オキシクリーンとは
オキシクリーンで頑固な汚れを落とす
さて、今回はオキシクリーンについてご説明させて頂きます。今流行りのオキシクリーンですがどのように使えばいいの?どのような汚れが落ちるの?などの様々な疑問にお答えしていきたいと思います。みなさん一度は目にしたことがあると思われる「オキシクリーン」一体どういったものなのか詳しく検証してみましょう!
基本的な使い方
40~60度のお湯で完全に溶かして使用する。過炭酸ナトリウムの性質上お湯の温度が低すぎても高すぎても効果が発揮されません。漂白する場合には20分以上のつけ置きが必要です。
注意点
作り置きができない。水に溶かして6時間後には溶剤の効果がなくなる性質があります。使用不可の素材には使わない必ず説明書を読み、初めて使う場合は目立たない部分で試してから使いましょう。手荒れに注意する。弱アルカリ性なので、ゴム手袋を着用してからの使用をおすすめします。
お洗濯にも使える
普段の洗濯では
オキシクリーンを洗濯洗剤といっしょに普段の洗濯に使うと「さらに汚れ落ちをよくする」効果があります。臭いの気になる子供の服、汗ジミのできた旦那さんの服など、特に汚れがひどいものでもスッキリ。汚れ残りがほとんどないので襟の黒ずみなどの蓄積汚れも防止できますよ。
染み抜きでは
オキシクリーンを洗濯洗剤といっしょに普段の洗濯に使うと「さらに汚れ落ちをよくする」効果があります。臭いの気になる子供の服、汗ジミのできた旦那さんの服など、特に汚れがひどいものでもスッキリ。汚れ残りがほとんどないので襟の黒ずみなどの蓄積汚れも防止できますよ。
オキシクリーンを使った洗濯のポイント
オキシクリーンを使った洗濯には2つのポイントがあります。このポイントを押さえておけば、汚れがスッキリ落ちるだけでなくトラブルも未然に防げますよ。お洗濯は日々行うもの。楽に汚れが落とせたらなんて素敵なんでしょう。さぁこれからポイントをしっかりおさえ明日からの洗濯を楽しくしちゃいましょう!
お湯を使う
オキシクリーン洗濯の効果を高めるなら、お湯に溶くのが一番。水では汚れを落としてくれる泡が出ない上、溶け残りも起きやすいんです。蛇口から出る一番熱いお湯でいいので、軽く溶いてから洗濯に活用してください。
少なめから始める
オキシクリーンは強力な洗剤なので、はじめて洗濯に使うときは少なめから試しましょう。まずは付属のスプーン半分ほどからはじめ、慣れてきたら少しずつ量を増やしていけばOK。つい多めに入れてしまいたくなりますが、濃すぎると繊維への負担が大きなるので注意してください。
落とせる汚れの種類は?
酸素系漂白剤を使うと普段の洗濯では落としきれない汚れを落とすことができます。
どんな汚れが落ちるの?
襟汚れ、黄ばみ、変色、血液、食べこぼし、嫌な臭い、ミルク、母乳、ワインなど色素の濃い飲料、など。使い方を間違えなければかなりの確率で落とせるはずです。
どんな汚れは落とせないの?
黒カビ、赤カビ、錆(サビ)、墨汁、インク、ボールペン、絵の具、など。油溶性(油に溶ける)や不溶性(何にも溶けない)の汚れは落とすことができません。
漂白できるアイテムとは?
ポロシャツ、Tシャツ、靴下、下着、タオルなど綿・ポリエステルの一般衣類、上履き、運動靴、作業着、スポーツ衣類、カーテン、ぬいぐるみ、綿製品全般、ポリエステル製品全般、など。いつもお洗濯してるものなら可能です。
注意したいアイテムは?
濃色の衣類、シルクなどデリケートな繊維、プリントTシャツ、など。シルクやレーヨンなどそもそも水洗いが難しいアイテムには使えません。また、漂白するときに水温を40~60℃くらいまで上げるのですが、その影響で色落ちしやすくなったりTシャツのプリントが劣化したりしますので注意が必要です。
オキシクリーンの主な使い方
洗うものによってオキシクリーンとお湯の量が変わるので、以下の表を参考にしてみてください。
用途 | お湯の量 | オキシクリーンの量 |
---|---|---|
タテ型洗濯機での洗濯の漂白剤として | 40L | ライン1(30g)~3/4杯 |
省エネドラム式洗濯機での洗濯の漂白剤として | 35L | ライン1(30g)~1/2杯 |
衣服のシミ抜き | 4L | ライン1(30g) |
カーペットのシミ抜き | 0.5L | ライン1(30g) |
洗濯槽 | 高水位 約60L |
ライン4×4杯(500g) |
ふきん | 0.5L | ライン1の1/8(0.5g) |
換気扇 | 4L | ライン2(60g) |
フローリング | 4L | ライン1(30g) |
畳 | 4L | ライン1の半分(15g) |
スニーカー、上履き | 4L | ライン1(30g) |
バスタブ | 半分程度 約90L |
ライン4×5杯(600g) |
また、オキシクリーンのスプーンかなり大きめなので、下記の画像を参考にしてみてください!
良く使う量は以上の通り。オキシ漬けをする場合はライン1の量でOKです。
日本版とアメリカ版の違いは?
