穴を開けない壁掛けの設置方法！賃貸でも可能なDIY方法をご紹介！

結論からいうと、賃貸マンションやアパートの壁にも壁掛けを設置することはできます。穴をあけないでフックを取り付ける方法もあります。また、要は退去時に現状復帰ができればOKなので、目立たない穴をあける方法で壁に時計や棚を取り付けるのが手軽でおすすめです。ホームセンターや100円ショップでも賃貸用の壁向けのフックやピンが販売されていますし、ちょっとしたポスターフレームや時計なら意外と簡単に取り付けができます。お気に入りの小物がかけられますので一人暮らしのアパートでも気分があがりますよ。

まず「これは押さえておきたい」基本的な賃貸用フックをご紹介します。画鋲感覚で壁にピンを刺すタイプの「ピンフック」です。ピンをそのまま壁に刺すだけなので取り付けが楽で、画鋲よりもピンが細いので外したあとも穴が目立たないのが特徴です。使用可能な壁も石膏ボードの柔らかい壁なら取り付け可能で、対荷重は１㎏です。

壁のかけたい場所に印をつけて画鋲のように挿すだけですが、ピンを斜め方向に挿すのがポイントです。

では、実際に壁にかけたいものをかけていきましょう。ホームセンターに行くと沢山の種類のフックがあって、どれがいいのか迷うかもしれません。「どこにかけたいのか（壁の材質は何か）」「何をかけるか（重さはどのくらいか）」というポイントをあらかじめ把握してから選ぶようにすれば、困ることはなくなりますよ。

ここからは、壁の素材別のフックを選び方をご紹介します。壁の硬さによって選ぶ商品を見極めましょう。

石膏ボードのように柔らかい壁には、ピンタイプも相性がいいですが、ホチキスタイプもおすすめです。なんといっても取り外しが簡単で、跡もほとんど目立たないのが賃貸マンションにぴったりですよね。

木の壁用に対応しているフックを使いましょう。ピンフックなども使用できますが、木の下地が硬くてピンが刺し辛い場合は、釘のようにハンマーで叩いて押し込むとよいでしょう。

コンクリート壁は木の壁よりもさらに硬いので、ピンタイプのフックを使用する場合は金槌を使って打ち込みます。抜き跡が目立たないタイプもあります。また、貼ってはがせるタイプのフックも、凹凸のないコンクリート壁に使用するならおすすめです。

かけたいものの重さは、フックやラックの耐荷重に関わってきます。壁掛けフックには必ず耐荷重が記載してありますのでチェックしましょう。では重さ別に壁掛けの選び方を見ていきます。

プラスチックの掛け時計やちょっとした手提げカバンなど、500g〜3㎏程度の軽量なものでしたら、100円ショップで安価に購入ができるピンフックで十分でしょう。デザインもおしゃれなものがあります。

壁を覆うようなタペストリーや、大きめのポスターフレームをかける場合は、ある程度の重さに耐えられるフックを選びましょう。ピンフックでも画鋲よりも長い針を複数方向から刺すタイプのものだと、石膏ボード壁にも使用できて耐荷重も5㎏以上あります。フックも２箇所以上で支えると強度が上がって安心です。

重いものを壁掛けする場合は、壁にネジで穴を開けなければ…。そう思い込んでいませんか？じつは、石膏ボードの壁にもテレビなど重量のあるものをかけることは可能です。そもそも「壁にかける」という方法を取らなくてもいいかもしれませんよ！

賃貸でも、壁にウォールラックなどの飾り棚を取り付けておしゃれに小物を飾りたいですよね。『壁美人シリーズ』のL字シェルフやウォールラックは、ホチキスで固定するタイプです。ホチキスの針は外したときも穴がより目立ちません。カラーバリエーションも木目調のブラウンやホワイトがあり、ナチュラルな部屋にも馴染みます。

壁美人シリーズには、20㎏程度のテレビを壁掛けできるタイプもあるのです。37〜47インチの中型テレビ用ですが、ホチキスを何箇所も止めることによって、ネジ止めしたような強度を保てるというわけです。価格もかなりしますが、部屋の空間がすっきりさせることができるため、満足度は高いと言えます。

「軽い物や重い物、色々かけたい！」というかたにおすすめな「LABLICO（ラブリコ）」をご紹介します。こちらは天井に木材の支柱を突っ張るタイプの商品です。壁の前に「擬似壁」を作る発想で自由に物をかけたり、設置することができます。これなら壁を傷つけることは一切ありません。

ラブリコのシェルフ作りに必要なものは「1×4」もしくは「2×４」の木材と、突っ張る為のアジャスターです。木材はホームセンターで天井の高さに合わせてカットしてもらえます。また、Amazonには木材とアジャスターとがセットになっている商品もあります。運搬手段に困りがちな都心部に住んでいる方も気軽に入手できますね。

設置の仕方も簡単です。大きめのつっぱり棚やポールと同じ要領で、ジャッキを回して木材を突っ張ります。垂直になっているか確認しながら設置するのがポイントです。

支柱が2本以上取り付けて棚を作ってみましょう。棚の幅はもちろんお好みで決めることができます。棚受けは、支柱にあらかじめ棚板を取り付けるタイプと、支柱を壁に取り付けてから好きな場所に棚板を追加できるタイプがあります。