ダイソーのミルクペイントペンキとは?
ミルクペイントは、100円ショップの大手ダイソーで購入できる水性塗料です。正式な商品名は『ナチュラルミルクペイント』といいます。原色にミルクを混ぜたような淡い色合いが人気で、ナチュラルにもアンティーク調にもいろいろなアレンジがこれだけでできるとDIYファンの間で人気となっています。
ミルクペイントの陳列場所
ダイソー店内でミルクペイントが探せないという声も見られました。ミルクペイントは、木箱などが陳列されている木製インテリアのコーナーに関連商品として置かれているようです。ナチュラルなインテリアを探しているときに、偶然見つけたという声も見られました。見つからないときは、店員さんに聞いてみてくださいね。
ダイソーのミルクペイントペンキの特徴
ダイソーのナチュラルミルクペイントは、カゼインと呼ばれる乳製品に含まれるリンタンパクの一種が原料として使われています。カゼインは水溶化させると塗料の原料となります。「ミルクペイント」と呼ばれる理由がわかりますね。
ミルクペイントの質感
ミルクペイントは対象物に塗ると、クリーミーな色合いが出せます。乾くとマットな質感になるので、ナチュラルな雰囲気を作りたいときにぴったりです。また、ダイソーで購入できる下地やコーティング剤と合わせて使うことで、アンティークやシャビーシックな風合いにも表現できます。
ミルクペイントの色展開
ダイソーのミルクペイントは9色展開です。
- アースホワイト
- ナチュラルベージュ
- モカチャ
- スモーキーピンク
- スモーキーレッド
- スモーキーブルー
- スモーキーグリーン
- ダークグリーン
- ブラック
これが100円で購入できるのだから、お試しにも最適ですね。
ダイソーのミルクペイントペンキの塗り方
ダイソーには100円でペンキ用の刷毛や絵筆もそろいます。ミルクペイント専用の刷毛を購入しておくとよいでしょう。うすめ液などは一切不要で、直接対象物にペイント可能です。水性塗料なので、木材や紙への塗布が一番適しています。
ミルクペイントは混ぜられる?
9色しかないから、色の展開を広げるために混色したいと思う人もいることでしょう。くすみ系やアイボリーよりの色合いで調合されているため、混色するときれいな色合いにならない場合も。できるだけ、混色は避けましょう。他の色を重ね塗りするときは、しっかり乾かしてから次の色を塗りましょう。
ダイソーのミルクペイントペンキを使ったフェイク方法
ナチュラルミルクペイントはフェイク(塗装による効果)を出すことができる優れものです。いくつかの手法を紹介します。
フェイク方法①やすり掛け
やすりをかけて下地に塗った色をみえるようにすることで、時間の経過をイメージできる手法です。やすり掛けの手法は、DIYしたインテリアに対するアンティーク加工の基本として紹介されています。
やすり掛けの方法
- 木材の下地にモカチャなどの濃色を塗る
- 乾かした後にベージュやアースホワイトなどの淡色を重ねて塗る
- 淡色の重ね塗りはムラになってもOK
- 淡色が乾いたら、紙やすりで要所を削ってアンティーク感を出す。下地が見えるまでこする
フェイク方法②アンティークメディウム
時間が経過したような木材の風合いを出すための塗料が『アンティークメディウム』です。こちらも100円で購入可能です。ナチュラルな古美(ふるび)仕上げを好む人は、参考にしてくださいね。
アンティークメディウムの使い方
- 木材に下地になる色(好みの色)を塗りしっかりと乾かす
- 紙やすり(中目~細目のもの#400よりも荒目の番手推奨)でランダムに荒く傷つける
- やすり掛けは同じ方向にかけるとナチュラルに仕上がる
- 平筆でにアンティークメディウムを含ませ、十分にしごいたのちに、やすりで傷つけた場所に乗せる
- かすらせるようなイメージで、傷口にアンティークメディウムを埋めていく
フェイク方法③クラッキングメディウム
風雨にさらされて木材に塗装を施した表面が劣化した風合いを表現できる手法です。100円ショップで購入できる『クラッキングメディウム』という塗料を使います。何年も経過したような印象にしあがります。
クラッキングメディウムの使い方
- 下地となる色(モカチャなど)を塗ってしっかり乾かす
- クラッキングメディウムを塗る、多少ムラが出てもよい
- クラッキングメディウムが乾ききらないうちに、表面に重ねる色(ナチュラルベージュやアースホワイトなど)を塗る
- 表面の色を塗る際は厚塗りや重ね塗りはNG。均一の厚さで塗ること
マルチに使える水性塗料だからDIYにぴったりですね。