アリメツってどんなアリ駆除剤？製品特徴や効果的な使い方をご紹介！

「理想的殺蟻剤」であるアリメツは、その名の通り、蟻駆除のための薬剤です。神奈川県にある「横浜植木株式会社」が製造販売しています。古くからある殺蟻剤ですが、このところでは「最強の蟻退治アイテム」として注目されています。特に、家の中に蟻が入ってくるという被害があるケースで効果があるようです。

アリメツは液体タイプの薬剤です。蟻が好む香りでおびき寄せ、アリメツを食べさせます。蟻は巣へアリメツを持ち帰り、女王アリや巣の中にいる蟻のためにアリメツを備蓄します。この連鎖によって、蟻を巣ごと全滅させていきます。早くて3日程度、巣の規模によっては1週間程度で駆除が成功するといわれています。

アリメツの成分として、「糖蜜」と「ホウ酸水溶液」が使われています。糖蜜は、蟻が好むニオイと味があります。ホウ酸は無味無臭の成分で、蟻などの虫の体内に入ることで体の水分が抜けてしまい死に至る作用があります。「ホウ酸ダンゴ」などといった駆除剤と同じ考え方ですね。

アリメツを食べた蟻は、数時間後には脱水症状で死に至ります。アリメツを巣へ持ち帰ってから死ぬので、薬剤効果による連鎖も効果は高いと考えられています。

インターネット上では「蟻にはアリメツが効果アリ」という情報がありますが、アリメツにはどのような特徴があるのでしょうか。この特徴を知ることで「アリメツを使ってみたい」という気持ちが出てくるかもしれません。

アリメツは液体です。蟻が好む匂いにひかれてアリメツを口に入れた後で、巣に持ち帰ります。当該蟻が死んだあと、仲間の蟻がそれを食べることで、連鎖して死滅することも指摘されています。女王蟻の死滅にもつながりますので、早い段階で巣の壊滅ができるメリットがあります。

アリメツは、プッシュ滴下式の容器に入っています。ワンタッチキャップを開けるだけで手を汚さず液体を蟻誘引用容器に注げます。アリメツを入れるための誘引用容器は2種類あり、風雨やほこりをしのげるフタ付きの屋外用のものと、屋内でも使える白色のプラスチック容器があります。

アリメツは55g入り、500円前後で販売されています。このほかにも殺蟻アイテムは販売されていますが、アリメツは約20回分の量が入っており、ほかの商品と比較してもコスパは優れています。また、確実に蟻がアリメツを食べているところをタイミングによって確認できるので、安心感もあるでしょう。

アリメツの誘引用容器のポット部分にアリメツを多めに滴下します。屋外でも使えるフタ付き容器であれば、蓋を閉めて蟻の通り道に設置するだけです。蟻が面白いほど寄ってきて誘引エサを食べていきます。蟻が容器に近寄らなくなったら、補充しましょう。これを数日間続けます。