DIYでクッションフロアを剥がす
クッションフロアは素材が柔らかく加工しやすいため、今ではDIYで貼る方も多いです。新規で貼る方もいれば、古くなったクッションフロアを張り替える方もいます。特にマンションなど建て替えができない場合の選択肢はリフォームが多いですね。張り替えの場合は、古いクッションフロアを剥がさなければいけません。こちらではDIYでのクッションフロアの剥がし方と剥がすコツを紹介しますので、ぜひ参考にして挑戦して下さい。
クッションフロアを剥がすのに必要な道具
クッションフロアを剥がす前に必要な道具を揃えないといけません。大がかりな道具を揃えることはありませんが、ご紹介する道具は用意しましょう。
カッターナイフ
クッションフロアを切るのに必要なカッターナイフ。カッターナイフの大きさはさまざまですが、細いカッターナイフは刃が薄く折れやすいため、刃幅が広い大きいカッターナイフが扱いやすくおすすめです。
また、下地がコンクリートなど固い場所ではカッターの刃先がカット削れて丸くなり切れにくくなるため、替刃を用意しておくことをおすすめします。カッターナイフを使用するときはくれぐれも怪我に気を付けましょう。
スクレーパー(ケレン)
剥いだあとに残った接着剤や剥がれかけた裏紙を削って取り除くアイテムです。カッターナイフ同様、替刃式になっているのでこちらも替刃を用意しておきましょう。一般的にスクレーパーと呼ばれています。似たような工具でケレン棒がありますが同じように扱われています。
スクレーパー(ケレン)には、短いタイプと長いタイプがあり使い分けると便利です。剥いだ後に裏紙や接着剤を削るときは短いタイプが使いやすいですし剥がれにくいときは長いタイプを使用することをおすすめします。
ペンチ
めくれ始めが掴み難いときや引っ張るのに力が入らないときはペンチで挟むことで剥ぎやすくなります。ただし、やみくもに引っ張るとクッションフロアはやわらかく不意に切れて危ないため、めくれ始めのときだけの使用をおすすめします。
クッションフロアの剥がし方
それではクッションフロアを剥がし方を紹介します。一人でもできる作業ですし比較的に簡単にできますが、新しいクッションフロアを張る前の大事な作業でもあるので、きれいに仕上げるためにはきれいな下地を残すように剥がしましょう。
①カッターで切り込みを入れる
はじめにカッターナイフで切れ目を入れます。部屋の壁際には巾木という部材があるのでその巾木を残したまま張り替える場合は、巾木と床の際をカッターで切っていきます。また、床に床用コンセントなどの設備がある場合は同じように切れ目を入れましょう。
- トイレのクッションフロアを剥がす場合は、便器の型通りにカットして剥がすことで新しいクッションフロアを貼るときの型紙として使えるのでキレイに剥ぎ残すことをおすすめします。
②手で引っ張って剥がす
一通りカッターナイフで切れ目を入れたら、適当な大きさで切って角をカッターですくうように持ち上げめくります。めくった部分を手で引っ張り剥いでいきます。始めのめくった部分が小さく掴みにくいときは、ペンチで挟むとやりやすいですよ。そのあとは、同じように適度な幅に切れ目を入れて引っ張って剥がすの繰り返しです。
剥ぎとったあとには裏紙といった白い紙が残ることがあります。床に張り付いたままの状態であれば、そのまま残しても大丈夫ですが、少し端がめくれている場合はスクレーパーやカッターできれいに剥いで下さい。
クッションフロアの剥がし方のコツは?
作業の途中で剥ぎにくかったり、なかなか剥がれないということもあります。そんなときのために、剥ぎやすくするためのコツを知っておくと作業や効率をあげられますよ。ぜひ参考にして下さいね。
無理なくできる剥がし方
素材がやわらかいクッションフロアでも剥いでいくのは力がいる作業です。力に自信がない方におすすめのコツは、カットする幅を狭くすることです。引っ張る力が分散しにくくなり剥がれやすいです。また、適度な大きさにカットすることで処分しやすく、マンションなど搬出するのに距離がある場合も搬出しやすいですよ。
接着が強いときの剥がし方
古いクッションフロアに多いのが接着剤が強く固まり剥ぎにくくなっていることで、引っ張るたびに切れてしまい時間がかかります。そんなときは片手で引っ張りながら、もう片手で長いタイプのスクレーパー(ケレン棒)を使い接着剤を削っていきましょう。
剥がしたクッションフロアの処分方法
DIYで剥がしたクッションフロアの処分の仕方はご存じですか?いくつか処分方法はありますが、地域によって処分方法は異なるため、市や町の担当部署への確認をしましょう。処分方法は粗大ごみ、産業廃棄物、不燃物処理やリサイクル業者とさまざまです。間違った処分方法を行わないように注意して下さいね。
まとめ
楽しんで行うDIYでも問題がでることもしばしば。そんな問題も解決する方法があります。ちょっとしたコツを知っておくことで作業効率があがり、より一層DIYが楽しめることでしょう。クッションフロアを張り替えるための作業は戸建住宅だけではなくマンション住宅でも楽しんでできるため、初めての方も参考にしてチャレンジして下さい。