はじめに
安いビニール傘ではなく、しっかりした傘を使いませんか。傘にお金をかけてられないと思うかもしれませんが、なんとなくの間に合わせで選んだ傘よりも丈夫で長持ちします。とはいえ、強風でせっかく買っても壊れてしまうのも嫌ですよね。今回は強風や台風でも壊れにくい丈夫な傘ををご紹介します。
近年の台風と気象
近年の気象は非常に不安定になっており、台風の勢力や進路などもいつもは来ないような場所にも上陸することも増えています。仕事でも自宅待機やリモートワークなどができればよいのですが、ちょっとした強風程度なら出勤しなければいけない会社もあります。だけど帰りには土砂降りで風もある…。そうなった場合は傘を買ったり、持ってきた傘をさしたりすることになります。
なぜ傘は強風で壊れるのか
なぜ傘は強風で壊れてしまうのでしょう。持つ角度や高さをいろいろ変えてみても、風で煽られてしまいます。一方から吹く風なら何とか耐えられても、荒れた天気の日はそうもいきません。値段の安いコンビニのビニール傘なら簡単に折れてボロボロになってしまいます。そうでない傘でも折れることもありますよね。傘をさすときに風に耐えられる角度は75度と言われています。数字で言ってもピンときませんが、そのくらいの角度でさすとある程度の強風には耐えることができますよ。
傘の選び方
ビニール傘ではなくしっかりした傘を選んでみましょう。間に合わせの傘を何本も買った結果、デパートで売られている高級な傘と変わらない金額になっていたということも少なくありません。選び方のポイントは素材、大きさ、デザインの3つです。シーンに合わせて折り畳み傘も持っていると便利ですよ。サイズに迷ったら65cmがメンズ、レディースともに万能と言われていますのでこのサイズを基準に選んでみましょう。
風に強い傘とは
最近よく増えている風に強い傘は、ゲリラ豪雨や強風にも耐えられる機能的な傘です。少し前はちょっと重くて持ち運びに不便だったのですが、丈夫で軽い傘というのも増えてきています。種類がいくつかあるので見てみましょう。
風に強い傘の種類
風に強い傘は大きく分けて4つです。耐久性もあり、折れない、壊れにくいという傘かなと思いきや、どうやらそれだけではないようです。あえてそうすることによって安全に傘を使えるという考えが作った側にあるようですよ。
骨組みが多い
普通の傘の骨組みは8本ですが、骨組みを増やして壊れにくくしています。そもそも傘の骨組みが8本なのは昔イギリスでできた傘が8本でそれが定着したから。それ以上多くすると重たくなるので骨組みの多い傘というのは出てこなかったのですが、技術が進歩したことで骨組みが多くても比較的軽い、丈夫な傘が作れるようになりました。見た目も美しく、日本の和傘に似ていることから和装のときにもしっくりと馴染みます。
あえて折れるか反り返る
強風になると骨組みが風の抵抗に耐えられなくなって傘が反対方向に反り返ってしまう、折れてしまうという現象をあえて生かしてできた傘です。別に壊れているのではありませんよ。わざと折れたり反り返ったりして、風の抵抗を逃がすことができる耐久性のある傘です。使い終わったら簡単に元に戻すことができます。安全面を重視した傘と言えるでしょう。
耐風骨が使われている
一見ごく普通の傘のように見えるのですが、グラスファイバーと言うしなやかな素材を骨組みに使うことで風に強く、台風でも折れない傘になっています。反り返っても丈夫ですぐに元に戻すことができます。この形は重さも軽いので大きいサイズでも持ち運びが億劫と言うこともありません。コンビニでは買えませんがビニール傘にも使われていますので、傘をさしていても視界が遮られたくないときはそちらがおすすめです。
スリットが入っている
ちょっと少数派の傘です。スリットが入っているので風を通すことができ、向かい風でも重く感じることがありません。これなら多少大きい傘でもてがはなれることなく持っていられるのではないでしょうか。スリットが入っているなら雨も入ってきてしまうのではと思うのですが、布の部分が二重構造になっていて、ちゃんと傘の機能を果たしていますよ。