手作りマスクの材料がない！代用可能な生地やゴムなどを揃えるには？

花粉症やインフルエンザなどの流行でマスクが品薄になる中、著名人が可愛らしくおしゃれな手作りマスクをつけていると話題になっています。工夫を凝らした手作りマスクを作ろうとする方が増え、必要な材料が手に入りにくくなる問題が出ています。

手作りマスクに最低限必要な材料を見ていきましょう。生地とゴムについて紹介します。フィルター機能については、気になる方だけ取り入れてみるとよいでしょう。

ダブルガーゼ素材は通気性があり長時間つけていてもムレないですし、柔らかく鼻のかみすぎで敏感になっている皮膚にも刺激になりにくいでしょう。毛足がなく、花粉やホコリがつきにくいのもメリットです。

両耳にかけるマスク用のゴムは、耳にかけても痛くないように、細く丸く加工されています。しっかりとかけたい場合には、ソフトタイプの肌着用や帽子用の平ゴムもおすすめです。

手作りマスクは、市販のようにフィルター加工していないことから花粉やホコリを通しやすいです。ティッシュペーパーやキッチンペーパー、エアコンのフィルター、懐紙などをカットして折りたたみ内部に入れ込む方法で対処している方もいます。

ダブルガーゼ素材の代用となる生地や、手持ちの物で代用できる品について紹介します。

マスクに適している素材は、繰り返しの洗濯に耐えられる丈夫なもの、肌当たりがよく負担をかけにくい素材です。綿素材が最もふさわしいですが、それ以外に麻（リネン）があります。麻は綿と比べて値が張り、チクチクした刺激が気になる方もいますが、さらっとしていて汗をかく夏でも快適です。綿とコットンが半分ずつになったハーフリネンもおすすめです。

化繊の中ではポリエステルが洗濯に強いです。洗濯をした後もすぐに乾きます。水分を放出させにくいので、ずっとつけているとムレる恐れがあるでしょう。ただし、肌着などで使われている素材であれば快適につけられます。

肌側にも向く柔らかい生地（直接肌に触れても大丈夫）

外側に向く少し固めの生地（毛羽立たずホコリや花粉がつきにくい）

薄手のローンのハンカチや、バンダナはしなやかで柔らかく、マスクの内側の生地の代用に向いています。必要な分を切ったり、4つ折りにしたりするとよいでしょう。急場の時には、口と鼻を覆える大きさにたたんで使えます。ガーゼ素材のハンカチであれば、ダブルガーゼ生地と同じようにマスク作りができますね。

手ぬぐいは、さらしとダブルガーゼがあります。さらしは薄いので3～4重に重ねるようにカットするか、折りたたむかすると咳エチケットにも効果的ですね。赤ちゃんのおむつに使えるくらい肌に優しく丈夫な素材です。2～3回洗濯を繰り返すうちに、柔らかく馴染むようになるでしょう。

100均の手ぬぐいの生地はハリがあって縫いやすい反面、固くて肌当たりがきつい場合があります。使う場合は、マスクの外側にするとよいでしょう。

タオルは柔らかくて使い心地がよいですが、手作りマスクにはダブルガーゼのタオルがベストです。毛足が短い物の方が、花粉やホコリを吸い寄せにくいからです。一般的なパイル地のタオルは内側に使いましょう。

気に入って着込んだトップスは、ダブルガーゼと同様に肌当たりがよく、マスクの生地に向いている場合があります。特に、綿素材の物は丈夫で適度なハリがあり作りやすいです。

Tシャツやカットソーは、マスクの内側に使うのがおすすめです。直接肌に触れても負担になりません。できればあまり伸び縮みしない方が、印付けやカットが楽にできます。難しい場合は、マスクの大きさにカットしてあて布にするとよいでしょう。気温が高い時期に使う場合は、汗を吸って乾燥しやすいドライタイプの化繊生地がおすすめです。

ビジネスシャツやブラウスは、ダブルガーゼの生地や柔らかいローンの生地なら外にも内側にも使えます。少し厚手でデコボコしたものや化繊の割合が多い生地は、外側に使いましょう。学校や職場などによっては、カラーや柄を禁止する所もあります。ブラウスやシャツには白や生成りも多いため、手作りマスクにも転用できますね。