モルタルの床ってどう？その性質や魅力をお届け！デザイン実例も紹介

DIYでモルタルを塗るときは適当なモルタル選びと下準備が必要です。以下に、DIYでのモルタルの塗り方を順を追ってご紹介します。

用意するものはモルタルとトロ舟、コテ、コテ板です。始めてモルタル塗りにトライする人は、水を混ぜるだけで使える「ドライモルタル」が便利です。使うときはあらかじめ用意したトロ舟にモルタルと規定量の水（商品に記載）を加えながらよく混ぜます。ちなみにトロ舟はプラスチックの容器でホームセンターで販売しています。

始めに塗る場所に汚れがないかを確認してから打ち水をして湿らせます。モルタルをコテ板に乗せて、コテを使って均等になるように平らに塗ります。右効きの人は左奥から、左効きの人は右奥ら塗ると塗りやすいです。

下塗りから中塗り、上塗りと3回に分けてモルタルを塗っていき、最終的に約2～3cmの厚みになるように調節します。3回目はコテを水平にしてモルタルにしっかりとつけて表面を平らにします。できるだけコテの跡が残らないようにしましょう。

季節や天候にもよりますがモルタルの乾燥時間は約24時間です。可能であれ2～3日は乾燥させるとモルタル床の強度が増します。送風機などを使うと時間が短縮できます。速乾モルタルを使うと早く乾きます。完成したモルタルに足形を付けないように注意しましょう。

モルタル床はさまざまなテイストの部屋と相性がよく、リノベーションでも人気があります。以下に、モルタル床のデザインを個人宅やオフィスなどいくつかご紹介します。

優しい色合いの無垢材とモルタルの玄関土間のコラボです。クールな印象になりがちなモルタルですが、塗り方ひとつで人手の温もりが感じられるデザインになります。狭くて暗い玄関をこのようにリフォームすると、ゆとりのある快適な空間に生まれ変わります。

室内でペットを飼うと床におしっこをされて臭いが染みつきます。しかし、犬の抜け毛やダニ、ハウスダストを考えるとカーペットもためらいます。そんなときはモルタルの床材を使うと、ペットのおしっこもさっと拭けて消毒すれば解決します。ただし、環境にもよりますが気密性の高いサッシを使うなど断熱の必要性が出てきます。

シンプルなグレーのモルタルの床や白の壁面塗装を施すと、植物の鮮やかなグリーンが引き立ちます。また、できるだけ石などの天然素材を選び窓からの自然光を入れると、無機質なオフィスに温もりがプラスされます。

モルタル床の性質や魅力、デザイン実例などをご紹介しました。玄関はその家の顔と言っても過言ではありません。玄関の床材選びでその家の雰囲気が決まります。床材選びに悩んだときはこの記事を参考にしていただき、人気のモルタルも選択肢に入れてみませんか。