リビングとダイニングの違いとは？DKとLDKの違いも併せて解説！

新しい家もしくは部屋を探すときに、確認するのが立地条件や設備の他に、家賃と部屋の間取りですね。不動産屋のホームページ（広告）を見るとDKやLDKという表記が絶対に出てきます。またリビングやダイニングという言葉もよく使われていますが、具体的な違いを聞かれても答えられる人はあまりいないようです。

普通に生活しているときはリビングもダイニングも、その違いをそこまで意識はしていなくても問題はありません。しかし新しい部屋（家）のレイアウトを考える上でも、生活しやすい場所に引っ越すという点でも、間取りのイメージをつかむことはとても大切です。

そして間取り図である程度部屋の情報を知っていれば、せっかく部屋を見に行ったのに希望とはかけ離れていたという残念な時間が減ります。この特集では、リビングとダイニングの具体的な違いについてご説明します。

リビングとは英語ではliving room、日本語での「居間」を意味する言葉です。家族でだんらんをしたり、くつろいだりする場所です。インテリアのレイアウトで例えれば、テレビやソファー、ちょっとした飲食物を置けるローテーブルを置いている部屋の場合が多いです。

ダイニングとは英語のdining room、日本語での食堂、食事をする部屋の意味です。インテリアのレイアウトで例えれば、テーブルとイスのダイニングセットを置いている部屋です。

Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチンを意味していてどんな不動産会社でも共通の表示です。つまりDKとはダイニングキッチンという意味で、台所の設備があり料理と食事をする場所が一つになっている部屋のことです。

LDKはリビングダイニングキッチンの意味を持ち、台所と食事をする場所とくつろげる場所が一つになっている部屋を意味します。具体的なDK、LDKの違いは広さです。住居として的確な大きさがあるかで、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の規定があります。部屋が一つの場合と二つ以上の場合でDK、LDKの大きさについて最低限必要な部屋の広さは決められています。

• 部屋が一つで台所のある部屋が4.5帖未満の場合は1K
• 部屋が一つで台所のある部屋が4.5畳以上8帖未満の場合は1DK
• 部屋が一つで台所のある部屋が8畳以上の時は1LDK

• 部屋が二つ以上で台所のある部屋が6帖未満の場合は2K
• 部屋が二つ以上で台所のある部屋が6畳以上10帖未満の場合は2DK
• 部屋が二つ以上で台所のある部屋が10畳以上のときは2LDK

実際に住むとなると非常に重要になるのが部屋の間取りです。くつろぎや団らんの場と食事をする場所が同じかどうかというのは、生活スタイルによって変わってきます。つまり家族構成や生活スタイルでDKが必要なのか、LDKが必要なのかが決まるということです。食事をする場所とくつろぐ場所を分けたいのか、同じにしたいのかは人によっていろいろですよね。もちろん家賃の予算によってもそれらは大きく左右されます。ただ大まかな目安はあります。

DKはLDKに比べて面積が狭いため、単身者や同棲中のカップルなど住人が二人までの生活に向いています。また家具や持ち物が少なく、広い空間を必要としていない人向きです。また家賃もDKの方がLDKに比べて安い場合が多いです。

一方LDKはDKに比べて部屋の面積が広いため、家族で暮らす人に向いています。また持ち物が多い人や、広いゆったりとした空間で生活したい人向けです。ただし家賃もDKよりは高い場合が多いので、経済的な余裕も必要な場合が多いです。

しかしこのDK（ダイニング）やLDK（リビングダイニング）という表示については、不動産業者の人すべてが正確に認識できているわけではないそうです。実際の間取りがDKでもLDKと言って広告を出している場合も多々あるそうです。

実際に住む場所は自分で見て、設備などを確認して決めるのが確かです。ただ逆にLDKでよい物件が見つからなくても、DKで探せばよい物件が見つかることもあるようなので、あくまでDKかLDKかというのは、住む場所を探す際の目安にすぎないということです。

最近はインターネットで部屋を探すのが一般的ですが、その際にDKやLDKの違いがわかっていれば、検索の際に必要なところだけ見れて余分な手間が減ります。ただあくまでこれらの部屋のレイアウトや設備は、探すときの目安なだけなので、実際に住むところを決めるとなれば、実際に見に行く必要はあります。効率よく部屋探しをしたい人は、ぜひ参考にしてください。