赤ちゃん用の日焼け止めはどうやって選ぶ?気をつけたいポイントも解説

赤ちゃん用の日焼け止めはどうやって選ぶ?気をつけたいポイントも解説

肌の弱い赤ちゃんに使う日焼け止めは、大人よりも肌に優しいものを選ぶ必要があります。しかし、日焼け止めは種類が豊富で、どれを選んだらいいのか迷うことも多いでしょう。この記事では、5つのポイントをふまえて赤ちゃんに優しいおすすめの日焼け止めの選び方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.赤ちゃんにおすすめの日焼け止めは?
  2. 2.赤ちゃんにおすすめの日焼け止めの選び方
  3. 3.赤ちゃんの日焼け止めの塗り方Q&A
  4. 4.日焼け止めを塗って赤ちゃんとお出かけしよう

赤ちゃんにおすすめの日焼け止めは?

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赤ちゃんの肌は大人の半分の厚さしかないため、外部からの刺激を受けやすく、大変乾燥しやすいです。赤ちゃんに使う日焼け止めはUVカットの性能のみだけでなく、肌に優しいかやうるおいにも目を向ける必要があります。また、なんでも口に含んでしまう赤ちゃんだからこそ、成分にもこだわって選びましょう。

赤ちゃんにおすすめの日焼け止めの選び方

選び方①使用月齢

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赤ちゃん用の日焼け止めには、対象月齢が書かれているものが多いです。赤ちゃんを連れて外出できる目安は生後2〜3カ月くらいからですが、家庭の状況によってはその前に外出せざるをえない場合もあります。その場合には、対象月齢を確認して新生児から使える肌に優しいものを選びましょう。

赤ちゃん用と書かれていても、メーカー推奨が6カ月からの日焼け止めもあるから気をつけなくちゃ。

乳児用はSPFやPAが低いものが多いから、帽子やベビーカーの幌を利用したり、日陰を活用したりするなど、日光を浴びない工夫も必要じゃ。

選び方②SPFとPA

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SPFとは、短時間で肌の表皮に近いところに炎症を起こす紫外線B波(UVB)から皮膚を守る度合いを「10〜50+(50以上)」までで数値化したものです。PAとは、肌の深いところに届き、肌のハリを失わせ、シミやしわなどを増やす紫外線A波(UVA)から守る度合いを「+〜++++」で示したものです。

外出の種類別SPFとPAの目安

日焼け止めを使うシーン SPF PA
散歩や買い物などの日常生活 〜20 〜++
公園遊びやレジャーなどの数時間のお出かけ 10〜30 ++〜+++
炎天下のレジャーや海水浴などのお出かけ 30〜50+ ++〜++++

環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」

度数が高くなると、お風呂で落としづらいなど肌への負担がかかる場合があります。シーンにあわせた紫外線対策をしましょう。

選び方③安全性

フリー写真素材ぱくたそ

日焼け止めには、紫外線を防止する薬剤やそれを溶かす溶剤、香料などの添加物が含まれています。乳児期は肌が薄いだけでなく、手や足を口に入れる可能性があるため、天然由来のもので余分な添加物が入っていないものがおすすめです。

赤ちゃんにおすすめの日焼け止めの表示

ノンケミカル 紫外線吸収剤の代わりに紫外線散乱剤を含んでいるもの。紫外線散乱剤が肌をカバーし、紫外線が直接肌に触れる前に跳ね返すのため、肌にも優しく、乳児や子どもにもおすすめ。
アルコールフリー アルコールやエタノールを含んでいないもの。アルコールは揮発性のため、塗ると肌が乾燥しやすく、敏感肌の人や過敏症の人、子どもは避けたほうがよい。
パラベンフリー パラベンを含まないもの。パラベンは防腐剤の一種で、化粧品の中に入っている水分を長持ちさせる働きを持つ。アレルギーや皮膚炎を起こす人もいるので注意が必要。
界面活性剤フリー 界面活性剤を含まないもの。界面活性剤を入れることで、材料を混ざりやすくしクリーム状や乳液状などにする。敏感肌の人や子どもには刺激が強いものもある。

紫外線吸収剤が入っている日焼け止めって、白くなりづらくて伸びがよいから使いやすいのよね。

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し化学反応で熱などに変えて外へ逃がす物質じゃ。化学反応や熱が原因で、敏感肌の人や子どもは肌トラブルになることがあるぞい。

選び方④日焼け止めのタイプ

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日焼け止めのタイプは、おもに5つあります。タイプによって、触り心地だけでなく、保湿力や使い勝手も変わってきます。新生児には保湿力の高いもの、動くようになった子どもにはサッと塗れるものなど、使いやすく、肌質にあわせたタイプを選ぶとよいでしょう。​​​​​​

ローションタイプ 化粧水のように肌になじみやすいのが特徴。SPFやPAが低いものが多く、肌に優しいものが多い。短時間向け。液垂れしやすく落ちやすい一面も。
ジェルタイプ 透明で伸びがよく、塗った後はサラッとした感触になるものが多い。透明にするために紫外線吸収剤を使っているものもある。
乳液タイプ 肌へのなじみがよくて、全身にも塗りやすいタイプ。クリームに比べると劣るが保湿性もあるため、乾燥しやすい人や化粧下地にもおすすめ。
クリームタイプ 伸びが悪い一面はあるものの、保湿力ではトップクラス。崩れにくく、耐水タイプもある。落ちづらく、クレンジング剤が必要になることも。
スプレータイプ スプレーで霧状に噴射できるタイプ。広範囲に塗るには便利だが、手で塗り込む必要がある。吸い込みやすいので乳児や子どもには不向き。

選び方⑤落し方

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日焼け止めの落とし方にも注意が必要です。日焼け止めの中には、水や汗で落ちづらい工夫がされ、通常の乳児用ボディソープでは落とせないものがあります。クレンジング剤を使ったり、ゴシゴシと力を入れて洗ったりして落とす必要があるため、子どもの肌には負担が大きく、肌トラブルを起こしかねません。水や石けんで落としやすいものなら、赤ちゃんにも安心して使えますよ。

日焼け止めが落ちないときはクレンジング剤を使うといいんだけど…赤ちゃんには不安だわ。

そんなときは、ベビーオイルを日焼け止めとなじませてから、石けんで洗い流すと肌を傷めづらいぞ。

選び方⑥オーガニック

Photo bystevepb

化学肥料や農薬を使わずに栽培された天然素材を使ったオーガニックな日焼け止めは、化学薬品の影響を受けず、肌に優しいとされています。日本ではオーガニックの認証機関が少ないですが、海外にはさまざまなオーガニック認証機関があり、厳しい審査基準を設けています。オーガニックの日焼け止めを選ぶなら、認証済みのものがより安心です。

主なオーガニック認証機関

 

日本 JOCO
ECOFIT(エコフィット)
アメリカ USDA(アメリカ農務省)
EU NaTrue(ネイトゥルー)
ドイツ BDIH
demeter(デメター)
ecocontrol(エココントロール)
neuform(ノイフォルム)
フランス ECOCERT(エコサート)
ecobio(エコビオ)
イギリス SoilAssociation(ソイルアソシエーション)
イタリア SoCert(ソサート)
AIAB(アイアブ)
オーストラリア ACO

日焼け止めによってはオーガニックと明記してあっても、オーガニック成分が少ないものがあるから、認定マークがあると安心ね。

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赤ちゃんの日焼け止めの塗り方Q&A

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