パーライトモルタルの作り方
パーライトモルタルの配合比
- セメント:1.00
- 川砂:1.50
- パーライト:0.27
- 水:0.62
パーライトモルタルの一般的な配合比は上記の通りです。作り方のポイントは、カラ練りをしっかり均等に混ぜ合わせることです。そして、水は複数回に分けて加えるようにし、過度な加水とならないよう注意しましょう。この2点に気をつけないと、完成時に強度が足りなくなってしまいます。
材料を用意する
パーライトモルタルの材料
- セメント(配合比:1.00)
- 川砂(配合比:1.50)
- パーライト(配合比:0.27)
- 水(配合比:0.62)
- トロ舟(プラスチック容器でも可)
- 練りクワ(スコップでも可)
パーライト
まずは配合比に合わせて、それぞれの材料を用意しましょう。パーライトはネット販売の他、園芸店やホームセンター、100均などでも買えます。
セメント
セメントを買う量は用途によって考えましょう。20kg2,000円程度で購入できます。
川砂
川砂はパーライトモルタルの材料で一番高い配合比になります。12リットル送料込みで1,500円程です。
トロ舟
【お届け先法人様限定】リス興業 プラ舟220 セメント舟(トロ舟) 外寸:1514 × 900 × 214mm 内寸:1430 × 830 × 198mm 底寸:約1346 × 746(内側) (土木作業用品 プラ船)
参考価格: 13,848円
トロ舟はモルタルを扱うことを想定して作られているので使いやすいですが、どこにでも売っているわけではないので、プラスチック容器で代用しても問題ありません。
練りクワ(左官鍬)
練りクワもトロ舟同様、モルタルを扱うことを想定して作られていますが、スコップで代用することも可能です。
手順
パーライトモルタルは練ることと水を足すことを繰り返す、まるで蕎麦粉を練るような手順で作っていきます。初心者はもちろん、蕎麦を作る体験をしたことがある方にとっては、シンプルで簡単な手順となっているので、気楽に挑戦してみてください。ちなみにセメントはアルカリ性なので、作業するときはゴム手袋をはめるのがおすすめです。
手順①カラ練り
はじめに、セメント・川砂・パーライトをトロ舟に入れ、練りクワでしっかりカラ練りしましょう。トロ舟と練りクワの代わりにプラスチック容器とスコップで代用するのも可能です。ちなみにカラ練りとは、材料を均等に混ぜる作業のことをいいます。ここでモルタルの強度が決まる重要な行程です。
手順②水を加える
ある程度練り終わったら、結合の要となる水を少し加えて、また練るという工程を繰り返します。水は一気に入れるのではなく、数回に分けて入れるようにしましょう。多少手間はかかりますが、大事なポイントです。
手順③練り上げる
水を全て入れ、練り上げたら完成です。水分が足りないように感じて水を加える方がいますが、配合比以上に加えないことをおすすめします。過度に水を入れてしまうと、パーライトモルタルの充分な効果が発揮されない恐れがあるので気をつけましょう。
【番外編】ロケットストーブの作り方
番外編として、パーライトモルタルで作ったロケットストーブの動画をご紹介します。煙が出ないというメリットがあるので、室内でも使用できていました。なかなか本格的な作成になりますが、完成したときの達成感は大きく、また実用的でもあります。他にもいろいろな作り方があるので、作る前に用途に合わせて考えてみましょう。