ガパオライスとは
タイの伝統料理である、ガパオライス。昨今では日本国内にも浸透してきており、タイ料理の専門店などで日本人の味覚に合わせたガパオライスも提供されています。主食であるご飯の上に炒めたお肉と野菜をかけて食べるガパオライスは、女性からの人気も根強い一品です。ではまず、ガパオライスの“ガパオ”の意味や本場タイでの注文方法、タイでガパオライスがどのようなものとして浸透しているかをご紹介します。
ガパオライスの“ガパオ”の意味
ガパオライスの名前にも含まれている“ガパオ”は、この料理での大きな注目点であり特徴です。ガパオライスの“ガパオ”とは、ハーブの名前です。タイ料理の特徴の一つとして、料理に合ったさまざまな種類のハーブをそえる傾向があります。ガパオもその文化的な特徴に沿って、ハーブであるガパオを添えているのです。
ホーリーバジルやトュルシーやカミメボウキはガパオの別名
ガパオには、国によっていろいろな呼び名がついています。
- ホーリーバジル…英名
- トュルシー…インド名
- カミメボウキ…和名
タイでのガパオライスの注文方法
日本ではガパオライスという名前で広まっていても、本場タイでは違う名前で呼ばれています。タイ料理の名前の特徴は、料理に使用されている食材をどのように調理されているかで名前が決まっているのです。よって、日本で流通しているガパオライスは、タイでは「カウ(主食のごはん) パッ(炒めた) ガパオ(ハーブ) ガイ(鶏肉)」となります。
「ガパオライス」と注文しても伝わらない可能性
先ほど紹介したように、タイでは調理方法や食材が料理名を意味しているため、タイで「ガパオライス」といっても驚かれてしまいます。タイの方からすれば、「ガパオライス」というと「ハーブごはん」という意味で受け取られてしまう可能性もあるのです。本場のタイのお店でお料理を注文する際は、事前に少し勉強しておきましょう。
ガパオライスはタイの伝統的な料理
ガパオライスは、タイの伝統的な料理の一つです。それと同時に、タイの方々には身近でなじみ深い料理ともいえます。本場タイでは、ガパオライスのお肉は鶏肉に限らず、牛肉や魚で調理することもあります。使用している野菜も各家庭やお店で異なるため、タイの文化的な料理であると同時に、それぞれの家族の文化も込められています。
ガパオライスの材料
ガパオライスを作るにあたり、まず材料を把握しましょう。タイでは身近にある食材でガパオライスが作られているけれど、日本の家庭でもそろえることができるのかチェックしてみましょう。もしも揃えられなかったときや日本人向けの味のアレンジについても紹介と説明をしているので、ぜひご参考にしてみてください。
タイで作られるガパオライスの材料一覧
ガパオライスには、以下のような材料が含まれています。
- ごはん
- お肉(鶏肉や牛肉)または魚
- ガパオ
- 玉ねぎ
- ピーマン
- バジル(ガパオ)
- ニンニク
タイ独特の材料が手に入らなくても大丈夫!
タイの伝統料理であるガパオライスを作るのであれば、タイ本場の味にこだわったものにしたいと思う方もいるのではないでしょうか?でもガパオやナンプラーはなかなか日本人としては手が出しにくい食材や調味料で、中でもナンプラーの使い用途に困ると感じる方もたくさんいます。本格的な味付けを楽しみたいのあれば、ネットやスーパーで販売されているガパオライスの素を使用してみるのもすすめです。味付を参考にして、ガパオライス作りに活かしましょう。
日本人向けの味付けに変更してもOK
ナンプラーやガパオは、日本人になじみ深いものとはいいにくいものです。ハーブやナンプラーの、独特の風味が苦手という方もいるでしょう。そういった場合は、各家庭で具材や味付けをアレンジしてもOKです。ガパオライスはタイでは家庭料理として親しまれており、日本でいうところのカレーやチャーハンのような存在です。使用している材料や味付を日本人向けに変更しても、問題ありません。
次のページからは、ガパオライスの作り方と食べ方を紹介します!