腰痛予防に正しいデスクチェア選びを
長時間椅子に座っていると腰痛を発症したり、腰痛持ちの方は痛みが悪化します。自宅でPC作業や読書など、長時間椅子に座ることが多いなら、腰に負担がかからないデスクチェアを選ぶことが大切です。最近では働き方改革によってテレワークに移行する企業も増えているので、腰痛対策のデスクチェアはこれから必需品となってくるでしょう。
悪い姿勢は腰痛以外のトラブルも招く
姿勢が悪い状態で座っていると腰痛だけでなく、肩が凝ったり首がいたくなったり、視力低下を引き起こしたりする原因にもなります。また女性なら誰もが気になるフェイスラインのたるみも生じ、二重あごになる場合もあるでしょう。それだけ悪い姿勢は身体に及ぼす影響も大きいため、正しい姿勢で座れるデスクチェアは必須となります。
腰痛対策のデスクチェアの選び方
腰に負担をかけないデスクチェアを選ぶには、いくつかポイントを抑える必要があります。ここで紹介する選び方を参考に、腰痛対策ができるデスクチェアをみつけてみましょう。
①正しい姿勢で座れるものを選ぶ
腰への負担を軽減するためには、座ったときに正しい姿勢が保てることが大切です。椅子に腰かけたときに、背骨が自然なS字カーブを描くのが理想となります。デスクチェアの背もたれが垂直だと、背骨と背面との間にすき間ができ、腰に余分な負担がかかるので注意しましょう。また座面が極端に柔らかいと腰にかかる負担も大きくなります。そのためある程度硬さがあり、腰があまり沈まないものを選ぶのがおすすめです。
②座面の高さが調整できるものを選ぶ
座ったときに足がしっかり地面につくかどうかも重要です。足が地面につかないとバランスが崩れ、正しい姿勢で座ることができません。そのため、座面の高さが調整できるデスクチェアを選ぶことが大切です。高さが調整できれば自分だけでなく、家族みんなで共有して使うことができます。
座面高さ調整にはレバー、ネジの2種類があるので、使いやすいほうを選びましょう。
③肘掛けがあるかどうかで選ぶ
肘掛けがあるかどうかで座り心地も異なります。肘掛けがないと腰が上半身全ての体重を支えることになり、腰への負担も大きくなるでしょう。肘掛けがあると上半身の体重もかけやすく、腰にかかる負担を軽減させることが可能です。
肘掛けに肘をついたとき、90°を維持できると姿勢も正しく保てます。
④背面の高さで選ぶ
デスクチェアには背もたれの高さもさまざまです。ローバックやハイバック、エクストラハイバックと種類があるので、それぞれの特徴を見極めて使いやすさを追求してみましょう。
定番のローバック
オフィスなどでよく見るタイプが背もたれが低いローバックタイプです。値段が安いこともあり、軽くて持ち運びしやすいのが特徴です。
背中が覆われるハイバック
背中が覆われて身体全体を支えてくれるハイバックタイプは、正しい姿勢も維持しやすいのでおすすめです。PC作業など、椅子に長時間座る方に適しているでしょう。
ヘッドレスト装備のエクストラハイバック
頭も支えてくれるヘッドレストがついたエクストラハイバックは、腰に加えて首にかかる負担も和らげてくれます。長時間の作業中にちょっと一息入れたいときなど、ヘッドレストがあればリラックスできて便利です。
次のページでは、腰痛対策のデスクチェアの選び方の続きをご紹介します。
人間工学に基づき設計されたデスクチェアなら正しい姿勢を維持できます。