ハンモックチェアとは?
「ハンモックチェア」という物をご存知でしょうか。ハンモックチェアとは、ゆらめく「ハンモック」かつしっかり座れる「イス」の両方の機能を備えた、近年注目を集めている椅子タイプのくつろぎ家具のことです。ロッキングチェアとは違い、前後に揺れる不安定さよりも沈み込む気持ちいいフィット感が勝ってリラックスできると評判になったのです。今回はそんなハンモックチェアのおすすめや選び方をご紹介いたします。
ハンモックチェアの種類
ハンモックチェアには、その「様式」で分けると2通りの種類があります。1つ目は「吊り下げ式」、2つ目は「自立式」です。種類はたくさんありますが、まずはこの2種類に分けて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
吊り下げ式
「ハンモック」と聞いてすぐに思い浮かぶのは、木の間にシートを渡した気持ちいいベッドタイプではないでしょうか。吊り下げ式のハンモックチェアはまさにこのタイプのハンモックを原点としています。しかしこれはあくまでも「原点」。ハンモックチェアは「座るスペースがあればよい」ため、大きなシートを離れた太い木に結ぶ必要などないのです。以下で使用例をご紹介します。
アウトドアシーンで
「ハンモックでくつろぐ」といえば真っ先に浮かぶ「森林浴」。その延長として「キャンプ」など、アウトドアシーンで吊り下げ式ハンモックチェアが活躍することがあります。持ち運びが簡単なので、小さなお子様のいるご家族や、ご友人の集まりで共有して座るのもいいでしょう。
ハンモックチェアの耐荷重量
ハンモックチェアの耐荷重量は、ものにもよりますが多くのもので250kg以上あります。よほどでない限りは2人乗っても落ちる心配がありません。木や柱にくくりつけて使いましょう。吊り下げ式タイプはお値段が安いのも特徴です。
ヨガ用として
近年新しく出てきたのが「ヨガ用」としてのハンモックチェアです。これはチェアというよりもテントに近い形。「ハンモックシートの両端2本ではなく1本のロープで吊るしてしまおう」という発想から生まれたものです。ハンモックチェアならではの利点でしょう。大きくスペースを取ってくくりつけなくても、どこかこじんまりとでも吊るすスペースがあればよいのです。
ヨガ用のものでは、吊るしてその内外でヨガを行います。床で行うよりも揺らぎがある分、ヨガも難易度が格段に上がります。そして宙に浮かんでいるような気持ちいい感触は、床でのヨガとは比べものになりません。ご使用の際には、「吊るす箇所」があるかどうか、チェアを「吊るす場所の耐荷重量」にもご注意ください。
自立式
「吊るすところがない」という問題から生まれたのが、「自立式」のハンモックチェアです。これは柱をチェア自らが持っていて、そこにハンモックチェアのシートが吊るされているものです。吊り下げ式にせよ自立式にせよ、気持ちいいことに変わりはありません。折りたたみのできるものとできないものがありますので、具体的に見ていきましょう。
インテリアとして
インテリアとして飾るのであれば、折りたたみ式でないおしゃれな椅子タイプのハンモックチェアがたくさんあります。中のクッションを変えるだけで印象もガラリと変えられるので、気持ちいい大人用の種類も豊富です。折りたたみのできない椅子タイプは柱の強度を上げられるので、機能性デザイン性ともに優れたものがたくさんあるのです。
室内での気分転換に
「たまの気分転換に使いたい」ということであれば、折りたたみ式で持ち運びできる方が便利で日常生活の邪魔にもならないでしょう。この種類だと、洗濯物干しのような形やローチェアのような形の柱にシートの付いたハンモックチェアがあります。多いのは船のような形です。安定しながらもハンモックチェア独特の気持ちいい感触を楽しめます。
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