蛍光灯がつかない!交換直後になぜ?考えられる5つの理由と対策!

蛍光灯がつかない!交換直後になぜ?考えられる5つの理由と対策!

つきが悪いときや、つかなくなった蛍光灯を交換しても改善されないことはありませんか?つかない理由はそれぞれあります。蛍光灯の仕組みを知ることで考えられる原因やその改善方法を見ていきましょう。交換直後に蛍光灯がつかない理由と対策についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.蛍光灯とは?
  2. 2.蛍光灯がつかない理由と対策①
  3. 3.蛍光灯がつかない理由と対策②
  4. 4.蛍光灯がつかない理由と対策③
  5. 5.蛍光灯がつかない理由と対策④
  6. 6.蛍光灯がつかない理由と対策⑤
  7. 7.蛍光灯の交換での注意点
  8. 8.まとめ

蛍光灯とは?

今ではLEDの照明が中心ですが、蛍光灯を使用した照明はまだまだ残っています。蛍光灯がつかない場合、または新品と交換してもつかない場合などは、蛍光灯本体に原因があったり、点灯管(豆電球のようなグロー管)が原因の場合があります。蛍光灯の種類でもある直管型、丸型といった種類、普段は触らない安定器の接触不良やグロー管のつきが悪いなどの内容も把握することによって安全に交換もご自身で行うことができます。

蛍光灯の種類について

蛍光灯には直管型と丸型の2種類があります。直管型は主に学校や公民館、工場などで使われている蛍光灯です。家庭用で主に使われている蛍光灯が丸型です。

直管型

蛍光灯の点灯方式によって、グロ-スタ-タ形、ラピッドスタ-ト形、インバ-タ-形の3つの種類があります。多く普及しているのはグロ-スタ-タ形で、別途豆電球のような形をしたグロ-ランプが必要となります。

丸型

丸型の蛍光灯においても型番があります。型番はFCL、FHC、FHDの3種類があり、蛍光灯の片方に表記があります。型番やワット数が違うと照明器具を正しく取り付けることができませんので注意が必要です。

蛍光灯がつかない理由と対策①

つきが悪いとき

直管型、丸型の蛍光灯に関してともにいえることですが、照明器具のスイッチをつけても明かりがつかない場合や、何度かスイッチの入り切りを繰り返すとつく場合は照明のつきが悪く原因となっている部分があります。

理由

蛍光灯の寿命は約6,000時間ですのでつきが悪い場合は寿命の可能性があります。接触不良が原因でつかない場合は、蛍光灯の接続部分がソケットに正しくはまっていないことや片方だけはまっていないなどが原因として挙げられます。接触不良でなければ交換が必要となる場合があります。

対策

直管型に多い事例として、よく片方だけはまっておらずつかないことがあります。直管型であれば蛍光灯の両端が正しくはまっているかを確認します。丸型であれば上下の向きを確認します。蛍光灯の接続部が正しくはまっていてもつかない場合はその他の原因が考えられます。

確認しておくこと

  • まず蛍光灯を付け直したり、回したりして接続部分をつなぎ直してみましょう
  • これを実施して復旧しなければ、次に違う蛍光灯をつけてみましょう

蛍光灯がつかない理由と対策②

点灯管(グロー)の接触不良

豆電球のような点灯管(グロー)は、蛍光灯がつくときに電気を放出し、点灯させるために必要なものです。他にも安定器もありますがこちらは後ほどご紹介します。新しい蛍光灯に交換してもつかない場合などは点灯管(グロー)の接触不良やグロー自体の不良が考えられます。

※豆電球のような点灯管(グロー管)について

豆電球とは、小さい電球のことで懐中電灯などに使われています。点灯管(グロー管)の大きさは種類によって若干変わりますが豆電球の一回り小さいか同じくらいです。形は円柱型をしており、蛍光灯の両端ではなくどちらか片方に1つ付いています。豆電球の取り付け方法は時計回りにまわすと装着でき、反時計回りにまわすと外れます。

理由

点灯管(グロー)の寿命が尽きていることと、つきが悪い場合は接触不良が考えられます。新しく購入したばかりで交換してもつかないときは照明の接触不良を疑い、そうでなければ寿命がつきていることが濃厚です。

対策

蛍光灯同様に付け直したり、回したりして接続部分をつなぎ直してみましょう。寿命が尽きており全くつかないのであれば交換が必要となりますので新しいものと交換しましょう。豆電球サイズの点灯管(グロー)の寿命は平均4~8年と言われていますので機会は少ないですが頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

