おせち料理の意味とは?定番メニュー4種類の意味・由来・作り方を紹介!

おせち料理の意味とは?定番メニュー4種類の意味・由来・作り方を紹介!

お正月が近くなってきておせちの予約を検討している方も多くなっているかと思います。中身の種類が多く、一の重、二の重三の重とそれぞれに入れる意味もちゃんとあります。基本のメニューとそこに入れる意味を覚えると買って詰めても本格的なおせちができあがりますよ。

記事の目次

  1. 1.おせち料理とは
  2. 2.おせちの中身と意味
  3. 3.基本のおせちの作り方4種
  4. 4.おせちに使う重箱の意味
  5. 5.おせちを作るポイント
  6. 6.まとめ

おせち料理とは

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お正月近くになるとスーパーや百貨店などで予約が始まるおせち料理ですが、自宅で作っているという方も多くいますよね。中身の品数も多くて近年では作るのも大変だから、おせち自体を食べなかったりでき合いの食材を買ってきて重箱ではなくお皿に盛り付けたりの家もあります。おせち料理はどうしておせちというのか知っていますか?教えられる人も減ってきているからこそおせちの由来も知っていきましょう。

おせちの意味とは

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おせちとは御節供という言葉の略です。おせちくと読むのですが古くは中国の五節供の行事に由来します。古くは弥生時代からすでに日本に伝わっていたとされています。奈良時代になると朝廷内で節会として行われていました。これが庶民にも伝わり御節供を行うようになったと言われています。

元々は各五節句に食べられていた

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おせちは現在でこそお正月といえば!という感じの食事ですが、元々は五節句に食べられていました。現在でいうところのお正月、桃の節句、端午の節句、七夕、それからあまり知られていませんが9月9日にも節句があり、菊の節句と言われています。五節句は明治時代に廃止されましたが、今でも年中行事として行われていますよね。お正月は五節句のうちでも一年の始まりの特別な日なので現在でもおせちが食べられているというわけです。

重箱のおせちは江戸後期から明治にかけて

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おせちといえば重箱というイメージが強いですが、この形が始まったのは江戸後期から明治にかけてです。それより前は本膳料理でお膳に煮物やかまぼこ、黒豆を盛り付け、並べて食べていました。重箱に入れるやり方が確立したのは第二次世界大戦以降といわれています。デパートがおせち料理を重箱に詰めて販売したのが定着したようです。おせちは作るものと言う方、重箱に詰めて確立させたのはデパートだったのですね。御節がおせちと表記されるようになったのもこの頃です。

おせちの中身と意味

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品数豊富でいくらや数の子、黒豆、なるとなど普段使わない食材も多いおせちの中身ですが、入れるものの基本の種類は言えますか。いろいろなお店が色とりどりのおせちを販売していますが、地方によって少しづつ作り方は違うものの、基本的な食材のメニューはほとんど変わることはありません。入れるものは全て縁起のある食材です。せっかくですから覚えてみましょう。

おせちの基本の種類

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おせちに入れるものは地方によって異なりますが、四つの構成でなりたちます。祝い肴三種、焼き肴、酢の物、煮物です。お雑煮はよく地方によってまったく違うといわれていますが、おせちも同じです。別の地方から引っ越してきて作ってみたら入っているものが全く違ったということがないように、周囲に聞いてみるなどの準備が必要です。

祝い肴と口取り

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祝い肴はおせちと聞くと黒豆や伊達巻、紅白かまぼこなど、大抵の人が想像しやすいものが多いです。口取りとはいわゆるお酒の肴の意味。かまぼこやきんとんなどを指します。お店にずらりと出来合いのものが並び、おせちは食べないという方でも一つか二つ買って普通の食事のメニューに加えるだけで華やかな気分になりますよ。

黒豆 まめに暮らせるように
数の子 子孫繁栄
田作り 五穀豊穣 昔は小魚を畑の肥料に使ったことから
たたきごぼう まっすぐ根をはる
紅白かまぼこ 紅はめでたさ、白は清浄
伊達巻 文化の発展、学業成就
栗きんとん 豊かな一年。金団と書くことから
おたふく豆 阿多福と書き、福を招くことを祈って

焼き肴

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焼き肴は読んでそのまま、焼いた魚のことです。関西では睨み鯛という三が日まで手をつけない尾頭付きの焼き鯛を入れる風習があります。また最近ではうなぎがおせちに入っていることもあります。うなぎは最近では高級だからお正月くらい…という意味かと思いきや、うなぎのぼりという意味にあやかっています。

ぶり 出世 出世魚であることから
めでたいという語呂合わせ
海老 長寿
うなぎ うなぎのぼりにあやかって

酢の物

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おせち料理は保存を聞かせるために味付けは濃いめ。そこにさっぱりとした味を添えてくれる酢の物。紅白なますや紅白のかぶを菊の形に飾り切りした菊花かぶという酢の物もあります。

菊花かぶ 菊は不老長寿や邪気払いを意味することから
チョロギ 長寿。黒豆にそえて豆に働くために健康を願います
紅白なます 平和、根をはるように、水引のイメージ
酢蓮 見通しがよくなるように

煮物

Photo by Hirotaka Nakajima (nunnun)

最後は煮物。昆布巻きや花蓮根などが代表的です。おせちの煮物は基本は煮しめ。しっかり味を染み込ませていくと保存がきき、汁が他の中身に移ってしまったということが防げます。また、根菜と一緒に煮ることが多いことから煮物そのものに家庭円満の意味が込められています。

昆布巻き 子孫繁栄や養老昆布(よろこぶ)で不老長寿
花蓮根 将来の見通しが良くなるように
陣笠しいたけ 武家社会の名残から健康、元気という意味
楯豆腐 邪気から身を守る
手綱こんにゃく 身を引き締める、縁結び
くわい 出世を願って。大きな芽が出ることから
矢羽蓮根 縁起物の破魔矢がモチーフ
八つ頭 里芋のこと。子孫繁栄
たけのこ 子供の成長、出世
金柑 運を重ねる。んは運に通じるので
梅花人参 梅が縁起物であることから。花が咲くと必ず実を結ぶため

その他にも意味のあるものがある

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ここまでが伝統的におせちに入る基本の中身です。結構種類がありますが、近年ではこれ以外にもちょっと豪華なものが入っていたりしますよね。たとえばいくら。本来おせちというのは慎ましい食事でしたが、いくらは昔から高級品です。しかし、あの赤い色はおめでたく感じますし、数の子と同じように子孫繁栄の意味にもつながります。また丸くて角がないこともあり、家族円満も意味します。

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他にもなるとなども紅白で縁起がよく、お正月用として真ん中に寿と赤く書かれたものがあります。もともとおせちは煮しめですから、たしかに現在の食事と比べると質素な感じがします。伝統的な具材ではないからとあまり頑固にならず、好きなものも入れてみましょう。

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基本のおせちの作り方4種

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