網戸の掃除のコツ
まずは、網戸の掃除がどうしてうまくいかないのか? きれいに汚れを落とす便利アイテム紹介の前に、押さえておきたい掃除の仕方と、その方法を紹介します。
網戸の構造を考えてみる
まずは網戸の構造を考えてみましょう。網戸の掃除が思ったより汚れが落ちないのは、”網”状の構造にあります。網は細い紐の集まりを1本1本掃除をしないと綺麗にならないので、いかにしてまんべんなく掃除道具を網目の1本1本に当てるかということになります。裏技的な方法として、網を面として掃除をする方法を取ることでも、きれいに簡単に掃除が出来ます。
掃除をする順番を考える
網戸を掃除するときには、順番も考慮しましょう。往々にして、掃除の仕方にこだわる人ほど、まず、窓から綺麗に掃除しますが、汚れ落としの順番は、網戸から掃除を始めましょう。先に窓をきれいにしてしまうと、網戸の掃除の際に窓に汚れがついて二度手間になります。
掃除の方法
掃除の方法としては、いきなり洗剤やワイパーを使って掃除をするよりも、先に掃除機でさっとゴミを取っておくと、ホコリのかたまりが網戸に残らず、仕上げが楽になります。ホコリのつかない裏技として、掃除の後に静電防止スプレーを網戸にかけておくという方法もあります。
2階の網戸掃除。弘法はアイテムを選ぶ
網戸に限らずすべての掃除の難関ともいえる2階の外回りの掃除。ここのコツはズバリ、掃除の仕方が簡単な便利アイテムの活用につきます。次章より、おすすめの便利アイテムを紹介しますが、これらに代表される便利アイテムを使うととで、簡単に掃除することもできますし、仕上がりの綺麗さも増加します。
網戸を面に変える楽々お掃除アイテム3選
網戸の網を面に変えるには、水の表面張力を利用します。また、水は自分の中に汚れを取り込むので純度の高い水や、汚れ成分と混じりやすい成分がおすすめです。水の膜が張る、張った膜に汚れを取り込み、後はそれを取り除くだけで、きれいになります。
① アルカリ電解スプレー

アルカリ電解水は、水を電気分解して純度を高めた水です。実は普通の水は不純物がいっぱいで、汚れをきれいに落とすには向いていません。そこで、純度が高く、汚れを取り込みやすい電解水がきれいに網戸を掃除するのにおすすめです。まさに化学の掃除機と言ったところでしょうか。
使い方のコツ
使い方のコツとしては、2パターンの掃除の仕方が有ります。網戸に大量に噴霧して汚れごと下に落とす方法と、少量を噴霧してふき取る方法です。前者の方が簡単ですが、後者の方が掃除をやった感が出るので、大掃除の時などにおすすめです。
② セスキ炭酸ソーダ
お次のおすすめはセスキ炭酸ソーダです。重曹とソーダでシュワシュワっと汚れを取り込んできれいに洗浄してくれます。お店に並んでいるものは、スプレータイプ、粉末タイプで水で溶かすものの2種類があり、お好みで選べば良いと思いますが、濃度を調整できる粉末タイプがおすすめです。
使い方のコツ
配合比をわざと濃くしたり薄くしたりして、汚れの落ち具合と液シミの残り具合を調整する裏技もあります。油汚れに強いので、大きな道路沿いの家屋だと、排気ガスで油汚れが網戸にくっついているので、アルカリ電解水よりこちらの方がおすすめです。
③ 網戸専用の洗剤
洗浄効果で考えるなら、網戸専用にチューニングされた網戸専用の洗剤もあります。網戸だけで、洗剤1本を用意することと、洗剤なので拭き取りが必要なのが難点ですが、掃除に手間はつきものと割り切れる方にはおすすめのタイプです。
使い方のコツ
さすがに網戸用の洗剤だけあって、擦らなくても汚れを落としてくれることと、網戸の網生地に対して攻撃性が無いので仕上がりは最高レベルですが、この方法を取る場合の注意点として、洗浄液をスプレーしすぎると後で窓の掃除が大変になるので適量にしましょう。
網戸ファーストを助けるお掃除アイテム3選
お次は、掃除の仕方として最初に網戸を掃除するの最適な網戸ファーストを助けるお掃除アイテムを紹介します。ポイントは、後ろ側にゴミや洗剤を飛ばさない事です。掃除機で吸い取ればできそうな気もしますが、ここが網戸の困ったところで、空気が抜けてしまいうまくいきません。そこで、窓を掃除する際に洗剤のシミが着かないアイテムを選んでおけば、大掃除の際も余計な時間がかからず早く終わります。
④ 粘着ローラー(手元用)
拭き取りや、水びたしになるのが嫌だと言う方にもおすすめの網戸掃除の仕方ですが、掃除機の代わりによく使うクリーニングローラーを使う方法が有ります。クリーニングローラーの粘着面に網に付着している汚れを付着させて汚れを取ります。
メリットと選び方
メリットは後ろの窓に水や洗剤が一切飛ばないので、網戸掃除のみの場合は、サクッと掃除完了できます。屋外で使うので、洗えるタイプの方が使い勝手が良いでしょう。洗い方は水でさっと流すだけのタイプを選んでおくと、メンテナンスも簡単です。
⑤ 調整型網戸ワイパー
網戸の網に引っかからないように毛並みが配慮された、網戸ワイパーもおすすめの網戸掃除アイテムです。普通のワイパーを網戸に使う場合、かなり使い方を考えないと、引っ掛かって破れてしまいます。これではきれいに汚れを落としても徒労に終わってしまいます。
メリット
また、掃き出し窓などの場合、外からだと、一番上まで背が届くように柄の長さが調整出来るワイパーで一気に洗浄する仕方がお勧めです。洗剤で汚れを取り込むより、汚れの取り込み代が多いので、更に仕上がりにこだわるなら、次のアイテムも組み合わせてみましょう。
⑥ 三角モップ
ワイパー系の唯一の弱点は、網戸の端や角の掃除です。歯医者さんで歯磨きの仕方が悪いと怒られるパターンと一緒で、丁寧に意識して掃除をする必要がありますが、特にローラータイプの掃除道具だと、構造上の問題から簡単にはいきません。そこで登場するのが、三角モップや使い捨てのワイパーになります。
2種類のタイプとおすすめ
布地のタイプだと、臭わないように洗い方を考えておけば、何度で絵も使えますし、ワイパーを挟むタイプだと、大掃除の後の片付けも簡単なので、チョイスはお好み次第です。

次ページからは、2階のお掃除に使えるアイテムのご紹介!