発泡スチロールは何ごみ?
普段生活していると、どうしてもゴミが出てしまうものですが、その中でも頻繁にゴミに出るのが発泡スチロールです。お肉などを買ったときに付いてくる食品トレイや、家電を買った時に付いてくる箱型の大きな緩衝材など、大きさも用途もさまざまで、目にする機会はとても多いものです。しかし、その捨て方が分からないという方も多いでしょう。一体、発泡スチロールはどんなごみとして分類されているのでしょうか。
プラスチック製品ごみ
発泡スチロールは、主に2つの区分に分けられて処分されており、各自治体によって発泡スチロールごみの出し方が異なっています。全国的にみるとプラスチック製品として回収している自治体が多く、その理由として発泡スチロールの原料が「ポリスチレン」というプラスチック成分でできているからということが挙げられます。単純に「プラスチック製品はプラスチック製品ごみとして捨てましょう」ということなのです。
可燃ごみ
もう1つの区分というのが、可燃ごみです。プラスチックである発泡スチロールも、燃えるものとして可燃ごみと区分されていることもあります。自治体の中には、分別区分を最小化してごみ出しの煩わしさをなくしたり、ごみ収集車の台数の関係でひとまとめにして回収していたりということがあります。本来ならば可燃ごみとプラスチックごみを分けたいところですが、実現が難しい自治体もあるのです。
発泡スチロールの捨て方①自治体
それでは、実際に発泡スチロールを処分するときの捨て方や方法について説明していきます。まずは、お住まいの自治体に回収してもらえるかを確認しましょう。ごみの捨て方が書いてある市町村のパンフレットなどをみて、発泡スチロールがどのような区分に分類されているかを確認し、指示どおりに捨てましょう。自治体の回収は無料で捨てることができますので、まずはしっかりチェックしましょう。
発泡スチロールの捨て方②リサイクルボックス
発泡スチロールは、リサイクルボックスで回収してもらうという捨て方もあります。食品トレイなど使用済みの発泡スチロールの引き取りを実施しているお店は多く、店内の入り口付近に回収ボックスが設置されています。自宅での処理に困ったら、買い物ついでに発泡スチロールを持って行きましょう。ごみがリサイクルされる確率も高く、環境にも優しく一石二鳥です。お店によって出し方のルールは異なりますので、注意しましょう。
発泡スチロールの捨て方③市のごみ処理施設
大型の家電や家具などの配送があり、箱型の発泡スチロールや大きなごみが大量に出てしまったという時は、市のごみ処理施設に持ち込むというのもよいでしょう。少し手間がかかりますが、いっぺんにごみを処分したい時にはおすすめです。市町村のホームページで処理施設を確認し、自分でごみを持ち込みます。自治体の回収日に関係なくごみを出すことができますし、中には引き取り無料のところもありますので、まずは電話で問い合わせてみましょう。
発泡スチロールの捨て方④不用品回収業者
ごみが大量出てしまった、箱型のものなど発泡スチロール自体が大きくて回収場所まで持ち込むことができないなどの廃棄に困ってしまったという場合は、不用品の引き取りをおこなっている業者にごみの引き取りをお願いするのがおすすめです。ごみの処理をご自身でおこなう必要がないうえに一気に片付くので、仕事が忙しい方や主婦の方など、時間がない方にもありがたいサービスがあります。インターネットで検索してみるとよいでしょう。