手作りマスクの材料がない！代用可能な生地やゴムなどを揃えるには？

手作りマスクが流行すると、手芸店ではマスクのゴム、平ゴムの入手に困る場合がありますね。ストッキングやタイツ、靴下など身近な物で代用する方法を紹介します。

膝下や太ももの長さの物はそのままで、一般的なストッキングやタイツであればクロッチ部分で右と左に半分ずつにカットしましょう。つま先から2～3cm幅に切り分けて、輪の部分に手を入れて伸ばすと、輪ゴム状になります。切り口が内部に丸まってほつれる心配もありません。なめらかで耳が痛くなりにくいです。腰回りの部分は輪にはならないので、適当な長さで結ぶとよいでしょう。

ストッキングやタイツと比較して伸びにくいですが、靴下も使えます。化学繊維が刺激になる人の場合は、綿の割合が多い靴下がおすすめです。靴下のカットの仕方や延ばし方は、ストッキングやタイツと同じです。靴下の口ゴムで凹凸がある部分は、つけ心地がよくないので避けた方がよいかもしれません。

伸び縮みするインナーや、Tシャツも向いています。インナーなどの裾や脇、襟ぐり、袖口などの縫い目は伸びにくいので取り除きましょう。ストッキングと同様の幅にカットし、インナーの生地を左右によく伸ばします。適当な長さに切って結び、マスクのゴム代わりにしましょう。切り口も内側に丸まり、ほつれずに肌当たりもよいです。

小さい物ですのでミシンがなくても、手縫いで問題ありません。裁縫道具がない方、手作りマスクに自信がないという方に裁縫道具の代用品を紹介します。

マスクゴムを通すのに紐通しが必要になります。ない場合は、大きめのヘアピンや安全ピンにゴムを通して代用できます。

ハンカチやタオルなどの大きめの代用生地や、ストッキングなどの代用ゴムが用意できるのであれば、折りたたみ式マスクを作るとよいでしょう。You Tubeなどの動画で紹介され、折りたたむだけで一般的な布マスクやプリーツが入ったマスクを作れます。

医療用ガーゼをマスクの本体に使用したり、伸縮性のある包帯を1cm幅に切ってゴム代わりしたりする動きが見られます。本来は治療や患部の保護の目的で使われる物ですので、不足すると大変なことになるでしょう。なるべく使わないように注意してください。

手作りマスクは、著名人のつけているマスクが素敵なところから爆発的に人気が出ました。材料が品薄で入手が難しくても、多くの人が工夫して生地やゴムの代用品を使おうとしています。知恵を絞って物を大切にする暮らしが見直されているようです。