ダイニング照明について
ダイニング照明は食卓を照らすための照明ですが、最近の照明は、調光・調色などの機能性も充実しています。例えば、ダイニングの照明を調色タイプにした場合、食事のときは電球色に、勉強や読書のときは昼光色にする事ができます。他にも、電球色と昼光色の中間の色、温白色に調色できるタイプの照明も数多く販売されています。
照明の主流はLED
最近では照明の主な光源はLEDになってきました。LEDの特徴を簡単に説明すると、LEDは蛍光灯とは異なります。切れてしまったりチカチカとすることがありません。少しずつ暗くなります。日本照明器具工業会が決めている寿命の基準は、初期の光度の70%。70%になるまでが、以前の蛍光灯よりとても寿命が長くなりました。そのため、器具の交換回数が減ります。吹き抜けや階段の壁面など交換しにくい箇所には向いています。最近では、一軒まるごとLEDの照明にしていることが多いですね。
また、虫が近寄りにくいのも特徴のひとつです。メーカーによっては、虫が入りにくい構造の照明も数多く販売されています。他にも、電気代がお得になる節電の機能が付いた照明もあります。例えば、部屋の明るさを検知し自動調光するタイプ。無駄な消費電力をカットするので、電気代の節約には欠かせません。
ダイニング照明のテーブルサイズに合わせた配灯
ダイニング照明を検討する時のポイントのひとつはダイニングテーブルの大きさです。テーブルの大きさと照明の明るさのバランスを考えて照明を検討します。賃貸の場合、配置する位置はずらすことができませんが、新築の場合は、事前にテーブルの大きさと配置する場所は重要です。もう一つは、照明のスタイルです。ダイニングでは、ペンダント照明が多数派ですが、最近では天井をスッキリ見せるためにダウンライトなどもプランニングされています。下記にペンダント照明の目安を表にまとめているものがありますので、参考にご覧ください。
照明の明るさと天井の高さに注意
ダイニング照明に限らず、どの場所でも部屋の広さに適した照明計画を行います。最近の住宅では、天井の高さが高くなっている場合もあります。天井の高さにも注意しながら照明を選びましょう。例えば、高さのある天井からペンダントタイプの照明を設置すると、テーブルまでの距離が遠くなり食卓が暗くなる場合があります。また、器具ごと交換するタイプは、業者の手配が必要になる場合もあります。LEDだからといって永久的ではありません。しっかり検討しましょう。
ダイニングのインテリアに合わせた照明の選び方
照明を選ぶ基準は、どんなインテリアが好きでどのようにコーディネートしたいかを考えます。それぞれのテイストに合わせた照明の選び方について、ちょっとしたヒントをご紹介します。参考にしてくださいね。
選び方①ナチュラル
ナチュラルテイストはかごやガラスの瓶などがよく似合います。明るい木目調やリネン素材などの天然素材が好みの方は、ナチュラルコーディネートにしてみてはいかがでしょう。照明も明るい木目調や透明なガラス素材など、自然素材を意識したものがコーディネートとしてはバッチリ。おしゃれな部屋にグリーンの植物との相性もよいです。
選び方②スタイリッシュ
ホワイトやブラックといったモノトーン。無機質なシルバー色がよく似合うおしゃれでスタイリッシュなテイスト。部屋のインテリア小物なども同じ色味でシンプルなデザインで統一するのがポイントです。食卓にのせる調味料入れなども統一すると完璧ですね。
選び方③フレンチ
壁や床、ドアなどの建具のベースカラーはホワイトで家具や小物はアンティーク調でコーディネートするとフレンチテイストになります。照明器具は、デザイン性の高いホワイトベースや透明なガラス素材に古びたゴールド金具などの組み合わせがおすすめです。
選び方④和モダン
照明器具にナチュラルテイストより濃い木目調のテイストを取り入れ、和のイメージにある色味を食卓やLDKの小物にプラスすると和モダンになります。例えば、小物に抹茶のようなグリーン、藍色のようなブルーといった感じです。または、照明器具の一部に竹や組紐、籐のような和のイメージがある素材などがあってもよいですね。
選び方⑤クラシック
和モダンインテリアより濃い木目調のテイストはクラシックテイスト。木目調もウォールナット色にすると間違いなしです。照明器具では透明なガラス素材ではなく半透明な素材にアンティークゴールドやブラウンゴールドなどが相性ピッタリ。ビンデージテイストのようにハードな感じではなく、伝統や風格をイメージするとよいでしょう。
電気代の節約になるのは嬉しいわ。