日本版とアメリカ版のオキシクリーンでは、成分的にも少々異なります。日本版がほぼ純粋な酸素系漂白剤であることに対して、アメリカ版は界面活性剤を配合し洗浄力を高めています。アメリカ版は漂白剤というよりも漂白剤入り洗剤に近いと思いますので、モコモコ漂白したいなら最初からアメリカ版を購入するのもアリですね。
ワイドハイターとの違いは?
酸素系漂白剤と聞いてパッと思い浮かぶのは花王さんのワイドハイターではないでしょうか。粉末の酸素系漂白剤である以上、主成分は過炭酸ナトリウムなのは同じです。ただワイドハイターにはいろんな成分が配合されています。主には洗浄力と漂白力をアップさせる界面活性剤、アルカリ剤、酵素などです。個人的にワイドハイターと聞いて思い浮かぶのはフローラルの香りですけどね。けっこうしっかりと香りがつくので、好みが分かれる部分でもあります。
掃除にも大活躍!
家中の拭き掃除に
4ℓの水量に15gを目安の溶液に浸した雑巾を固く絞り拭き掃除に使います。窓、網戸、フローリングの順番に家中の拭き掃除ができます。フローリング掃除の際は濃度によってはワックスを剥がしかねないので注意が必要です。キッチンの油汚れ・焦げつきに1ℓの水量に30gを目安に溶液を作り、油汚れや焦げ付きが気になるものを20分以上つけ置きします。ステンレス鍋の焦げ付き、ガスコンロの五徳や換気扇・魚焼グリルの油汚れに効果を発揮します。※塗装を剥がしてしまう場合があるのでテフロン加工には使えません。
追い炊きで効果抜群!浴槽掃除に!
オキシクリーンで浴槽を掃除するなら「オキシ漬け」が効果的です。必要なモノは、湯船の半分の残り湯と掃除用の歯ブラシ、手袋のみ。浴槽の半分、追い炊き口の上まで入った後のお湯を残しておいてください。そこにオキシクリーンを溶いていれ、よくかき混ぜます。
ー分量の目安ー
100Lの水に対してオキシクリーンを付属のスプーン10〜15杯を目安に混ぜていきます。そのまま放置しても効果はありますが、45度くらいまで追い炊きするとさらに汚れが落ちやすくなります。追い炊き完了後、約2時間放置し、お湯をすべて抜きます。水で全体を流した後、再度追い炊き口の上まで水をため、5分間追い炊きしてからお湯を抜き風呂釜全体をすすぎます。最後に、フィルターをはずし歯ブラシでこすって汚れを落とせば完了です。
ー注意点ー
この時、素手でオキシクリーンを触らないように気を付けてください。肌があれる原因になります。また、オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、塩素系漂白剤との同時使用はできません。
泡立てるのがポイント!洗面台のお掃除に!
まず、洗面台の排水溝にフタをします。そこにオキシクリーンを入れ、上の蛇口から60度のお湯をシャワーでかけ泡立ててください。シャワー機能がない場合もお湯を一気にかければ、ある程度泡立ちます。全体によく溶けるようにかき混ぜ、2時間から一晩つけ置きした後流すとピカピカになっています。
ー必要なものと注意点ー
必要なものはオキシクリーンと手袋と混ぜ棒だけです。この方法は時間がかかるので夜寝る前か早朝に行うのがおすすめです。また、オキシ漬けでも取れない汚れがある場合は柔らかいスポンジでこするととれます。水回りは、汚れやすいので定期的に掃除が必要ですが、この方法ならオキシクリーンをいれて放置しておくだけで掃除が終わるのでとても簡単です。
オキシクリーンなら掃除機も丸洗い可能!
オキシ漬けを行うことで掃除機のパーツも丸洗いすることができます。掃除をする際に欠かせない掃除機ですが、掃除機を掃除する機会はなかなかありませんよね。気づけば、フィルターは真っ黒で本体もホースもほこりだらけなんてことありませんか。たまに外側を除菌シートや乾拭きで拭く人はいるかもしれませんが、解体してパーツを1つずつ洗うのは時間と手間がかかりますよね。掃除機にもオキシ漬け。とても便利です。
ポット洗浄もできる
ポットの掃除方法ですが、約4リットルのお湯に対してオキシクリーンを約30g溶かします。お湯の温度は約50度に設定して下さい。そのまま、6時間程度つけ置きしておきます。汚れがひどい場合などは、こすってみてください。そして、時間がたてばあとは綺麗に洗い流すだけとなります。オキシ液が残らないように、しつかりと、綺麗に洗うようにして下さい。界面活性剤や柔軟剤が添加されています。その為、小さな子供が居るご家庭や、気になる方は食器系での使用は避けると良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?オキシクリーンについて紹介しました。漂白剤と聞くと洗濯やキッチン小物のイメージが強いですよね。しかしオキシクリーンは家中に使える万能洗剤。塩素系漂白剤と違い独特の香りがないのもメリットです。大掃除のお供にされてみてはいかがですか?
オキシクリーンとは、酸素系漂白剤です。主な成分は過炭酸ナトリウム(酸素系)・界面活性剤(エトキシレート)・炭酸ナトリウム(洗剤補助剤)で、柔軟剤が入ったものもあります。
い。水に溶かして6時間後には溶剤の効果がなくなる性質があります。使用不可の素材には使わない必ず説明書を読み、初めて使う場合は目立たない部分で試してから使いましょう。