防水塗料の種類と選び方!屋根・外壁での使用で人気の商品も紹介!

防水塗料の種類と選び方!屋根・外壁での使用で人気の商品も紹介!

建物は日々さまざまなダメージを受けており、蓄積されたダメージが住宅の屋根や壁のひび割れの原因です。それを防ぐのが防水塗料の役目ですが、種類が豊富なため何を選べばよいのか迷う人が少なくありません。この記事では、防水塗料の種類と選び方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.防水塗料とは?
  2. 2.防水塗料の種類
  3. 3.防水塗料の選び方
  4. 4.【屋根用】人気の防水塗料
  5. 5.【外壁用】人気の防水塗料
  6. 6.まとめ

防水塗料とは?

Photo bydaymon_ss

建物の屋根や外壁は、気づかぬうちに日々の小さな振動や風雨などによりダメージを受けています。屋根や外壁へのダメージが蓄積すると、ひび割れが起こりそれが建物の劣化の原因になるのです。劣化を食い止めるためには防水塗料で補修をする必要があります。そこで今回は、防水塗料の種類や選び方などをご紹介します。

コンクリートには劣化を防ぐ加工が必要

コンクリートは建物の建材としてよく使用されていますが、防水機能が低いため、雨水が内部に浸透すると劣化してヒビ割れしやすい材質です。そのため、コンクリートに防水塗装を施し、劣化を食い止める必要があります。

防水塗料の構成成分

基本的に塗料は「顔料」「添加剤」「合成樹脂」の3つの構成成分でできています。「顔料」は塗料の色ツヤ、「添加剤」は塗料に特別な機能を持たせるもので、合成樹脂により塗料のグレードが決まります。

合成樹脂に関しては次の「防水塗料の種類」で解説します。

防水塗料の種類

出典:写真AC

防水塗料はさまざまなカテゴリーで分類することができます。以下に、防水塗料の種類をご紹介します。

種類①合成樹脂のグレード

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防水塗料は合成樹脂の違いでグレードが分類されます。下表のように上から下にいくほど成分のグレードが上がり、耐用年数がアップし高価になります。
 

グレード 材質 耐用年数
アクリル 安価で使いやすい 最短5年
ウレタン 皮膜が強く塗膜の弾力性も高い
はがれにくい
下地の形状にも左右されない
約7~10年
シリコン 耐久性が高く扱いやすい 約10~12年
FRP 軽量でプラスチックより強度が高い
腐食に強い
約10年前後
ラジカル 塗装の劣化因子に着目して作られた塗料 約14~16年
フッ素 耐久性、防汚性に優れている
施工に技術が必要
価格が高い
約15年以上

屋根には「シリコン」「ウレタン」「FRP」

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屋根の塗装では、耐久性と価格のバランスから「シリコン」が人気です。ついで「ウレタン」と新工法「FRP」の人気が上がってきました。「FRP」はエポキシ樹脂などの原料に、ガラス繊維などを合成し強度を上げた強化プラスチックです。比較的耐水性や耐候性が高い材質で、どんな下地にも対応できます。

外壁塗装には「シリコン」「ラジカル」「フッ素」

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外壁塗装では「シリコン」と「ラジカル」が人気で、「フッ素」はハイグレードな塗料として使われています。ラジカル塗装は比較的コスパに優れており、最近では外壁塗装に使用する機会が増えているようです。

種類②油性か水性

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合成樹脂にはそれぞれ「水性」と「油性」があり、塗料を水で薄めるのが水性、シンナーで薄めるものが油性です。以前は、油性のほうが耐久性が高いといわれていましたが、現在は2つの塗料の差はほとんどなくなってきています。そして、刺激臭がなく環境に優しい水性を希望する業者や施主が増えているようです。

DIY初心者や室内塗装には水性がおすすめです。

種類③1液型か2液型

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水性と油性の塗料はそれぞれ「1液型」「2液型」の2つに分類されます。1液型は1つの塗料だけで使えるもので、2液型は2つの塗料を混ぜて使うものです。DIYでは1液型をおすすめします。

次は防水塗料の選び方を紹介するよ!

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防水塗料の選び方

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