アイロン台とは?
衣類の生地の目を整えてシワをとるための家事、アイロンがけにかかせないのがアイロン台です。家庭用の安いものなら1000円程度から購入できますが、実はプロの世界ではアイロンよりアイロン台のほうが高価なことも多い重要なアイテムです。
まずは、アイロン台の選び方のご紹介です。
自分自身の用途に合う機能的なアイロン台を選ぶことで、より美しくラクにアイロンがけができるようになるかもしれません。家事ランクアップができるアイロン台を選ぶために、天板形状や収納のしやすさ、しわ取りの性能など様々な部分に注目して、奥深いアイロン台の世界をご紹介いたします。
アイロン台について基礎知識のおさらい①

舟型アイロン台とは?
アイロン台といわれると、片方の先端が丸くなった「舟型」のアイロン台が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。最もベーシックな形状で、アイロンがけしやすいのが特徴です。スカートやワイシャツなどの衣類に使うことが多い場合は、天板面積がなるべく広いものをつかうと良いでしょう。
人体型アイロン台とは?
人間の首付き胴体が寝ころんだような形状が特徴なのが「人体型」です。シャツのアイロンがけが特にしやすく、人体型なら前身ごろも後見ごろもアイロン台にぴったりフィットするためストレスなくきれいに仕上げることができます。ワイシャツに使いたい場合は天板の面積が広めのものを選ぶと良いでしょう。また、首のように突出した部分をつかって、袖などのめんどうな部分もラクにアイロンがかけられます。
仕上げ馬付きアイロン台とは?
小さな細長い棚のような仕上げ馬がついているのが「仕上げ馬付き」アイロン台です。使い方は主に細部用で、袖口や襟等にも差し込んでキレイに仕上げることができます。また、裁縫で袋物を作る時の縫い代割にも使いやすいと定評があります。
ミトン型アイロン台とは?
「ミトン型」とは、グローブのように手にはめてつかうタイプのアイロン台です。スチーマータイプのアイロンに便利なアイテムで、ハンガーにかけたままでもよりキレイな仕上げをすることができます。メーカーにこだわらず安いものをお探しなら100円均一でも購入が可能で、手芸など細かな仕上げをしたいときにも便利です。
アイロン台について基礎知識のおさらい②

次に、基本的な足つきアイロン台についてまとめてみました。
足つき型ならパリッと仕上げやすい
キレイにアイロンが仕上がるアイロン台をお探しなら、高さにかかわらず足つきがおすすめです。パリッとキレイに仕上げるためには、スチームと熱を与えた生地を整形した後すばやく冷まして繊維を固定する必要があります。アイロン台裏面がメッシュのものなど各メーカーから様々な通気孔のアイロン台が販売されているので、注目してみてください。
スタンド式アイロン台とは?
足つきのアイロン台の中でも特に高さがあるのが「スタンド式」です。立ったままアイロンがけができるため膝への負担が小さく長時間でもラクにアイロンがけが行えます。また、高さがこまかく調整できるタイプも多く、椅子に腰かけるよりもさらに低く床に座った姿勢でも使えるものもあります。
X脚はスカートにも使いやすい
スタンド式は脚部の形状が「X」になっているものがメジャーです。この形状は収納や高さ調整がしやすいだけでなくスカートのアイロンがけの際、ウエストにあたる部分をぐっと奥深くアイロン台にかける使い方ができて便利です。自由な姿勢で回しがけもスムーズにできるのは嬉しいですね。
アイロン台について基礎知識のおさらい③

最後に、天板だけの平型アイロン台についてまとめてみました。
平型なら収納しやすい
意外とかさばるアイロン台の収納にお困りなら、おすすめは平型タイプのアイロン台です。テーブルなどどこでも置いて使えるためアイロンがけの場所を選ばず、足がない分コンパクトに収納ができるため、一人暮らしの方にもおすすめです。また、クルクルと丸めてさらにコンパクトに収納できるマットタイプの平型アイロン台も登場しています。
平型はインスタでも人気
家事室に、ファブリックボードのように設置すると出しっぱなしでもおしゃれですね。使わないときはコンパクトに立てて収納もできます。
平型マットタイプならクルクル巻いてアイロンと一緒に収納できます
平型マットタイプのアイロン台をファイルボックスを活用して収納した実例です。アイロンもコンパクトなものを選んでまとめておけば、必要なときにサッと取り出すことができますね。収納の少ない一人暮らしの部屋などでもかさばらず収納できて人気です。
次のページでおすすめアイロン台を紹介します。
基礎知識のご紹介はここまでです。アイロンがけする洋服、使うときの姿勢や場所など、様々な点に注目しての解説でした。自分に必要なアイロン台のイメージはできましたでしょうか?次のページではいよいよ、実際に人気のおすすめアイロン台をご紹介いたします。
自分にぴったりのアイロン台を選ぶためにまず、天板の形状についてまとめてみました。