はじめに
DIYのアイデアを見ていると「2×4材」や「ディアウォール」という単語をよく見かけますよね。DIYの人気アイテムで、便利そうなものだということは分かるけど、そもそも「2×4材」ってどんな特徴のアイテムなのかご存じですか?
「壁を傷つけないでDIYできる」って印象だけど、ちょっと曖昧かもしれないわ
もちろん、「壁を傷つけないでDIYできる」というのも間違いじゃありません。しかし、「2×4材」の特徴を知っていけば、もっといろいろなアイデアが思いつくかもしれませんよ。そこで今回は人気のアイテム「2×4材」の基本的な特徴と、「2×4材」を使った棚のDIYアイデアについてご紹介します。
いまさら聞けない「2×4材」ってどんなもの?
「2×4(ツーバイフォー)材」とは、もともとアメリカの木造建築工法「2×4工法」に使われる木材のことです。厚さが2インチ、幅が4インチの木材なため「2×4材」という名前がつきました。乾燥による木材の縮みを考慮して、実際には厚さ38mm×幅89cmのサイズの木材となっています。サイズを規格化したことによって、安い費用で手に入れられるようになったのです。
賃貸アパートとかで「2×4工法」って書いてある物件見たことあるけど、そういうことだったのね
実際に賃貸物件や建売の物件などの情報を見てみると、「2×4工法」と書かれていることがあります。プロの建築物でも使用している木材、それが「2×4材」なのです
「2×4材」が人気な理由とは?
プロも使用する木材ということは分かりましたが、「2×4材」はなぜDIYで人気なのでしょうか?その秘密は「2×4材」の特徴にあるのです。そこで、「2×4材」の特徴を一緒に見ていきましょう。
価格が安い
2インチ×4インチというサイズを規格化したことによって大量生産ができるようになりました。そのため低価格で木材を入手できるので、費用を抑えることが可能なのです。DIYの材料はもちろん、家を建てるときや賃貸選びのときなど、「2×4材」を選ぶことで費用を抑えられるのは嬉しい魅力ですよね。
安くてよいものを買うのがお買い物の基本よね
加工するのが簡単
木材って扱いにくいってイメージがあるわ。初心者だと難しいんじゃないかって思っちゃう
2×4材には、アメリカなどの針葉樹林を使ったSPF材と呼ばれる木材が使われています。SPF材は木材の中では柔らかく、強度があるため加工がしやすいです。また、研磨して表面をなめらかにしているものが多いので、扱いやすいのも特徴です。そのため、DIY初心者や女性でも簡単に扱うことができるのです。
手軽に買えるのが魅力
2×4 国産ヒノキ 【4色×133サイズから選べる】 38×89×520mm クリア色 DIY 木材 カット対応 BRIWAX ブライワックス
参考価格: 827円
2×4材はホームセンターで買うことができます。ホームセンターでは、好きな長さに切ってくれたり、運搬用の軽トラックを貸してくれたりと、DIYをされる女性向けのサービスも充実しています。また、2×4材はインターネットで買うこともできるんです。
ネットで買えちゃうの!?それなら材料集めも簡単ね!
実際の色合いや肌触りなどを確認できない、というデメリットはありますが、長く重い木材を自分で買いに行くのは大変、と諦めていた方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にとってインターネットで購入できるのはとても魅力的ですよね。これを機にDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「1×4材」とはどう違うの?
「1×4材」もDIYの材料でたまに見かけるわね
1×4材も、2×4工法で使用する木材のひとつです。2×4材よりも薄く、幅も小さいのが1×4材の特徴です。2×4工法では2×4材をメインに使い、1×4材を補助的に使用します。19mm×89mmという規格の木材ですので、2×4材よりも薄い木材を使いたい場合は、1×4材を使用するといいでしょう。
2×4材はどうやって使うの?
「2×4材」が木材って分かったけど、じゃあ切ったりビスを打ったりしなきゃいけないってこと?
2×4材はただの木材としても使用することができます。ビスで繋ぎ合わせたり壁に打ち付けたりして棚を作るのもいいでしょう。しかし、DIY初心者の方や賃貸にお住まいの方の場合、大がかりなDIYができないこともありますよね。そこで使用するのが「ディアウォール」なんです。
あ、聞いたことある!便利なアイテムなのよね
ディアウォールの他に「ラブリコ」という名前のアイテムがあります。ここではそれぞれのアイテムの特徴についてご紹介していきますね。
ディアウォールの特徴と使い方
若井産業 WAKAI ツーバイフォー材専用壁面突っ張りシステム ディアウォール ホワイト
参考価格: 1,075円
2×4材に取り付けるパーツで、木材を突っ張り棒と同じ感覚で取り付けられるようにしてくれるアイテムです。天井と床を突っ張って壁面収納を作ることもできますし、壁と壁を突っ張って棚を作ることもできちゃいます。このパーツが「2×4材」を人気者にした理由の一つでもあるのです。
すごーい!こんなに簡単に棚ができちゃうのね
ラブリコの特徴と使い方
平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 2×4アジャスター オフホワイト DXO-1
参考価格: 906円
ラブリコもディアウォールと同じように、2×4材に取り付けるパーツの名前です。メーカーやデザイン、機能性が違います。ディアウォールはバネの力だけで突っ張るのに対して、ラブリコはバネとネジの力で突っ張ります。またデザインが大きく違うため、仕上がりをイメージしながらどちらを購入するか決めるといいでしょう。
壁を傷つけないでDIYできるのは嬉しいわよね。費用も安く抑えられるならぜひ使ってみなくっちゃ
ジョイントパーツも必見
商品 | ||
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商品名 | 平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 2×4ジョイント オフホワイト DXO-4 | 若井産業 WAKAI ツーバイフォー材専用突っ張りシステム ディアウォール専用中間ジョイント ホワイト DWCJW |
価格 | 1,100円 | 1,263円 |
商品リンク |
ディアウォールやラブリコには、便利なジョイントパーツも販売されています。天井までの長い2×4材を設置したいけど、大きすぎて購入も設置も大変、と考えている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。2×4材を繋げられるジョイントパーツを使えば、短い2×4材でも大きな作品を作ることができるようになりますよ。ディアウォールとラブリコのジョイントパーツについて、その特徴をご紹介します。
ディアウォールのジョイントパーツ
若井産業 WAKAI ツーバイフォー材専用突っ張りシステム ディアウォール専用中間ジョイント ホワイト DWCJW
参考価格: 1,263円
パーツとしては少し大きめとなっているため、仕上がったときに存在感が強いところがデメリットとされているディアウォールのジョイントパーツ。しかし構造も取り付けも簡単なため、初心者の方におすすめのアイテムです。
ラブリコのジョイントパーツ
平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 2×4ジョイント オフホワイト DXO-4
参考価格: 1,100円
ラブリコのジョイントパーツは凹凸状になっているため簡単にジョイントすることができます。仕上がりの邪魔をしないすっきりとしたデザインで、カラーバリエーションが3色あるところや、取り付けが簡単なところが魅力となっています。
ジョイントパーツがあれば簡単にDIYできそうね。どんな作品を作ろうかしら
それでは実際にディアウォールとラブリコを使ったDIYの実例を見ていきましょう。初心者の方でも真似できそうな基本の形から、驚くようなアイデアのDIYまで、「2×4材」には無限の可能性が秘められています。どんな作品を作りたいか、ぜひ想像してみてくださいね。
出典:写真AC