ヴィンテージマンションとは?意味やメリット・デメリットをご紹介!

ヴィンテージマンションとは?意味やメリット・デメリットをご紹介!

中古マンションの中でも選び抜かれたものがヴィンテージマンションと言われています。しかし、どのような特徴を持ち一般的なマンションとは何が違うのかは、意外と知られていません。今回は特徴・メリットデメリット、おすすめのヴィンテージマンションなどをご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.ヴィンテージマンションとは
  2. 2.ヴィンテージマンションの4条件
  3. 3.ヴィンテージマンションのメリット・デメリット
  4. 4.中古マンションの分譲と賃貸
  5. 5.人気ヴィンテージマンションのご紹介
  6. 6.まとめ

ヴィンテージマンションとは

Photo byTeroVesalainen

一般的に分譲・賃貸に関係なく、マンションの築年数が経つにつれ価値は下がっていく傾向にあります。ただ中には、築年数が何十年も経っていても、人気が高かったり価値が上がったりするマンションがあります。そのようなマンションを「ヴィンテージマンション」といいます。

そもそも「ヴィンテージ」ってどういう意味なのかしら?

当たり年のワインのことを「ヴィンテージワイン」といい、高級ワインの代名詞とされました。そこから「特定の年に作られたいいもの」という意味で「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになりました。

ヴィンテージマンションの定義

フリー写真素材ぱくたそ

ヴィンテージという言葉の意味がわかったところで、ヴィンテージマンションの定義をみていきましょう!

  1. 立地に希少性がある(都心に駅近、自然あふれる公園の隣など)
  2. 大規模である
  3. 斬新なコンセプトのもと作られていて、住民がそれを理解している
  4. 斬新なプランと外観、ハイレベルの仕様と設備
  5. 質の高い管理体制
  6. 良好なコミュニティが形成されていて、住民が長く居住している

ただの中古マンションではないぞという、違いを見せつけられるような定義じゃな。もっとヴィンテージマンションのことが知りたくなってきたぞ~。

ヴィンテージマンションの4条件

Photo byTeroVesalainen

次にヴィンテージマンションの条件も見てみましょう!たくさんあるわよ~。

定義にこだわりを感じられたし、「ヴィンテージ」と付くくらいだから、条件も厳しそうじゃのう。

条件①立地がよい

マンションの価値を決める条件として「立地」は最も重要な条件と言えます。これはビンテージマンションにおいても重要な特徴です。人気な駅が最寄りであることは譲れない条件であり、東京では麻布十番・広尾・神楽坂が人気の駅として挙げられます。

条件②デザイン性

デザイナーズマンションのような凝ったデザインのものから、余計なものを置かないシンプルなものまでさまざまですが、共通していえることは、どの時代にみても「古い」と思われないデザインであるということです。

条件③管理体制

いくら人気のある駅が最寄りでも、デザイン性に優れていても、管理体制がずさんではヴィンテージマンションとは言えません。しっかりメンテナンスがされているこされていることも条件とされます。

条件④価格

これまでの条件を全て満たしていても、価格が安すぎると価値を評価されているとは言えず、ヴィンテージマンションとは言えません。時代によりますが、こちらが価値の基準になります。

  • 首都圏:坪単価300万円以上
  • 近畿圏:坪単価150万以上

価格も条件に含まれるのね!立地がよくでおしゃれで価格が安かったら、申し分ないのに。

一般的なマンションだったらそうかもしれないが、ヴィンテージマンションとなると、価格までもが条件の1つになるんじゃな。

ヴィンテージマンションのメリット・デメリット

Photo byTJENA

ここまで見る限りヴィンテージマンションって、とてもブランド性があっておしゃれなイメージだけど、デメリットもあるのかしら?

では、ヴィンテージマンションのメリット・デメリットを調べてみよう!

ヴィンテージマンションのメリット

Photo bybosco_lee131

コスパがよい

間取りの広さに対しての賃料は一般的なマンションに比べ安いのが特徴です。また内装をリノベーションしていれば、新築並みにきれいな部屋に住むことが可能です。

税金の軽減措置がある

中古マンションの購入でも、住宅ローン控除や不動産取得税の軽減措置を受けることができます。住宅公控除の条件は、条件が新築のマンションを購入するときよりも厳しくなるので、購入時には注意しましょう。

自然が豊か

新築時に植林・植樹した木々たちが数十年経ち、豊かに生い茂りのどかな景色が見られることが多いです。自然が生活の近くにあるだけで、季節を感じられ心の癒しにもなりますね。

住民の質がよい

ヴィンテージマンションは物件数が限られているため、知名度が高く住むことがステータスの1つであると捉えられることがあり、長く愛着を持って住み続ける住民が多くみられます。そのため、必然的に住民のマナーがよくなる傾向があります。

ヴィンテージマンションのデメリット

Photo bygeralt

虫が多い

メリットで「自然が豊か」と記しましたが、その反面タワーマンションなどに比べ虫が多くみられます。虫が苦手という方は住む階選びを工夫したり虫対策グッズを調べたりと、快適に住む方法を工夫した方が良いかもしれませんね。

コンシェルジュがいない

ヴィンテージマンションにはコンシェルジュがいない場合が多いです。したがってコンシェルジュ付きマンションからヴィンテージマンションに引っ越されてきた方は、宅配便の受取りやクリーニングなどコンシェルジュに任せていたことを自分でやらなければいけないので不便と感じてしまいます。その場合は物件探しの条件に「コンシェルジュ付き」を入れてみるのもおすすめです。

修繕積立金が高い

マンションを含む集合住宅は、管理費や修繕積立金などの修繕費用を管理組合に納めなければいけません(月2~3万程度)。しかし築年数が古くなればなるほどその費用が高くなります。ただ適切なメンテナンスがされていればマンションが長持ちし、価値が変わってくるので、長くよい状態で住み続けるには大切な費用とも考えられます。

次のページ

中古マンションの分譲と賃貸

関連記事

記事ランキング