからは、「ティッシュ事件」の対処法をご紹介するぞい!
どうすればいいの!!