空調服を自作する場合の注意点
空調服があると、日中の仕事が楽に進みます。屋外での仕事を続けることによって心配される熱中症のリスクもわずかながら下がることでしょう。でも、空調服もすべての場面においてOKとは言えません。ここでは、注意点をいくつか紹介します。
①溶接や火器を使う現場ではNG
溶接現場や火器を取扱う現場で空調服を着用することは思わぬ事故につながる可能性があります。モバイルバッテリーなどが現場の熱で膨張しないよう気を付けなければいけません。また体に風を取り込みながら作業をすることになるので、引火などにも注意しましょう。
②DIYする作業着の素材に注意
空調服化させたい作業着がポリエステル製だったという場合はアイロン接着が不向きな場合があります。もちろん溶接現場では化繊の作業着はNGです。また、通気性重視の素材が採用されている服は、服の中で風の循環が起こらず、意味をなさないことも。素材やデザインを確認しましょう。
③重量も考慮に
4ファン化させることは簡単です。暑い日の現場作業も便利に進む可能性が高まります。ただし、体に装着した時のファンの重さやモバイルバッテリーの重量などで、体力が奪われてしまうこともあるようです。4ファンで体の動きに制約が出てしまったこともあるので、重量も考慮しましょう。
④モバイルバッテリーの規格に注意
ファンと接続できるバッテリーにはそれぞれ規格があるようです。自作した人の中には、手持ちのモバイルバッテリーとファンが接続できなかったという場合があるようですね。バッテリーとケーブルとの接続変換アダプターなどを準備すると問題が解消できるようですが、事前にバッテリーの規格を確認することをおすすめします。
まとめ
工事用作業服やつなぎ、バイクスーツなどにあると便利な空調服。自作キットで空調できるところがうれしいですね。USBなどで充電できるモバイルバッテリーを準備しておけば一日中快適に過ごせます。注意事項などもあるので、確認しながら快適な作業ができるよう工夫してくださいね。
手持ちの空調服のファンの規格をそろえておこう