それぞれのエネルギーを使う暖房器具のメリットとデメリット
3種類の暖房器具について紹介しました。使用するエネルギーが異なると、それぞれのメリットやデメリットがあります。ここでは3種類の暖房器具のメリット・デメリットを紹介します。
ガスを使う暖房器具の特徴
メリット
- ランニングコストが安い
- 石油ファンヒーターなどより動かしているときの音が小さい
- 温風がスイッチを入れてから短時間で放出される
- 部屋全体を素早く暖められる
- 給油の必要がないので石油ストーブなどよりも楽に使える
- おしゃれな家にも合う、見た目がスマートな商品がある
デメリット
- ガスファンヒーターに使うガス管がない場合、新しくつけるための工事が必要
- ガスを契約していない家庭の場合、新しく契約しなくてはいけない
- ガスを使うためにおいに影響がでる
- 空気が乾燥してしまうので加湿することが望ましい
- 一定の時間使用したあとは換気が必要
石油を使う暖房器具の特徴
メリット
- さまざまな理由でライフラインが止まっても、灯油をストックしてあれば使用できるので災害に強い
- 電気を使わないものがあるので、電気代の節約をしたい人にぴったり
- 比較的に早く部屋全体を暖かくできる
- 部屋の床や壁の温度も上がり、スイッチを切ってもしばらく暖かい
デメリット
- こまめな給油が必要で、つけたままにできない
- 本体が高温になるので小さい子どもが火傷してしまう危険性がある
- 灯油がこぼれたり本体が転倒したときに火災が起きる可能性がある
- 商品によっては室内が乾燥する
- 一定時間使用した後は換気が必要
電気を使う暖房器具の特徴
メリット
- 室温を上げる器具のなかでは、火災の心配が少ない
- 器具を動かすエネルギーを途中で追加せずにすむので長時間つけたままにできる
- 石油やガスと比べてエコである
- 最近のエアコンには省エネモデルがある
- 本体が高温にならないものがあるので、小さい子どもが火傷する心配がない
デメリット
- 使い方によっては電気代が高くなってしまい節約に向かないものがある
- エアコンの場合、素早く暖かくなる反面でスイッチを切るとすぐに部屋が冷えてしまう
- オイルヒーターの場合、スイッチを入れてから部屋全体が暖かくなるまでに時間がかかる
- 本体の値段が高いものが多く、なかなか購入しづらい
次ページからはコスパのよいおすすめ暖房器具を紹介します。