賃貸で押入れ収納DIYをする方法
住んでいる家が賃貸であるために、せっかく手作りしたものが設置できなかったらがっかりしてしまいますよね。一般的な賃貸物件は、改築やDIYは禁止となっていることが多いです。それでも、大家さんによっては許されるケースもあり、簡単なリフォームやリメイクをしてもいいもの、ダメなものが違うので、作る前に大家さんに確認しておきましょう。
賃借人には原状回復義務がある
賃借人には原状回復義務があります。要するに、賃貸契約が終了した際、借主は部屋・建物を借りた時の状態に戻さなければならないということです。普通に生活するうえで生じる汚れや消耗などは対象外ですが、自分からすすんで、あるいは誤ってつけてしまった傷や汚れは元通りにしなければならないのです。
原状回復義務の定義
- 賃貸人の居住・使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧するもの
まずは大家さんに相談しましょう
どういったDIYをしたいのか、どこまでならOKかなど、前もって大家さんに相談することで、原状回復義務は免除してもらえることがあります。DIYの許可が得られても、原状回復義務は生じるというケースもあるので、引っ越しの際は原状回復義務についても大家さんによく確認しておきましょう。
今のお部屋でDIYしたい時は
どうしてもカスタマイズしたい人は、大家さんと交渉するか、DIY可能な物件を探してみるのもいいでしょう。また、賃貸が「借主負担DIY型」なら原状回復なしでもDIYやリメイク、リフォームができます。とはいえ、カスタマイズしたいけれど引っ越しはできないという方も多いでしょう。そんな方のために、DIYがNGなお部屋をDIYできる方法を紹介します。
DIYできない人におすすめの方法
- マスキングテープと両面テープで板壁を作る
- 襖や押入れの壁に剥がせるシートを貼る
- 襖や押し入れの壁にペイントしたベニヤかシートを貼る
- 収納アイテムをアレンジする
- 天袋につっぱり棒をつける
- 襖を外してみる
- ぴったりサイズの棚をつくる
賃貸のためDIYできなくても落ち込まないでください。最近では、はがせる壁紙や接着剤を使わなくても貼れる床材など、原状回復の必要がない便利なものを100円ショップでも買うことができます。1×4材のような扱いやすい木材を使って、マスキングテープと両面テープで板壁を作る、ベニヤ板にリメイクシートを貼るなど、壁や床を傷つけずにお部屋改造は可能です。
賃貸でも可愛く収納したい!おしゃれなDIY・リメイク5選
おしゃれなDIY・リメイク①
こちらはキッチンのシンク下収納ですが、吊りさげタイプのかごやフリーラックは、押入れ収納にも使えますね。下にシートなどを敷く場合にも、ピンクや白などのものを使うと優しく可愛らしい印象に、青や緑などでまとめると落ち着いた印象になります。
おしゃれなDIY・リメイク②
ウォルナット色に塗られた木製のフリーラックは可愛くも渋くも使えて、使い勝手が良さそうですね。また、形もシンプルなので1×4などの木材で自作しやすいです。高さのないバッグや帽子といった小物を置いたりして、押入れの中のデッドスペースを有効活用しましょう。
おしゃれなDIY・リメイク③
押入れの天井をペイント、壁にシートをはり、棚を手作りして作業スペースにしています。可愛くレイアウトされていて、憧れますよね。椅子や引き出しなども落ち着いた色あいにすることで、押入れとお部屋の一体感が生まれ、お部屋全体を広く見せる効果もあります。
おしゃれなDIY・リメイク④
シンプルでありながら、とてもおしゃれな収納ラックです。木材を斜めに組み合わせ、下と後ろから板で支えています。材料も少なくすむのでDIY初心者の方が手作りするのにもおすすめです。自分の好きな色にペイントしたり、ちょっとしたアレンジをしてみるのも良さそうです。寝室やリビングなど簡単に移動もできて、本を読むのが楽しくなりそうですね。
おしゃれなDIY・リメイク⑤
ビンテージ感のあるラックです。カラーも馴染みやすいように落ち着いていて、おしゃれに仕上がっています。シンプルなデザインで、比較的簡単に自作できそうですね。1×4などの木材や、ベニヤ板などをホームセンターで購入すると指定のサイズにカットしてもらえるところもあるで、購入前にカットしてもらえるかどうかと、カット料金を確認しましょう。
まとめ
空間や収納グッズを上手に組み合わせた押し入れ収納のDIYをご紹介しました。「我が家の押入れも、便利に可愛くしたい!便利に使いたい!」と思ったら、ぜひ参考にしてみてください。断捨離できたり、溜め込んでいたものが出てきたりして、気持ちもスッキリするかもしれませんよ。