防水塗料の選び方
防水塗料を選ぶときは、先にご紹介した防水塗料の種類で比較検討してから選びましょう。以下では、防水塗料の選び方をご紹介します。
選び方①種類で選ぶ
防水塗料を選ぶときは、上の「防水塗料の種類」で紹介した「配合成分のグレードの違い」「水性か油性の違い」「1液か2液かの違い」などから自分にあったものを選びます。
選び方②「トップコート」か「防水層の補修」で選ぶ
防水塗料を選ぶ際は「トップコート」か「防水層の補修」が必要かを見極めます。トップコートは透明な保護剤で防水機能がないため、色あせ程度であればトップコートでも補修できます。しかし亀裂ができてしまった場合は、防水層から補修する必要があります。
選び方③パッケージに記載されている用途を見る
屋根用の防水塗料のパッケージには、「屋上防水」または「屋根用」などと記載されています。何も記載されていないものは壁用の防水塗料として使用できるものが多いので、まずはパッケージを確認してみましょう。
選び方④1缶あたりの塗装面積で選ぶ
防水塗料のパッケージには1缶で塗布できる面積の「標準施工面積」が記載されています。購入する際は写真や説明文をよく読んで確認しましょう。
選び方⑤カラーやデザインで選ぶ
外壁塗装の色では清潔感のある白や黄色みがかった白、薄いオレンジ色や暖かみのあるオレンジが人気です。また、最近は新築などで工夫を凝らしたデザインのサイディング外壁が増えています。
サイディング外壁とは
サイディングとは外壁素材の一種で、セメント質と繊維質が主な原料です。デザインの種類が多く職人によって施工に差がなく、施工時間が短いことから、最近の主流になっています。
サイディング外壁のメンテナンス
サイディング外壁は表面の塗装に防水性があります。しかし、劣化を防ぐためには定期的な塗り替えが必要です。もとの柄を残したいときは透明なクリア塗装を選べますが、経年劣化の場合は色付きの「多彩模様塗料」など、天然石のような風合いのある塗料がおすすめです。
選び方⑥付加機能で選ぶ
最近の外壁塗料は防水性だけでなく、防さび、防カビ、耐候性、低汚染性、遮熱性、断熱性などの付加価値のある塗料が増えています。
次ページからはいよいよ「人気の防水塗料」を紹介します!
出典:写真AC