はじめに
梅雨時期のカビ予防や、部屋干しした洗濯物を早く乾かせるということで除湿機が家にあると便利ですよね。除湿機といえば、大きく音がうるさい、電気代がかかるというイメージを持つ方も多いかもしれません。近年では、コンパクトかつ静音で、電気代も安い省エネタイプの商品も続々と市場に出回っています。今回は、コンパクトや静音、強力に除湿ができるなどおすすめのポイントをわかりやすくご紹介します。
除湿機の用途
除湿機の用途①カビ予防
日本では5月~6月ごろに入梅(にゅうばい)し、ジトジトと雨が振り続ける時期を梅雨とよんでいます。この時期は湿度で結露しやすくなります。結露が続くことでカビ菌が増殖し、ひどいと床や壁、布団や常温でおいてある食べ物にまでカビが生えてしまいます。カビが増えるとアレルギーの原因になったり健康にも悪いです。除湿機があるとカビの増殖を防いでくれるため、湿度が高い場所は強力タイプの除湿機があると安心です。
除湿機の用途②部屋干し
近年では共働きや、単身家庭で外に干せず洗濯物を部屋干ししている人も増えています。長雨や梅雨、悪天候などにより部屋干ししていても乾きにくいと衣類に雑菌が増えいやな匂いがしますよね。そんな時、部屋干しアイテムとして除湿機があると湿度を吸い込んでくれ、洗濯物が乾きやすくなります。素早く乾かすことで菌も発生しにくいため、衣類を清潔に保つことができおすすめです。
除湿機の方式
①コンプレッサー方式
コンプレッサー方式は、エアコンの除湿と同じ方法で除湿します。コンプレッサーを使って部屋の中の湿度を冷やし、湿気を水滴にして除去する方式ですが、暑い夏場向きで気温の低い冬場には向きません。また、省エネで電気代は安いですが音がやや大きいのが難点です。
②デシカント方式
デシカント方式は、乾燥剤を使って水分をフィルターに吸着させ、湿気を除去します。フィルターに吸着した水分は暖められ、水タンクに水滴として溜まっていきます。1年通して使うことができる方式ですが、電気代はやや高めです。水分を暖めるため夏場はやや室温が上がります。デシカント方式の除湿機は軽くコンパクトな製品が多いです。
③ハイブリッド方式
コンプレッサー・デシカント方式それぞれの特徴をあわせたものがハイブリッド方式です。暑い夏場はコンプレッサーが室温の上昇を防ぎ、寒い冬はデシカント方式の水分を暖める機能がはたらくため、1年を通して強力に除湿ができ、心地よく使うことができます。部品が多くなるため、大きめの商品が多く、価格も少し高いものが多いです。
④ペルチェ方式
ペルチェ方式とは、パソコンの内部冷却や小型の冷蔵庫に利用されているペルチェ素子という電子部品を採用している方式です。ペルチェ方式を取り入れている除湿機は、コンパクトで軽量、振動や騒音が少ない、製品の値段が安いという特徴がありますが、コンプレッサー方式やデシカント方式に比べ除湿力が弱いです。半導体式と表示されることもあります。
次は、除湿機を買う時のポイントや実際にAmazonで買える除湿機の紹介もしていくわよ!