エンプティカロリーとは?
エンプティカロリーという言葉を聞いたことはありますか?エンプティカロリーとは熱量はあるけれど、栄養素がからっぽの炭水化物や脂質、アルコールなどのことをいいます。つまり、体の熱量になる以外はたくわえることになるものたちです。エンプティカロリーの食品や飲料は少量の摂取はよいのですが食べすぎ飲みすぎはおすすめできません。
エンプティカロリーは太らない?
エンプティカロリーを直訳して、カロリーがからっぽ、つまり熱量がない食品のことをさしていると思っている方がいるようですが、それは大きなまちがいです。また、栄養がないのだからいくら食べても太らないと思ってる方、それも大きなまちがいです。それを次に詳しく説明していきます。
エンプティカロリーは脂肪燃焼をさまたげる
最初にも書いたとおり、エンプティカロリーは栄養素のない、ほとんど熱量そのものです。体についた脂肪は有酸素運動などで消費されますが、エンプティカロリーをとることで、その熱量から消費されていくことになり、脂肪燃焼が後回しになってしまうのです。つまり、エンプティカロリーが脂肪燃焼をさまたげるということです。
エンプティカロリーフードとは?
では、エンプティカロリーフードとされる食品や飲料とはなにを指すのでしょうか。代表的なのはハンバーガーなどのファストフードやスナック菓子、ケーキなどのスイーツ、ビールなどのアルコール飲料、炭酸飲料などです。つい食べ飲みしてしまう美味しそうなものばかりです。食べてもいいのです。ただし、もしも食べるときはなるべくいっしょに別の炭水化物やカルシウム、ビタミンなどバランスを考えたメニューを一緒にとりましょう。
お酒もエンプティカロリー?
お酒はほとんど糖質であり、その他の栄養を含みません。これもまた熱量そのものです。熱として分解されやすいものの血流はよくなるため吸収もよくなり、飲み過ぎれば体にたまります。栄養は少ないものの熱量はあるのでお酒はエンプティカロリーの代表ともいえます。なかでもビールや日本酒はカロリーも高めですので気をつけて飲みたいところです。
熱になりやすいお酒は太らない?
アルコールは熱量になりやすいので少量のお酒を飲むことは全く問題ありません。けれども、たくさんのアルコールを飲んだりいっしょにおつまみなどのフードを食べたりする方は気をつけた方がよいでしょう。お酒にもおつまみにも糖質はあります。糖質はとればとるほど分解しきれない場合、体に残ってしまいます。おつまみにスナック菓子などを選んだ場合、アルコールで血流もよくなっているので、糖質の吸収もよくなってしまい太る原因になります。
お酒を飲んでも太らないためには?
お酒を飲んでおつまみも美味しく食べたあとけど太りたくない!そんな場合どうすればよいのでしょう。ぜひみなさんも次に挙げる3つのことに気をつけて楽しく健康にお酒をたしなみましょう。
①飲みすぎない
どんなものも過剰摂取はよくありません。アルコールはエンプティカロリーであることを正しく理解して少量に抑え、飲みすぎを抑制しましょう。
②いっしょに水を飲む
お酒を飲んでいるときにいっしょに水を飲むことで、体内のアルコール濃度をコントロールできますし、アルコールを流して体への蓄積を減らすことができます。水を飲むことで飲む量も削減できますので一石二鳥です。
③おつまみを選ぶ
おつまみはカロリーのないもの、エネルギーに変換されない食べ物をえらびましょう。野菜、大豆、漬物などの発酵食品など栄養バランスを考えたメニューにすることが大切です。
まとめ
エンプティカロリーとはダイエットの敵!おわかりになりましたでしょうか?つきあい方を心得ればお酒も食事も楽しめます。栄養バランスを考えて、エンプティカロリーはほどほどに健康で太らない食生活を手に入れましょう。
出典:Pixabay