テーブルランナーとは？季節やイベントごとのおしゃれなアイデアも紹介

テーブルランナーとは、主にテーブルの中央に敷く飾り布です。テーブル全体を覆うテーブルクロスとは異なり、テーブルの一部分を彩る細長い形が特徴で、おもてなしの演出や季節のイベントを祝う際に使われます。北欧風や和モダンなデザイン、シンプルな単色やカラフルなものまで、さまざまな選び方ができるコーディネートアイテムです。

テーブルランナーのサイズに決まりはありませんが、テーブルの端から20～30cmほど垂れる長さが理想的といわれています。テーブルの長さとバランスが取れて、全体的にきれいに見えるでしょう。ただし小さな子どもやペットのいる家庭では、端を引っ張ってしまうリスクがあるため、テーブルより短いサイズのものを選びましょう。

基本的にテーブルランナーはテーブルの中央に敷くため、花瓶を置くと花が引き立って素敵です。また、特別なイベントの際は、花瓶のほかに燭台やナプキンを飾るコーディネートが多く見られます。加えて、テーブルランナーはシンプルにテーブルへ直接敷くほか、テーブルクロスとあわせて敷くのもおすすめです。高級レストランのような上品なおもてなしができます。

食卓に季節感を出したい方は、テーブルランナーのデザインや素材、色の選び方を工夫するのがおすすめです。例えば、夏の暑い時期には和モダンの白やブルー、冬になり寒くなったら北欧テイストの暖色系、といった選び方があります。春は桜、冬は雪の結晶が入った柄を選ぶのも効果的です。一年を通して、色とりどりの食卓を楽しんでみましょう。

パステルカラーは軽やかな印象で、春らしさを演出できます。イエローやピンクなど、春の花を意識した色合いにすると一層素敵です。シンプルなデザインのテーブルランナーに一工夫するなら、両側にフリルを付けると華やかさが加わるでしょう。パステルカラーは主張し過ぎないのが持ち味のため、多少装飾をつけても食卓をバランスよく彩ります。

麻のような薄手の素材は、涼しさを感じたい夏におすすめです。シンプルなのでいろいろなテーブルにあわせやすく、自由なコーディネートが楽しめます。サイズにこだわりたい方は、手軽に手作りしやすいのも薄手の素材のメリットです。好みに応じて短いタイプに、あるいは市販のもので不足に感じたら長いタイプにするなど、自分らしいこだわりを出してみましょう。

寒さを感じてくる秋には、茶色やエンジなどの暖色系がおすすめです。温かさを感じられる色味で、冬にかけても長く使えるでしょう。また、冬と区別したい場合は、素材を変えることでより季節感が演出できます。秋には夏のものより厚く、冬のものより薄手の綿やナイロンなど、一般的に使われている素材がおすすめです。

冬はフェルトのような厚手の素材がおすすめです。柄やカラーだけではなく、質感からも温かさが伝わってきます。冬になるとクリスマスデザインのものがたくさん販売されるので、時期が近付いてきたときには要チェックです。冬に使う予定の方は、クリスマスデザインとは別に、雪だるまや雪の結晶などイメージにあうものを選びましょう。

ハロウィンやクリスマスなどの華やかなイベントでは、部屋全体をおしゃれに飾りつけする方が多いです。いつもより料理も豪華になるため、よりおいしく見せるためにも、テーブルランナーを使うと効果的です。敷くだけで簡単に食卓を上品に彩れますよ。イベントに特化したデザインも数多く販売されているので、時期が近くなったら要チェックです。

葉が連なった個性的なデザインは、クリスマスをはじめ華やかなコーディネートをしたいイベントにおすすめです。テーブルに敷いてあるだけで、自然と中央に目が引き寄せられるような魅力があります。テーブルランナーの上にポインセチアのような冬を代表する花を飾ると、鮮やかな赤が際立ちますよ。あわせてキャンドルや燭台を飾ってもよいでしょう。

クリスマスデザインなどこだわりの食器を使う場合は、主張を控えたシンプルなデザインを選びましょう。柄付きの食器であれば、無地のテーブルランナーを選ぶのがおすすめです。短いサイズと2枚重ねることで、エレガントさがプラスされます。また、シンプルなデザインの組み合わせとしては、差し色にカラーグラスを使うのもおしゃれでしょう。

植物を使って、テーブルランナーそのものをコーディネートのメインとして活用するアイデアが注目されています。上に物をのせることはできませんが、装飾性に特化しているため、空間ができやすい大きなテーブルにおすすめです。モミの木を使ったテーブルランナーは、赤いオーナメントを飾ることでクリスマスらしいデザインになります。

お祝い事でおもてなしをする際は、煌びやかなデザインのテーブルランナーが目を引き、来客の気分を盛り上げるでしょう。北欧らしさを感じるおしゃれなデザインと、高級感のある生地で、テーブルが一気に華やかになります。端にタッセルが付いているものの場合は、美しいデザインが目に入るよう、テーブルの向きを調整してみましょう。

年齢が高い人へのお祝いの際は、和モダンな演出が喜ばれる傾向があります。和柄のテーブルランナーは、和風のテーブルにあわせやすいためおすすめです。シンプルな柄なので、和室がある方は普段でも使いやすいデザインでしょう。黒やダークブラウンなど濃い色のテーブルに敷くと、上質な大人のイメージに仕上がります。

結婚式のゲストテーブルとして使われることが多い丸テーブルは、テーブルランナーをクロスに敷くと見た目が華やかです。また、デザイン性を高めるのと同時に、席の仕切りとなる機能面でも活躍します。クロスの中心には花瓶や小物を置いて、食卓を美しく彩るコーディネートがおすすめです。テーブルクロスと同系統の色を選ぶことで、上品な雰囲気になりますよ。

和の雰囲気を盛り上げたいお正月には、着物の帯をテーブルランナーとして代用するのが人気です。和洋どちらのテーブルにもあわせられ、見た目が艶やかになります。自分で持っている帯をそのまま使えるため、デザインの満足度が高いうえに、こだわりの個性を出せるでしょう。今後使う予定のない帯が、新たな用途で活用できます。

ハロウィンらしいパンプキンや黒猫を用いた、ポップなコーディネートです。テーブルランナーひとつでハロウィンらしさが伝わります。上にのせる食器や置物は、はっきりとしたカラーのものがおすすめです。ハロウィンのデザインはカラフルなタイプが多いため、無地のテーブルクロスか、シンプルなテーブルに直接敷くのがあわせやすいでしょう。