柔軟剤入り洗剤の3つの種類
市販されているもので、一般的な柔軟剤入り洗剤の種類を紹介します。使い方のほか、メリットやデメリットなどもあわせてお伝えします。
液体タイプの特徴とおすすめポイント
液体タイプの柔軟剤入り洗剤は、液体の中に洗浄力成分と柔軟剤成分が一緒に含まれたものです。使い方は、いつもの洗濯の際に洗剤投入口に1回分の量を投入するだけです。コンパクトタイプのものが多く、1回分の洗濯で使用量が少なくて済むものが大半です。匂いが良いものが多く、仕上げで使用する香りづけビーズがいらないものがほとんどです。
メリット:よく溶けること
メリットは、水に溶けやすいところです。水温が低い時でも洗浄力を発揮するとともに、乾くとふっくら柔らかい生地に仕上がるところが魅力です。また、すすぎも1回で済むものが多いため、節水・エコの観点でも一役買っています。匂いも残るので下着などを洗う時におすすめです。
デメリット:洗浄力にやや欠ける点
一方でデメリットは、洗濯洗剤単体よりも洗浄力が若干劣るところです。特に泥汚れや油汚れなどは落としにくい傾向にあります。キツい汚れはあらかじめ下洗いをしておくとよいでしょう。
ジェルボールタイプの特徴とおすすめポイント
特殊フィルムの中に複数の種類の液体がボール状に閉じ込められたものです。液体洗剤などはあらかじめ洗浄成分などが配合されていますが、ジェルボール状の洗剤は、水の中でフィルムが解けることによってそれぞれの成分が合体するため、洗濯のたびに強力な洗浄力を発揮してくれます。使い方は簡単で、ボール1つが約1回分となっているため、洗濯槽の底に1つボールを入れるだけで済みます。
メリット:1回分ずつ使えること
メリットは、計量の手間がいらないといった点です。1回分ずつつまめるため、手を汚すことなく洗濯槽へ放り込むだけの簡単プロセスが人気です。また、フィルムでそれぞれの洗浄料を分割させることで、洗濯をするときに効果が発揮できるよう計算されています。洗浄力の面で液体タイプよりも向上している点がポイントです。
デメリット:匂いが残りにくいところ
一方デメリットは、柔軟剤の匂いが残りにくいところでしょうか。ほんのりと匂いが残る程度ですので、香料が苦手な人にとってはメリットとなる部分ですが、残り香を求める人は、香りづけビーズなどを併用することをおすすめしています。
粉末タイプの特徴とおすすめポイント
昔ながらの粉末状の洗剤です。この中に柔軟剤成分が含まれているため、洗濯をしている際にふんわりと仕上げることができます。使い方は、付属のスプーンで1回分を計量して洗濯機に投入するだけ。粉末洗剤を主に使用してきた年配者の方や、コスパを重視している人の間で人気です。
メリット:コスパの良さ
粉末タイプの柔軟剤入り洗剤は、コスパがよいことが挙げられます。特売を利用すれば1箱200円台から購入できるため、ほかの柔軟剤入り洗剤と比較するとさらにお得に使用できるところがメリットといえるでしょう。
デメリット:溶けにくいところ
粉末タイプの柔軟剤入り洗剤のデメリットは、溶けにくいところです。特に冬場などの水温が低い時には溶け残りが出てしまい、衣類に粉が残ってしまうことがあります。こういった理由から、赤ちゃんの衣類にはあまりおすすめできないことも。あらかじめお湯で溶かすなど、使い方の工夫をすることで回避は可能です。
おすすめ柔軟剤入り洗剤のコスパを比較
柔軟剤入り洗剤は、安価なものを中心に本体400円前後で購入することができます。液体洗剤の場合、約35回分程度使える量が入っています。大体1ヶ月分ととらえるとよいでしょう。400円程度で購入できるコンパクト洗剤と柔軟剤をそれぞれ購入する場合と比べて、コスパはほぼ変わらないか、若干安くなると考えられます。
便利なのはいいけれど、コスパが肝心。柔軟剤入り洗剤は安いの?