タペストリーとは?
歴史は古く語源はフランス語のタピスリー(tapisserie)です。英語でtapisseryとなり、さらにそこから変化して今のタペストリー(tapestry)となりました。室内装飾用に壁掛けなどで使われる織物の一種をさします。のちにゴブラン織りともよばれるようになりましたが、フランスで王宮用のタペストリー生産で有名となった工場の創業者の名前に由来します。
ただのインテイリアではないタペストリー
タペストリーの中には、生産地や職人のサインのはいったものもあり、著名なタペストリー職人がいるほどです。下絵も著名な画家が手掛けることもあり、時間をかけ技術のつまった大変価値あるものでした。いまではなんとなく布や布以外でも壁掛けを意味するものとしてイメージする方も多いかもしれませんがもともとは高価な織物の一種だったのです。
タペストリーの使い方
壁掛けとして
もともと室内装飾用というタペストリーの王道の使い方です。大きさを変えても部屋のインテリアのまとまりをつくってくれる大きなポイントとなります。
目隠しとして
マルチタペストリーとして、「タペストリー」の他にもはや「目隠し」だけでもない「のれん」「パーテーション」など複数の用途を想定したタペストリーとして売られているものもあります。サイズやデザインも多種多様で選択肢も広いのでお気に入りの1枚をみつけて自分に合った使い方ができますね。
広告として
広告というと紙製のポスターを壁に貼るイメージがありますが最近ではタペストリータイプのポスターも飲食店や商業施設の室内、商店街などの通りを挟んでつるされ、屋外でもつかわれているのを目にします。つくり方も本来のタペストリーとは異なり、化学繊維で織ったものに印刷でつくられるものもあります。もともと室内装飾用の織物をさす言葉でしたが今では意味をひろげてつかわれています。
タペストリーをつくってみよう
お気に入りの布や生地をしまったままの方にも、てぬぐいや風呂敷に目がない方にも活用術としておすすめのインテリア術です。季節がテーマの生地をつかっても簡単に部屋のイメージを変えることができ、楽しくお手軽な模様替えができます。
準備するもの
- お気に入りの布・生地・てぬぐいなど
- タペストリーにしたい生地サイズに合ったタペストリー用ハンガー
- つるすためのひっかかり(耐荷重を満たしたフックなど)
こちらは室内装飾用です。磁石ではさむタイプなので生地に穴があく心配もありません。色や材質もいろいろとあるのでお好みに合わせてそろえられます。
こんなにかわいいマグネットタイプもあります。こちらはリバーシブルなので組み合わせでも遊べてアレンジができます。色もさまざまですので買うときに嬉しい迷いがありそうですが、ベーシックな色合いからポイントになるようなものまでそろっているのでお気に入りのものが見つけやすいですね。
まとめ
私たちが知っているタペストリーは意味をひろくしたもので、起源をたどるとそれは歴史があり、伝統のある高級な織物でした。現在では材質や用途を変え、インテイリアや広告、ゲームに関するものまでさまざまです。現代の自分のスタイルに合ったタペストリーの楽しみ方がみつかるとよいですね。