エアリズムシリーズってどんな商品?
ユニクロで毎年暑くなると大人気なのが、エアリズムシリーズの肌着です。中には、暑い時期だけでなく、オールシーズン愛用している方もいるようです。では「エアリズム」と「エアリズムメッシュ」の2種類は、それぞれどのような特徴の違いがあるのでしょうか?
エアリズムメッシュとは
エアリズムメッシュの特徴
- ドライ
- 接触冷感
- 抗菌防臭
- 消臭
- 通常のエアリズムより2倍の通気性
ストレッチ性が高く肌触りがいい肌着ですが、何よりも「通気性が通常のエアリズムより2倍」というのが注目ポイントです。冬場に暖房の効いている場所で汗をかいてしまっても、エアリズムメッシュを着ていれば冷える心配がありませんね。
エアリズムとは
では次にエアリズムの特徴をご紹介していきましょう。
エアリズムの特徴
- ドライ
- 接触冷感
- 抗菌防臭
- 消臭
エアリズムメッシュよりも機能性が劣るのかと思いきや、エアリズムも快適性に優れており着心地がよく、1度使ったら他のメーカーの肌着は使えないという口コミがあるほどです。大人のエアリズムシリーズでは、シャツの襟元から見えにくかったり、トップスから透けにくかったりと細かな配慮がされているデザインになっているところも、おすすめポイントです。
エアリズムからレギンスも登場
エアリズムのインナーの中には、UVカットレギンスが販売されているのをご存知ですか?日常使いはもちろんですが、ランニングや屋外でのスポーツを楽しむ方にも愛されているレギンスです。紫外線対策をしつつ運動して汗をかいても快適に着用できる、おすすめのレギンスですよ。
足の日焼けって意外と目立つのよね。UVカットができて快適に着用できるレギンスはありがたいわ。
エアリズムメッシュとエアリズムの違い
では、上記でエアリズムメッシュとエアリズムの特徴を見ていきましたが、それぞれを比較すると、どのような違いがあるのでしょうか?項目別にご覧ください。
①着心地
通常のエアリズムと比較すると、肌触りがよく、愛用者たちは「軽い」「着ている感覚が少ない」と大絶賛です。またエアリズムの触り心地はサラサラとしていますが、着ていると肌の引っかりを感じる方がいるようです。しかしエアリズムメッシュはメッシュ素材を使用しているため、肌との摩擦が少なくストレスフリーに着用できます。したがって、エアリズムメッシュの方が、より肌ストレスが少なく着用できるということでしょう。
②快適性
通気性を比較すると、エアリズムメッシュは通常のエアリズムよりも2倍の通気性があるため、汗をかいたあと体にインナーがピタッとくっつく嫌な感覚が少ないのが特徴です。特に夏場は屋外で汗をかいたあとに、冷房の効いている場所に入ると、汗で湿ったインナーが冷えて不快な状態になります。しかし通気性のよいエアリズムメッシュなら、メッシュ素材の速乾性で不快感が大幅に減少します。
③素材の違い
エアリズムメッシュとエアリズムでは、素材を比較すると、主な素材がナイロンかポリエステルかという違いがあります。軽さや伸び、肌触りはナイロンの方が上回るため、ナイロンを使用しているエアリズムメッシュの方が、着ていないような軽さやさらりとした肌触りのよさを感じるのです。
- エアリズムメッシュ…83% ナイロン、17% ポリウレタン
- エアリズム …88% ポリエステル、12% ポリウレタン
ナイロンとポリエステルで異なる素材を使っているから使い心地に違いが生まれるのね。
エアリズムメッシュの素材の秘密
愛用者の声やその時代にあった新しい技術を取り入れて、年々進化しているエアリズムシリーズですが、なぜあんなにも機能性抜群で着心地がいいと人気があるのでしょうか?
なぜ汗をかいても快適なの?
エアリズムメッシュを作っている糸は髪の毛の約1/12の細さほどの超極細です。その超極細の糸を約100本集めて1本の糸にし「毛細管現象」という液体が重力とは関係なく細い管の中や、隙間を上昇していく現象を利用して、素早く繊維が汗を吸い取り蒸発させます。そして、汗が蒸発すると同時に「気化熱」が蒸発するときに周りの熱を奪う現象が起こり、体表温度を下げます。したがって、エアリズムメッシュはさらっとした着心地を維持できるのです。
エアリズムの生みの親は?
エアリズムはユニクロだけでなく、素材作りに長けているメーカーとタッグを組んで制作しています。
- メンズ…東レ
- ウィメンズ…東レ・旭化成
2社とも有名な素材メーカーですね。最近では肌着のイメージが強かったエアリズムシリーズからパーカーやワイドパンツなども発売されましたが、それぞれのアイテムを作るための生地だけでなく、その生地を作る糸、さらにその糸を作るためのポリマーまで独自で作っています。
ポリマーまでオリジナルだなんて!すごいこだわりですね。
さらりとした肌触りはなぜできる?
さらりとした肌触りなのは、キュプラという綿花の種を包むフワフワのうぶ毛(コットンリンター)を主原料にしている再生繊維が使われているからです。この繊維は旭化成で作られたもので、エアリズムのキャミソールやタンクトップ、ウィメンズのクルーネックTなどに使われています。キュプラを使うことで、「繊維自体が余分な湿気を吸って放出する」という機能が新たに加えられました。
キュプラの特徴
- 繊維の側面に溝がなく、断面が真円に近い丸になるほどなめらかである
- 繊維の中に湿気を吸いやすく吐き出しやすい隙間が多い
- 繊維に含まれる水分率が絹と同じくらい高い
女性の肌に優しいエアリズムの肌着は、キュプラを活かしたアイデアによって生まれたのですね。
洗濯したら抗菌防臭・消臭機能は落ちる?
エアリズムは繊維自体に防臭・消臭加工が施されているので、洗濯をしても機能が落ちません。においの原因は「アンモニア」「酢酸」「雑菌」「部屋干し」などさまざまですが、繊維自体が抗菌防臭加工でにおいのもとになる雑菌の繁殖を防ぎ、消臭加工で生地に付いたにおいの元を吸収・中和しているので、他の一般的な衣類に比べて、機能が長続きするといえます。
ではまずエアリズムメッシュの特徴をご紹介していきましょう。