蛍光灯がつかない理由と対策③

蛍光灯本体の不良

前述した、蛍光灯を正しくつけている・点灯管(グロー)においても問題がない場合、蛍光灯本体の不良を疑います。主に蛍光灯本体を交換してもつかないときです。

理由

新品の蛍光灯自体の不良の可能性があります。接触不良と間違えやすく滅多に起きることではないと思いますが、個体差があり接触が悪くそのままつかないことが稀にあります。俗にいう不良品というものです。この不良品は内部に原因があります。

対策

蛍光灯本体が原因ですので、違う蛍光灯に変えることをおすすめします。他にも購入した店舗に問い合わせたり、領収書を持っていき購入店舗に相談することもよいでしょう。

蛍光灯がつかない理由と対策④

安定器の不良

蛍光灯を交換してもつかないときに安定器の不良を疑います。安定器とは、蛍光灯を使用するうえで安全に利用できるように電流や電圧を制御することが役割です。蛍光灯のカバ-内部に設置されており表層では確認できないものです。

理由

安定器の不良のときは「ブ-ン」という音が発生することがあります。この音が鳴ったときは安定器の故障を疑いましょう。安定器が不良なため蛍光灯のつきが悪いことも考えられます。

対策

安定器の種類について

安定器にも種類が様々あり適切な選択が必要です。代表的なものは磁気回路式安定器というものがありますが、さらに回路形式によってグロー式安定器やラピッド式安定器などがあります。細かく調べるのが苦手な方は、家電量販店の売り場担当の方など詳しい人に直接聞くことをおすすめします。

安定器の交換について

安定器の接触不良やつきが悪い場合に、交換作業が不慣れであったり知識面でも不安な要素がある場合、怪我のリスクが上がるのでおすすめできません。不安がある場合は無理に進めずネットで調べたり、交換作業に慣れているかたに依頼する、業者へ依頼することをおすすめします。

蛍光灯がつかない理由と対策⑤

照明器具自体の不良

蛍光灯を交換してもつかない、接触不良や点灯管・安定器の不良でない場合は大元の照明器具自体の不良が考えられます。

理由

主な理由は経年劣化によるものが多いです。前述した安定器の不良と同じく普段触れない部分の原因追及となるので怪我をしないように細心の注意を払いましょう。この場合、つきが悪いというより交換してもつかないことが多いです。蛍光灯ではなくはめ込むソケット部分や電源供給の配線などが不良となっています。

対策

ここまでくると素人では不明点が多く、誤った作業をしてしまい二次災害につながる危険性もあります。専門の業者へ依頼しましょう。この場合電源の配線コード・中継の配線コードなどの劣化が挙げられます。各コードが劣化すると漏電の可能性もあり、電気が逃げてしまい、火災になりかねません。

蛍光灯の交換での注意点

蛍光灯の交換において直管型で長いものであれば60cm以上あり、片方だけに集中しているともう片方を不注意で割ってしまったり、丸型の交換の際は力ずくで交換しようとするとヒビが入ったり割れたりしてしまいます。他には、細かな作業で視野が狭くなり転倒の可能性や電気をつけ続けた直後で熱いまま触ってしまい火傷の可能性があります。

注意点

  • 蛍光灯をぶつけて割らないように周囲に注意を払うこと
  • 細かい作業では転倒しないように視野を広く持つこと
  • 火傷をしないように蛍光灯が熱いまま交換作業をしないこと

怪我をしないために守ってほしいこと

電気のスイッチを切る

蛍光灯が不良でも、パッと見では判断を誤ることがあります。大元のスイッチを切ってから作業を行ってください。

高所作業では足場を安定させること

手元に注意が集中し足元が不安定になり転倒に繋がる可能性が上がります。取り外した蛍光灯と新品の蛍光灯を同時に持つことや、不安定な場所での脚立の上り下りは体勢を崩してしまいますので、無理な作業は行わないようにしてください。

まとめ

蛍光灯がつかない原因を追究するときは手軽に交換できる箇所から行いましょう。蛍光灯が片方だけ上手くはまっていないときは左右を見比べて、片方側の蛍光灯をつけ外ししてみましょう。そうすれば全体を外さなくても復旧することもあります。

蛍光灯の交換作業をはじめ、多くの交換作業においては原因を追及する方法を間違えると必要以上に工数や時間、費用がかかってしまい、最悪の場合は怪我をしてしまうリスクが上がります。だからこそ正しい知識と無理をしない作業手順が必要であり、冷静に物事を判断すること必要です。万が一のときこそ落ち着いて判断して適切な対応を心がけて作業にあたってください。

おぎしょー
ライター

おぎしょー

人に文章で伝えることは難しい。いや、伝えることはできる。大事なのはハ-トですよね♪

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