自家製パンチェッタの食べ方
自家製パンチェッタの食べ方の注意点
手作りのパンチェッタを食べるさいに注意していただきたいポイントがあります。すぐにでも食べたくなりますが、いくつかのルールを守って自家製パンチェッタを食べましょう。
必ず加熱する
自家製パンチェッタはあくまでも手作りですので、市販品のように厳格な衛生管理とは違います。調理道具の使い方や冷蔵庫の環境よっては雑菌が付きやすく、4℃以下の低温や食塩濃度が12%以下でも増殖できるリステリア菌が増殖しかねません。リステリア菌は自然環境に存在している細菌なので特別神経質になることはないですが、自家製パンチェッタを料理に使うときは必ず加熱しましょう。
欧米では、ナチュラルチーズなどの乳製品、生ハムなどの食肉加工品、スモークサーモンなどの魚介類加工品、コールスローなどのサラダなどでリステリアによる集団食中毒が発生しています。また、国内では、乳製品、食肉加工品や魚介類加工品などから、とても菌数は少ないですが、リステリアが検出されています。
早目に食べきる
この自家製パンチェッタの作り方は塩分が3%と少なく、熟成期間も短いので市販のハムなどとは違い賞味期限は短くなります。サラダのトッピングにしたり、おつまみとして焼いたりするなど、加熱してできるだけ早目に食べるようにしましょう。1~2回で食べきれないときは、ジップロックや密閉容器に小分けにして1ヶ月程度で食べきりましょう。
食べ方①シンプルに焼く
パンチェッタは塩味と熟成された味わいがワインやビールのおつまみに最高です!もちろんパンチェッタと野菜を一緒に焼いてご飯のおかずにしても止まらない美味しさです。パンチェッタを使ったレシピの中でも、シンプルに焼いて旨味を味わう食べ方がおすすめです。
食べ方②ピザにトッピング
カリカリに焼いた自家製パンチェッタを、いつもの冷凍ピザにトッピングすることでイタリアンのお店で味わうような美味しいピザに変身します。塩からく感じるときは半熟玉子をのせてマイルドな味付けにする食べ方もおすすめです。熱々をフーフーしながら頬張るピザは本格的なピザにもひけを取りません。
食べ方③アマトリチャーナ
イタリアの伝統のパスタ料理アマトリチャーナ。日本ではあまりなじみのない名前ですが、レシピはいたって簡単です。オリーブオイルとニンニク、自家製パンチェッタ、玉ねぎ、トマト(トマト缶でも可)を炒め、あげぎわにさっとパスタと絡めるだけです。パンチェッタの塩味とイノシン酸、トマトの旨味成分のグルタミン酸がシンプルながら味わい深いパスタに仕上がります。
アマトリチャーナの作り方をご紹介
- パスタを茹で始める
- 短冊状に切ったパンチェッタをオリーブオイルでカリカリに炒める
- みじん切りにした玉ねぎ1/2とニンニク一かけを入れて炒める
- ニンニクの香りがしてきたら大さじ1の白ワインを入れる
- トマト缶を全量入れる
- パルメザンチーズを大さじ5杯いれる
- 別に茹でていたパスタをさっと絡める
- ここで塩味が足りないようだったらパスタのゆで汁を大さじ1/2くらいずつ味見をしながら入れる
食べ方④スープなどに入れる
パンチェッタの魅力は豚肉から出る旨味成分のイノシン酸がお料理を1ランクも2ランクも格上げしてくれることです。パンチェッタを使ったレシピの中で、一番シンプルに旨味を味わえるのがスープで、塩だけでも十分に美味しくなるのでぜひ試してみてください。
まとめ
自家製パンチェッタはベーコンのように燻製にする手間がないので、マンション住まいの人でも作りやすい料理です。お酒のおつまみとしても、献立の一品としての食べ方もできる便利な食材です。作ったことのない人もぜひレパートリーに加えててはいかがでしょうか。食べるさいには必ずじっくりと火をとおすことをお忘れなく。
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出典:写真AC