風水的によいとされる玄関の色・配色は？参考になる実例もご紹介！

玄関は、毎日を過ごす家の中で、外から入ってくる厄を部屋の中に入れないよう落とす神聖な場所です。そのため、風水を玄関に取り入れることは、より幸運を家の中へ呼び寄せるという効果が高まり、毎日の生活を安全に幸せ暮らすための方法のひとつともいえます。

古い中国の言い伝えともいわれる風水において、神聖な玄関における運気は、家の中心からみてどの方角の向きに位置するかによって異なります。また、方角の向きに合わせた色・配色や、インテリアによってもさらなる運気向上につながります。今回は、風水的に運気アップが期待できる玄関の配色を、方角などの実例も含めてご紹介していきます。

風水で運気アップするには、玄関を清潔に維持することが不可欠です。玄関の掃除をしなかったり、不必要な履物や道具が散乱したり、せっかくの呼び寄せたよい運気も逃げてしまうことになります。幸運を呼び込む準備として、常に心がけておきましょう。

北の方角は「水」を意味します。外から入ってこようとする悪い気を洗い流すという効果が期待できます。「火」を意味する赤や、同じ「水」を意味する青や黒などの暗い配色は相性が悪いため避けましょう。

北向き玄関は「水」と相性のよい、淡いベージュやアイボリー・クリーム色・黄色・ピンク色の配色がおすすめです。少し冷たさの感じる北玄関のインテリアとしては、雑貨や置物・花・玄関マットなどを利用して、優しく柔らかい配色で空間を造ると雰囲気も運気も上がるでしょう。

東の方角は「木」を意味します。木のように若々しい成長や発展の効果が期待できます。お金を意味する金色や原色の黄色、朽ちた木を連想する濃い茶色や黒の配色は木の持つ成長の力と相性が悪いため避けましょう。

東向き玄関は「木」と相性のよい、水の色である青や若々しい黄緑、柔らかいベージュやアイボリーの配色がおすすめです。家の成長や発展に効果のある東玄関のインテリアは、観葉植物・鉢植えや花を飾るなど、自然なエネルギーを取り入れるとさらに効果が期待できます。

南の方角は「火」を意味します。外から入ろうとする悪い気を火で燃やすという力があります。火を消す作用のある青や、黒や灰色などの暗い色、火の力を強めすぎて運気を燃やし尽くしてしまう赤や黄色の配色はおすすめしません。

南向き玄関は「火」と相性のよい、木の意味を持つ緑や黄緑、ホワイトや柔らかいベージュの配色がおすすめです。絶えず火を燃やすために必要な木の要素がある観葉植物・鉢植えや、布製のインテリアがおすすめです。

西の方角は「金」を意味します。家内繁盛や金運に大きく効果のある方角です。黒や灰色などは金がさびれてしまうことを連想させ、赤は火の力で金を溶かしてしまうとも連想させるため、黒や灰色・赤の配色はおすすめしません。

西向き玄関は「金」の運気を向上させる「水」の気と相性がよく、水色や青を組み合わせてもよいでしょう。また、金運をさらにアップさせるために、金色や黄色・ピンクなどの雑貨や置物などを置くとさらなる効果が期待できます。

観葉植物は、おしゃれな鉢植えや多様な種類で育てられるため、インテリアに欠かせないアイテムとして人気です。風水的にも、悪い運気をよい運気に反転させるという効果があり、風水のアイテムとして玄関でも活用できます。

玄関において、ドライフラワーやブリザーブドフラワー・フェイクグリーンなど、メンテナンスが簡単な植物も人気があります。しかし風水的には、生きている本物の観葉植物・鉢植えや生花を置くことで効果が期待できます。

家の間取りによっては、玄関先の正面に窓やベランダが見えることがありますが、それは外から入ってくる運気がそのまま外へ流れ出てしまう漏財宅といったパターンがあります。その場合、のれんまたはカフェカーテンなどを使用することで、流れ出る運気を留められます。

のれんやカーテンを吊るすことは、運気の出入りや循環を妨げることもあるという流派もあります。玄関からの冷気の予防や、目隠し・匂い防止としても役割があるため、お住まいの間取りや環境に合ったインテリアをおすすめします。

日常的に多く使用する玄関は、風水的にも運気アップの効果が高い場所です。特に賃貸マンションやアパートでは、間取りや内装も決まっているため、置き型の雑貨や植物などで自由に配色を取り入れられます。風水的に効果のある配色を取り入れた玄関で、毎日を幸せに暮らしましょう。