バンブーファイバーとはどんな素材?メリットやデメリットをご紹介!

バンブーファイバーとはどんな素材?メリットやデメリットをご紹介!

近年、バンブーファイバーの食器をお店で目にする機会が増えているようです。リーズナブルでおしゃれなデザインの食器は目を惹きますよね。お皿にも使われるバンブーファイバーとは、どのような素材なのでしょうか?メリットとデメリットを含めて解説します。

記事の目次

  1. 1.バンブーファイバーとは?
  2. 2.バンブーファイバーのメリット・デメリット
  3. 3.バンブーファイバーの活用方法
  4. 4.バンブーファイバーの注意点
  5. 5.まとめ

バンブーファイバーとは?

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バンブーファイバーは竹繊維という意味で、竹から取り出した繊維が使われています。竹繊維を使ったバンブーレーヨンと呼ばれる布製品がありましたが、近年はバンブーファイバーを使ったお皿などの食器類が注目を集めています。バンブーファイバーとはどのような素材なのでしょうか?

プラスチックに代わる注目の自然素材

バンブーファイバーは、農薬や化学肥料を使わない自然に自生している竹を原料とする自然素材です。海洋プラスチックごみが世界的に問題になっていますが、バンブーファイバーはプラスチックに代わる素材として注目されています。バンブーファイバーを粉状にしたものに、コーンスターチやアミノ酸由来の樹脂を混ぜて作られる食器類はエコでかわいいと評判です。

環境にやさしい

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バンブーファイバーは土で生分解する、環境にやさしい素材です。バンブーファイバーを使った食器は化学物質が含まれていないため、燃やしてもダイオキシンが発生する心配がありません。土に埋めると微生物によって生分解され、数年で土に還ります。また、その生産過程において二酸化炭素の排出量がとても少ないという点でも環境に配慮した素材なのです。

バンブーファイバーのメリット・デメリット

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環境にやさしい素材のバンブーファイバーですが、メリットだけでなくデメリットもあります。具体的にどういったメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。

バンブーファイバーのメリット

バンブーファイバーのメリットはプラスチックのように軽く、丈夫なことです。割れにくいため、小さな子ども用のお皿などとして人気を集めています。値段も比較的リーズナブルなものが多く、最近では100均でも売られています。何より自然素材で環境にやさしいというのが最大のメリットです。

バンブーファイバーのデメリット

バンブーファイバーのデメリットは温度変化に弱いことです。耐熱温度は-20°C~80°Cで、使用できない調理家電もあります。しかし、これは自然素材で作られているがゆえのデメリットです。耐熱・耐寒性を上げるためには化学物質に頼る必要があります。バンブーファイバーのメリットが「環境にやさしい」ことだとすると、デメリットを受け入れないといけないのかもしれません。

バンブーファイバーの活用方法

使い捨てないエコなお皿などの食器にバンブーファイバーが使われています。キャンプやBBQ、運動会などのさまざまなアウトドアシーンで活躍しているのです。バンブーファイバーを使ったお皿などの食器は、プラスチックにはないマットで上質な触り心地です。お洒落なデザインのものが多く、日常使いする人も増えています。繰り返し使えるコーヒータンブラーなどもオフィスで人気のようです。

バンブーファイバーの注意点

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バンブーファイバーの食器は耐熱温度が低いため注意が必要です。電子レンジ、オーブン、食洗器の使用ができません。電子レンジは耐熱温度140℃以上、食洗器は90℃以上の食器でないと使えないのです。耐熱温度が70~80℃のバンブーファイバーは使用の対象外です。また、耐寒性は-20℃ですが、冷凍すると割れやすくなり、長時間冷蔵庫に入れると劣化が早くなるといわれています。漂白や洗剤を使った漬け置き洗いも劣化を早めるため注意してください。

まとめ

バンブーファイバーは取り扱いに少し注意が必要ですが、それ以上に魅力的な素材です。エコな上に、お洒落な食卓を演出してくれます。独特な質感と使いやすさに、ハマる人が多いのも納得ですね。

かえさる
ライター

かえさる

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